登録販売者 2024年 北海道・東北 問67
問題文
腎臓に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 横隔膜の下、背骨の左右両側に位置する一対の空豆状の臓器である。
b 糸球体の外側を袋状のボウマン嚢が包み込んでおり、これを腎小体という。
c 尿細管では、原尿中のブドウ糖やアミノ酸等の栄養分及び血液の維持に必要な水分や電解質が再吸収される。
d 腎臓には、心臓から拍出される血液の1/5~1/4が流れている。
選択肢
1:a:正、b:誤、c:正、d:正
2:a:正、b:正、c:誤、d:正
3:a:正、b:誤、c:誤、d:誤
4:a:誤、b:正、c:正、d:誤
5:a:正、b:正、c:正、d:正(正解)
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腎臓の構造と働き【登録販売者解説】
正解の理由
腎臓の基本構造は「腎小体+尿細管」、主な働きは血液の濾過と必要成分の再吸収です。
5の組合せが正解です。記述a・b・c・dはすべて正しいです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」の第2章「人体の働きと医薬品」の「腎臓」です。
解法ステップ
- aでは「横隔膜の下」「背骨の左右」「一対の空豆状」という位置・形の説明を確認します。
- bでは、糸球体(しきゅうたい)とボウマン嚢(のう)がつくるものが「腎小体(じんしょうたい)」かを見ます。
- cでは、尿細管で栄養分や水分・電解質が原尿から血液へ戻る「再吸収」が行われる点に注目します。
- dの「心臓から拍出される血液の1/5~1/4」という割合を確認し、すべて正しい記述を選びます。
選択肢別の誤答解説
- a 正しいです。 腎臓は横隔膜の下、背骨の左右両側にある一対の空豆状の臓器です。
- b 正しいです。 糸球体の外側を袋状のボウマン嚢が包み、糸球体とボウマン嚢を合わせて腎小体といいます。さらに、腎小体から伸びる尿細管と合わせて、腎臓の基本的な機能単位であるネフロンを構成します。
- c 正しいです。 尿細管では、原尿に含まれるブドウ糖やアミノ酸などの栄養分に加え、血液の維持に必要な水分や電解質が再吸収されます。電解質とは、体内の水分や働きの調節に関わる成分です。
- d 正しいです。 腎臓には、心臓から拍出される血液の1/5~1/4が流れています。
誤答の組合せは、記述の正誤が次のように異なります。
- 選択肢1:bを誤りとしていますが、bは正しいです。
- 選択肢2:cを誤りとしていますが、cは正しいです。
- 選択肢3:b・c・dを誤りとしていますが、いずれも正しいです。
- 選択肢4:a・dを誤りとしていますが、いずれも正しいです。
よくある誤解
- 「腎小体」と「ネフロン」を同じものだと思う間違いに注意します。腎小体は糸球体とボウマン嚢、ネフロンは腎小体と尿細管を合わせたものです。
- 尿細管は老廃物を再吸収すると思い込まないようにします。尿細管では、栄養分や必要な水分・電解質が再吸収されます。
- 「1/5~1/4」を別の割合に置き換える書き換えにも注意します。割合の数字と、血液が流れる臓器が腎臓であることをセットで覚えましょう。
補足コラム
腎臓は尿をつくるだけでなく、血液の量や組成を保ち、血圧を一定範囲内に保つ役割も担います。また、赤血球の産生を促すホルモンを分泌し、ビタミンDを活性型に転換する働きもあります。
FAQ
Q. ネフロンは腎臓の中にいくつありますか?
A. この問題で押さえるポイントは、ネフロンが腎臓の基本的な機能単位であり、腎小体と尿細管から構成されることです。数を問う内容ではありません。
A. この問題で押さえるポイントは、ネフロンが腎臓の基本的な機能単位であり、腎小体と尿細管から構成されることです。数を問う内容ではありません。
Q. 尿細管で再吸収されなかったものはどうなりますか?
A. 老廃物は濃縮され、余分な水分や電解質とともに、最終的に尿になります。
A. 老廃物は濃縮され、余分な水分や電解質とともに、最終的に尿になります。
関連キーワード: 腎臓、糸球体、ボウマン嚢、腎小体、ネフロン、尿細管、再吸収、原尿、電解質

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