登録販売者 2023年 奈良・関西広域連合・福井 問65
問題文
血液に関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。
a 血液の粘稠性は、主として血漿の水分量や白血球の量で決まる。
b アルブミンは、血液の浸透圧を保持する働きがある。
c 赤血球は、中央部がくぼんだ円盤状の細胞で、血液全体の約10%を占める。
d リンパ球は、血管壁を通り抜けて組織の中に入り込むと、マクロファージと呼ばれる。
選択肢
1:a:正、b:正、c:誤、d:誤
2:a:正、b:誤、c:正、d:正
3:a:誤、b:正、c:誤、d:誤(正解)
4:a:正、b:誤、c:正、d:誤
5:a:誤、b:誤、c:正、d:正
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血液の成分と働き【登録販売者解説】
正解の理由
血液の粘稠性は血漿の水分量と赤血球量で決まり、アルブミンは浸透圧を保ち、組織でマクロファージになるのは単球です。
正しい組合せは 3 です。記述は a:誤、b:正、c:誤、d:誤 となります。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第2章「人体の働きと医薬品」の血液(血漿・血球)に関する項目です。
解法ステップ
- aは「白血球の量」に注目します。血液の粘稠性(ねんちゅうせい:血液のねばりの程度)を左右する血球は、白血球か赤血球かを確認します。
- bは、アルブミンと「血液の浸透圧を保持する」という働きの組合せを確認します。
- cは、赤血球が血液全体に占める割合に注目します。「約10%」が手引きの数値と一致するかを見ます。
- dは、組織に入り込んでマクロファージと呼ばれる白血球の種類を確認し、選択肢を絞ります。
選択肢別の誤答解説
-
a
×「白血球の量」→ ○「赤血球の量」
血液の粘稠性は、主として血漿の水分量や赤血球の量で決まります。白血球の量ではありません。 -
b
アルブミンには、血液の浸透圧を保持する働きがあります。血漿の成分が血管から組織中に漏れ出るのを防ぐ働きです。 -
c
×「約10%」→ ○「約40%」
赤血球は中央部がくぼんだ円盤状で、血液全体の約40%を占めます。 -
d
×「リンパ球」→ ○「単球」
単球は血管壁を通り抜けて組織に入り、そこでマクロファージ(貪食(どんしょく)細胞)と呼ばれます。リンパ球は免疫に関わる白血球ですが、組織でマクロファージになる細胞ではありません。
組合せの照合
- 選択肢1は、aを正としている点が正しい組合せと異なります。
- 選択肢2は、a・b・c・dのすべてが正しい組合せと異なります。
- 選択肢4は、a・b・cが正しい組合せと異なります。
- 選択肢5は、aは一致しますが、b・c・dが正しい組合せと異なります。
よくある誤解
- 「血球の量」とだけ覚え、赤血球と白血球を取り違えることがあります。粘稠性に関わるのは、主として赤血球の量です。
- 赤血球の形が正しいため、割合も正しいと思い込むことがあります。形の説明と「約40%」という割合は、分けて確認しましょう。
- 「リンパ球」と「単球」はどちらも白血球ですが、働きや組織での呼び名が異なります。マクロファージになるのは単球です。
補足コラム
白血球は種類ごとに割合や働きが異なります。手引きでは、好中球は白血球の約60%、リンパ球は約3分の1、単球は約5%とされています。特に、単球が組織に入るとマクロファージと呼ばれる点は、用語を入れ替えた問題に注意しましょう。
FAQ
Q. 血漿と血清はどう違いますか?
A. 血漿からフィブリノゲン(血液を固める反応に関わるタンパク質)が除かれたものが血清です。
A. 血漿からフィブリノゲン(血液を固める反応に関わるタンパク質)が除かれたものが血清です。
関連キーワード: 血漿、アルブミン、赤血球、白血球、単球、マクロファージ

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