戦国登販登録販売者試験 過去問
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登録販売者 2024年 北海道・東北 問60


問題文

一般用検査薬に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 通常、尿は弱酸性であるが、食事その他の影響で中性~弱アルカリ性に傾くと、尿糖及び尿タンパクの正確な検査結果が得られなくなることがある。 b 妊娠検査薬は、検査結果をもって、妊娠しているか否かを断定することができる。 c 妊娠検査薬は、尿中のヒト絨毛性性腺刺激ホルモン(hCG)の有無を調べるものである。 d 一般用検査薬が高温になる場所に放置されたり、冷蔵庫内に保管されていたりすると、設計どおりの検出感度を発揮できなくなるおそれがある。

選択肢

1:a:正、b:誤、c:誤、d:正
2:a:誤、b:正、c:誤、d:誤
3:a:誤、b:正、c:正、d:正
4:a:正、b:誤、c:正、d:正(正解)
5:a:正、b:正、c:誤、d:誤

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一般用検査薬の検査特性【登録販売者解説】

正解の理由

尿検査の精度は尿の状態や保管方法に左右され、妊娠検査薬は尿中hCGを調べる補助的な検査です。
正しい組合せは4で、aは正、bは誤、cは正、dは正です。根拠は『試験問題の作成に関する手引き(令和6年4月一部改訂)』第3章「主な医薬品とその作用」の一般用検査薬に関する項目です。

解法ステップ

  1. aの「中性~弱アルカリ性に傾くと、正確な結果が得られないことがある」は、尿糖・尿タンパク検査への影響として判断します。
  2. bの「断定することができる」は、検査結果で妊娠を確定できるという断定表現に注目します。
  3. cは、妊娠検査薬が調べる対象として「尿中のhCG」が挙がっているか確認します。
  4. dは、高温の場所や冷蔵庫内での保管が、検出感度に影響するおそれがあるかを見ます。

選択肢別の誤答解説

  • a 正
    通常、尿は弱酸性です。食事などの影響で中性~弱アルカリ性に傾くと、尿糖・尿タンパクの正確な検査結果が得られなくなることがあります。
  • b 誤
    ×「検査結果をもって妊娠しているか否かを断定することができる」→ ○「検査結果をもって直ちに妊娠しているか否かを断定することはできない」
    妊娠検査薬は、妊娠の早期判定を補助する検査です。妊娠の確定には、専門医による問診や超音波検査なども必要です。
  • c 正
    妊娠検査薬は、尿中のヒト絨毛性性腺刺激ホルモン(hCG)の有無を調べます。妊娠検査薬が調べる対象は、妊娠そのものではなく尿中のhCGです。
  • d 正
    一般用検査薬が高温になる場所に置かれたり、冷蔵庫内に保管されたりすると、設計どおりの検出感度を発揮できなくなるおそれがあります。検査薬は、製品に示された保管方法に従うことが大切です。

よくある誤解

  • 「妊娠検査薬で妊娠の有無がわかる」を「妊娠を確定できる」と読み替えてしまう点に注意しましょう。検査結果だけでは断定できません。
  • 尿検査では、検査対象の糖やタンパク質だけでなく、尿の性質も結果に影響することがあります。
  • 「冷蔵庫なら品質を保てる」と決めつけないようにしましょう。一般用検査薬は、冷蔵庫内の保管でも検出感度に影響するおそれがあります。

補足コラム

検査薬では、検体中に対象物質があるのに陰性となる「偽陰性(ぎいんせい)」や、対象物質がないのに陽性となる「偽陽性(ぎようせい)」が起こることがあります。手引きでは、どの検査薬でも偽陰性・偽陽性を完全に排除することは困難とされています。一般用検査薬は専門的な診断に置き換わるものではなく、健康状態を把握して受診につなげるためのものです。

FAQ

妊娠検査薬で、月経予定日より早く陰性になった場合は、妊娠していないと判断できますか?
早い時期は、尿中hCGが検査薬の検出感度に達していない可能性があります。そのため、陰性だけで妊娠していないとは判断できない場合があります。

関連キーワード: 一般用検査薬、尿糖検査、尿タンパク検査、妊娠検査薬、hCG、偽陰性、偽陽性
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