戦国登販登録販売者試験 過去問
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登録販売者 2023年 北海道・東北 問75


問題文

医薬品が原因となる肝機能障害に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 軽度の肝機能障害の場合は自覚症状がなく、健康診断等の血液検査で初めて判明することが多い。 b 黄疸は、ビリルビンが血液中へ排出されず、胆汁中に滞留することにより生じる。 c 医薬品により生じる肝機能障害は、中毒性のものと、アレルギー性のものに大別される。 d 原因と考えられる薬物を漫然と使用し続けると、不可逆的な病変(肝不全)を生じ、死に至ることがある。

選択肢

1:a:誤、b:正、c:誤、d:誤
2:a:正、b:誤、c:正、d:正(正解)
3:a:誤、b:正、c:正、d:誤
4:a:正、b:正、c:誤、d:正
5:a:誤、b:誤、c:正、d:正

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医薬品による肝機能障害【登録販売者解説】

正解の理由

軽度では自覚症状がないことがあり、黄疸はビリルビンが血液中に滞留して起こります。
2が正解です。aは正、bは誤、cは正、dは正です。根拠は『試験問題の作成に関する手引き』第2章「人体の働きと医薬品」の肝機能障害に関する記載です。

解法ステップ

  1. aの「軽度」「自覚症状がなく」「血液検査で初めて判明」に注目します。軽度の肝機能障害についての説明として合っています。
  2. bの「血液中へ排出されず、胆汁中に滞留」を確認します。黄疸では、ビリルビンが胆汁中ではなく、血液中に滞留します。
  3. cの「中毒性」と「アレルギー性」は、医薬品による肝機能障害の分類です。
  4. dは、原因と考えられる医薬品を使い続けた場合の重症化について述べており、手引きの記載と合います。

選択肢別の誤答解説

  • a:正しい記述です。
    軽度の肝機能障害では、自覚症状がないことがあります。そのため、健康診断などの血液検査で初めて分かることが多いとされています。
  • b:誤った記述です。
    ×「ビリルビンが血液中へ排出されず、胆汁中に滞留」→ ○「ビリルビンが胆汁中へ排出されず、血液中に滞留」
    黄疸(おうだん)は、皮膚や白目が黄色くなる状態です。ビリルビンが胆汁中へ排出されず血液中に滞留することで生じます。
  • c:正しい記述です。
    医薬品による肝機能障害は、有効成分やその代謝物が直接肝臓に作用して起こる「中毒性」と、有効成分に対する抗原抗体反応(体が異物と認識して起こす反応)による「アレルギー性」に大別されます。
  • d:正しい記述です。
    原因と考えられる医薬品を漫然と使い続けると、元に戻らない病変である肝不全(かんふぜん)に至り、死に至ることもあります。肝機能障害が疑われた時点で、原因と考えられる医薬品の使用を中止し、医師の診療を受けることが重要とされています。

よくある誤解

  • 胆汁と血液の位置を入れ替える書き換えに注意しましょう。黄疸でビリルビンが滞留するのは、胆汁中ではなく血液中です。
  • 「肝機能障害があれば、必ず自覚症状がある」とは限りません。軽度では症状がなく、検査で分かることがあります。
  • 「薬の副作用による肝機能障害は、すべて同じ仕組み」と考えないようにしましょう。手引きでは、中毒性とアレルギー性に分けています。

補足コラム

血液中で過剰になったビリルビンは、尿中に排出されることがあります。そのため、尿の色が濃くなることも、肝機能障害に伴う変化の一つです。また、主な症状には、全身の倦怠感(けんたいかん)、黄疸、発熱、発疹、皮膚のかゆみ、吐き気などがあります。

FAQ

Q. 肝臓は、医薬品とどのように関係していますか?
A. 肝臓は、多くの医薬品の成分を代謝する働きを担っています。代謝とは、体内で物質が化学的に変化することです。
Q. 黄疸では、皮膚以外にどこが黄色くなりますか?
A. 白目も黄色くなることがあります。

関連キーワード: 肝機能障害、黄疸、ビリルビン、中毒性、アレルギー性、肝不全
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