登録販売者 2023年 奈良・関西広域連合・福井 問58
問題文
感染症の防止及び消毒薬に関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。
a 滅菌は、物質中のすべての微生物を殺滅又は除去することである。
b 消毒薬の効果は、微生物の種類による影響を受けない。
c クレゾール石ケン液は、結核菌を含む一般細菌類、真菌類に対して殺菌消毒作用を示すが、大部分のウイルスに対する殺菌消毒作用はない。
d 次亜塩素酸ナトリウムは、皮膚刺激性が弱く、手指・皮膚の消毒に適している。
選択肢
1:a:誤、b:正、c:正、d:誤
2:a:正、b:誤、c:正、d:誤(正解)
3:a:正、b:正、c:誤、d:正
4:a:正、b:誤、c:誤、d:誤
5:a:誤、b:誤、c:誤、d:誤
🔒 解説は解答すると表示されます
滅菌と消毒薬の作用【登録販売者解説】
正解の理由
滅菌はすべての微生物を対象とし、消毒薬の効果は微生物の種類や使用条件で変わります。
正しい組合せは2です。aは正、bは誤、cは正、dは誤です。根拠は、厚生労働省『試験問題の作成に関する手引き』第3章「主な医薬品とその作用」の消毒薬の項目です。
正しい組合せは2です。aは正、bは誤、cは正、dは誤です。根拠は、厚生労働省『試験問題の作成に関する手引き』第3章「主な医薬品とその作用」の消毒薬の項目です。
解法ステップ
- aの「すべての微生物」に注目します。滅菌の定義と一致するか確認します。
- bの「影響を受けない」は断定です。微生物の種類などによって消毒薬の効果が異なることを思い出します。
- cの「クレゾール石ケン液」と「大部分のウイルス」をセットで確認します。
- dの「皮膚刺激性が弱い」を見ます。次亜塩素酸ナトリウムが人体の消毒に用いられるかも合わせて判断します。
選択肢別の誤答解説
- a 正しいです。 滅菌とは、物質中のすべての微生物を殺滅または除去することです。「すべて」がポイントです。
- b 誤りです。 消毒薬の効果は、微生物の種類や状態などによって異なります。また、消毒薬では十分に効果が得られない微生物もいます。
× 微生物の種類による影響を受けない → ○ 微生物の種類や状態などによって異なる - c 正しいです。 クレゾール石ケン液は、結核菌を含む一般細菌類や真菌類に比較的広い殺菌消毒作用を示します。一方、大部分のウイルスには作用しません。
- d 誤りです。 次亜塩素酸ナトリウムは塩素系殺菌消毒成分です。皮膚刺激性が強いため、通常、人体の消毒には用いられません。
× 皮膚刺激性が弱い → ○ 皮膚刺激性が強い
組合せを照らすと、1はa・b、3はb・c・d、4はc、5はa・cの正誤が実際と異なります。2だけがa正・b誤・c正・d誤の組合せです。
よくある誤解
- 「効果は微生物の種類による影響を受けない」のような、条件を無視する断定に注意しましょう。消毒薬の効果は、微生物の種類だけでなく、濃度や温度、作用させる時間などにも左右されます。
- 「消毒薬」という名前から、どの薬もどの微生物にも効くと思いがちです。クレゾール石ケン液は、大部分のウイルスには作用しない点が問われています。
- 次亜塩素酸ナトリウムはウイルス全般にも作用しますが、人体の皮膚に使えるという意味ではありません。作用の範囲と使用対象を分けて覚えましょう。
補足コラム
次亜塩素酸ナトリウムなどの塩素系殺菌消毒成分は、一般細菌類・真菌類・ウイルス全般に作用します。ただし、皮膚刺激性が強く、通常は人体の消毒には用いません。また、有機物の影響を受けやすいため、対象物を洗浄した後に使用した方が効果的です。
FAQ
Q. 消毒薬の効果は、微生物の種類だけで決まりますか?
A. いいえ。成分の種類や濃度、温度、作用させる時間、消毒対象物の汚れ具合、微生物の状態なども関係します。
A. いいえ。成分の種類や濃度、温度、作用させる時間、消毒対象物の汚れ具合、微生物の状態なども関係します。
関連キーワード: 滅菌、殺菌・消毒、クレゾール石ケン液、次亜塩素酸ナトリウム、塩素系殺菌消毒成分

\ せっかくなら /
登録販売者を
クイズ形式で学習しませんか?
クイズ画面へ遷移する→
すぐに利用可能!
