登録販売者 2024年 北海道・東北 問55
問題文
ビタミン主薬製剤に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a ビタミンA主薬製剤は、骨歯の発育不良、くる病の予防に用いられる。
b ビタミンC主薬製剤は、赤血球の形成を助け、また、神経機能を正常に保つために用いられる。
c ビタミンB1主薬製剤は、神経痛、筋肉痛・関節痛などの症状の緩和に用いられる。
d ビタミンE主薬製剤は、末梢血管障害による肩・首すじのこり、手足のしびれ・冷え、しもやけの症状の緩和に用いられる。
選択肢
1:(a、c)
2:(a、d)
3:(b、c)
4:(b、d)
5:(c、d)(正解)
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ビタミン主薬製剤の適応【登録販売者解説】
正解の理由
ビタミンB1は神経痛などの緩和、ビタミンEは末梢血管障害(まっしょうけっかんしょうがい:手足など体の末端の血管の障害)による症状の緩和に用いられます。
正しい組合せは5です。記述は a:誤、b:誤、c:正、d:正 です。根拠は『試験問題の作成に関する手引き(令和6年4月一部改訂)』第3章「主な医薬品とその作用」のビタミン成分の項目です。
解法ステップ
- 「骨歯の発育不良、くる病」とあれば、ビタミンAではなく、骨の形成を助けるビタミンDとの対応を確認します。
- 「赤血球の形成」「神経機能」という組合せは、ビタミンCではなくビタミンB12との対応を見ます。
- 「神経痛、筋肉痛・関節痛」はビタミンB1、「末梢血管障害による冷え・しびれ」はビタミンEの適応です。
- 正しい記述を組み合わせると(c、d)となるため、該当する5に絞れます。
選択肢別の誤答解説
-
a:誤り
× ビタミンA主薬製剤 → ○ ビタミンD主薬製剤
骨歯の発育不良やくる病の予防は、ビタミンD主薬製剤の効能です。ビタミンDはカルシウムの吸収を促し、骨の形成を助けます。 -
b:誤り
× ビタミンC主薬製剤 → ○ ビタミンB12
赤血球(酸素を運ぶ血液中の細胞)の形成を助け、神経機能を正常に保つために重要なのは、ビタミンB12です。問題文は、ビタミンCとビタミンB12の働きを入れ替えています。 -
c:正しい
ビタミンB1主薬製剤は、神経痛、筋肉痛・関節痛、手足のしびれなどの症状の緩和に用いられます。 -
d:正しい
ビタミンE主薬製剤は、末梢血管障害による肩・首すじのこり、手足のしびれ・冷え、しもやけの症状の緩和に用いられます。
組合せの確認
- 1(a、c):cは正しいですが、誤りのaを含み、正しいdを含みません。
- 2(a、d):dは正しいですが、誤りのaを含み、正しいcを含みません。
- 3(b、c):cは正しいですが、誤りのbを含み、正しいdを含みません。
- 4(b、d):dは正しいですが、誤りのbを含み、正しいcを含みません。
- 5(c、d):正しい記述の組合せです。
よくある誤解
- 骨や歯の発育に関する記述を、ビタミンAと結び付けてしまうことがあります。骨の形成を助け、くる病の予防にも用いられるのはビタミンDです。
- 「赤血球の形成」「神経機能」という語句だけを見て、ビタミンCと判断するのは誤りです。この組合せはビタミンB12の特徴です。
補足コラム
ビタミンの特徴は、代表的な働きとセットで整理すると見分けやすくなります。
- ビタミンA:夜間視力や皮膚・粘膜の機能に関係します。
- ビタミンB1:炭水化物からのエネルギー産生や神経の正常な働きに関係します。
- ビタミンB12:赤血球の形成や神経機能に関係します。
- ビタミンC:皮膚・粘膜の健康維持や抗酸化作用に関係します。
- ビタミンD:カルシウムの吸収を促し、骨の形成を助けます。
- ビタミンE:脂質を酸化から守り、血流を改善させる作用があります。
FAQ
ビタミン主薬製剤とは、どのような製剤ですか?
1種類以上のビタミンを主薬とし、そのビタミンの有効性が期待される症状や、ビタミンの補給を目的とする内服薬です。
1種類以上のビタミンを主薬とし、そのビタミンの有効性が期待される症状や、ビタミンの補給を目的とする内服薬です。
関連キーワード: ビタミン主薬製剤、ビタミンB1、ビタミンB12、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE

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