登録販売者 2023年 奈良・関西広域連合・福井 問66
問題文
目に関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。
a 眼瞼(まぶた)は、物理的・化学的刺激から目を防護するために、皮下組織が多く厚くできていて、内出血や裂傷を生じにくい。
b 角膜と水晶体の間は、組織液(房水)で満たされ、眼圧を生じさせている。
c 雪眼炎は、赤外線に眼球が長時間曝されることにより、角膜の上皮が損傷を起こした状態である。
d 視細胞が光を感じる反応にはビタミンDが不可欠であるため、ビタミンDが不足すると夜間の視力が低下する夜盲症を生じる。
選択肢
1:a:正、b:正、c:誤、d:誤
2:a:正、b:誤、c:正、d:正
3:a:誤、b:正、c:誤、d:誤(正解)
4:a:正、b:誤、c:正、d:誤
5:a:誤、b:誤、c:正、d:正
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眼の構造と視覚【登録販売者解説】
正解の理由
ひと言まとめ:眼瞼は薄く、房水は眼圧を生じさせ、雪眼炎は紫外線、夜盲症はビタミンAと関連します。
正しい組合せは3です。aは誤、bは正、cは誤、dは誤です。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第2章「人体の働きと医薬品」の眼の構造・視覚に関する項目です。
解法ステップ
- 「眼瞼」と「皮下組織が多く厚い」を照らします。眼瞼はまばたきしやすいよう、皮下組織が少なく薄くできています。
- 「角膜と水晶体の間」と「房水」に注目します。この部分は房水で満たされ、眼圧を生じさせます。
- 雪眼炎の原因である「赤外線」と、夜盲症に関わる「ビタミンD」を確認します。どちらも誤りです。
- 正誤の組合せが a誤・b正・c誤・d誤となるのは3です。選択肢1はa、選択肢2はa・b・c・d、選択肢4はa・b・c、選択肢5はb・c・dの正誤が合いません。
選択肢別の誤答解説
-
a 誤り
×「皮下組織が多く厚く」→ ○「皮下組織が少なく薄く」
眼瞼(がんけん)は、まばたきしやすいように薄くできています。そのため、内出血や裂傷を生じやすい部位です。 -
b 正しい
角膜(かくまく)と水晶体(すいしょうたい)の間は、房水(ぼうすい)で満たされています。房水は眼内に一定の圧である眼圧を生じさせます。 -
c 誤り
×「赤外線」→ ○「紫外線」
雪眼炎(せつがんえん)は、紫外線に曝されて角膜の上皮(じょうひ)が損傷した状態です。赤外線と紫外線を取り違えないようにしましょう。 -
d 誤り
×「ビタミンD」→ ○「ビタミンA」
ビタミンAは、視細胞が光を感じる反応に関わり、夜間の視力を保つ働きがあります。不足すると、暗い場所で見えにくくなる夜盲症(やもうしょう)につながります。
よくある誤解
- 「眼瞼は目を守るから厚い」と考える
目を守る役割はありますが、眼瞼はまばたきしやすいように薄くできています。 - 紫外線と赤外線を入れ替える
雪眼炎の記述では、原因となる光線の種類がひっかけになりやすい点です。 - 夜盲症をビタミンDと結び付ける
夜間視力に関わるのはビタミンAです。ビタミンDと混同しないようにしましょう。
補足コラム
眼球内の透明な部分は、位置と名前をセットで整理すると覚えやすくなります。角膜と水晶体の間は房水、水晶体から網膜(もうまく)までの間は硝子体(しょうしたい)で満たされています。光はこれらを通って網膜に届きます。
FAQ
Q. 房水には、眼圧を生じさせる以外の働きもありますか?
A. 角膜や水晶体には血管が通っていないため、房水はそれらに栄養分や酸素を供給します。
A. 角膜や水晶体には血管が通っていないため、房水はそれらに栄養分や酸素を供給します。
Q. ビタミンAは、目の働き以外にも関係しますか?
A. 皮膚や粘膜の機能を正常に保つことにも重要な栄養素です。
A. 皮膚や粘膜の機能を正常に保つことにも重要な栄養素です。
関連キーワード: 眼瞼、房水、眼圧、雪眼炎、紫外線、ビタミンA、夜盲症

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