登録販売者 2024年 北海道・東北 問01
問題文
医薬品の本質に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a 一般用医薬品であっても医療用医薬品と同様に、科学的な根拠に基づく適切な理解や判断によって適正な使用が図られる必要がある。
b 医薬品は生命関連製品で、有用性が認められたものであり、使用には保健衛生上のリスクを伴わない。
c 医薬品は人の疾病の診断や治療に使用されるものであり、人の疾病の予防には使用されない。
d 一般用医薬品は、一般の生活者においては、添付文書や製品表示に記載された内容を見ただけでは、効能効果や副作用等について誤解や認識不足を生じることがある。
選択肢
1:(a、b)
2:(a、d)(正解)
3:(b、c)
4:(c、d)
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医薬品の本質【登録販売者解説】
正解の理由
医薬品は有用性がある一方、保健衛生上のリスクも伴い、適正な使用には正しい理解が必要です。
2の(a、d)が正しい組み合わせです。a・dは正しく、b・cは誤りです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和6年4月一部改訂)」第1章「医薬品の本質」です。
解法ステップ
- bの「リスクを伴わない」に注目します。医薬品の使用には保健衛生上のリスクが伴うため、bは誤りです。
- cの「予防には使用されない」も確認します。手引きには、疾病の予防に使用されることも含まれているため、cは誤りです。
- 残るa・dを確認します。一般用医薬品にも適正使用が必要であり、添付文書や製品表示だけでは誤解が生じることもあるため、a・dは正しいと判断できます。
選択肢別の誤答解説
-
a:正しい
一般用医薬品は、医療用医薬品に比べてリスクが相対的に低いと考えられますが、リスクがないわけではありません。科学的な根拠に基づいて理解し、適正に使用する必要があります。 -
b:誤り
×「保健衛生上のリスクを伴わない」→ ○「保健衛生上のリスクを伴う」
医薬品は有用性が認められた生命関連製品ですが、期待される効果だけでなく、好ましくない反応(副作用)が生じる場合もあります。 -
c:誤り
×「疾病の予防には使用されない」→ ○「疾病の診断、治療若しくは予防に使用される」
医薬品は疾病の予防にも使用されます。また、人の身体の構造や機能に影響を及ぼすことを目的とするものもあります。 -
d:正しい
一般用医薬品は、一般の生活者が自ら選択し、使用するものです。添付文書や製品表示には必要な情報が記載されていますが、それを読むだけでは、効能効果や副作用について誤解したり、十分に理解できなかったりすることがあります。
組み合わせの照合
- 選択肢1(a、b)は、誤りのbを含み、正しいdを含まないため違います。
- 選択肢3(b、c)は、誤りのb・cを含み、正しいa・dを含まないため違います。
- 選択肢4(c、d)は、誤りのcを含み、正しいaを含まないため違います。
よくある誤解
-
「有用性が認められている」から「リスクはない」と考える
有用性とリスクは両立します。医薬品には、効果が期待できる一方で、副作用などのリスクもあります。 -
「一般用医薬品だから、医療用医薬品と違って慎重な使用は不要」と考える
リスクが相対的に低いとされても、適正な使用が必要である点は変わりません。 -
「診断・治療に使うもの」と限定し、「予防」を見落とす
「予防には使用されない」という限定が、誤りを見抜くポイントです。
補足コラム
一般用医薬品の役割には、軽度な疾病に伴う症状の改善だけでなく、科学的・合理的に効果が期待できる場合の疾病に伴う症状発現の予防、健康の維持・増進、健康状態の自己検査などもあります。役割を「症状の改善だけ」と狭く覚えないようにしましょう。
FAQ
添付文書や製品表示に情報があれば、それだけで適正使用につながりますか?
情報が記載されていても、購入者が内容を誤解したり、十分に認識できなかったりする場合があります。そのため、販売等に従事する専門家による情報提供や相談対応も重要です。
情報が記載されていても、購入者が内容を誤解したり、十分に認識できなかったりする場合があります。そのため、販売等に従事する専門家による情報提供や相談対応も重要です。
関連キーワード: 医薬品の本質、生命関連製品、保健衛生上のリスク、適正使用、一般用医薬品、添付文書、製品表示

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