登録販売者 2024年 北海道・東北 問68
問題文
泌尿器系に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a 腎臓には内分泌腺としての機能があり、骨髄における赤血球の産生を促進するホルモンを分泌する。
b 副腎髄質では、自律神経系に作用するアセチルコリンが産生・分泌される。
c 膀胱内の尿は血液が濾過されて作られるため、糞便とは異なり、健康な状態であれば細菌等の微生物は存在しない。
d 男性では、加齢とともに前立腺が萎縮し、尿道を圧迫して排尿困難等を生じることがある。
選択肢
1:(a、b)
2:(a、c)(正解)
3:(b、d)
4:(c、d)
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腎臓・副腎・尿路の働き【登録販売者解説】
正解の理由
腎臓は赤血球の産生を促すホルモンを分泌し、健康な状態の尿には細菌等の微生物は存在しません。
2は、正しい記述であるaとcの組み合わせです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第2章「人体の働きと医薬品」の腎臓・副腎・尿路の項目です。
2は、正しい記述であるaとcの組み合わせです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第2章「人体の働きと医薬品」の腎臓・副腎・尿路の項目です。
解法ステップ
- aは「腎臓」「赤血球の産生を促進するホルモン」の組み合わせに注目します。
- bは「副腎髄質」と「アセチルコリン」が正しく結びついているかを確認します。
- cは、健康な状態の尿に細菌等が存在するかどうかを確認します。
- dは、加齢による前立腺の変化が「萎縮」か「肥大」かを見分けます。組み合わせでは、1はbを含みcを含まず、3はb・dを含みa・cを含まず、4はdを含みaを含まないため、いずれも合いません。
選択肢別の誤答解説
-
a 正しい
腎臓には、血液中の老廃物を取り除いたり、水分や電解質の排出を調節したりする働きがあります。また、内分泌腺として、骨髄での赤血球の産生を促進するホルモンを分泌します。 -
b 誤り
× アセチルコリン → ○ アドレナリンとノルアドレナリン
副腎髄質で産生・分泌されるのは、アドレナリンとノルアドレナリンです。アセチルコリンと取り違えないようにしましょう。 -
c 正しい
尿は血液が濾過されて作られます。健康な状態であれば、尿には細菌等の微生物は存在しません。 -
d 誤り
× 前立腺が萎縮 → ○ 前立腺が肥大
男性は、加齢とともに前立腺が肥大し、尿道を圧迫して排尿困難等を生じることがあります。「萎縮」ではありません。
よくある誤解
- 「副腎髄質からアセチルコリンが分泌される」と覚えてしまう
副腎髄質のホルモンは、アドレナリンとノルアドレナリンです。自律神経に関係する物質というだけで、アセチルコリンと結びつけないよう注意しましょう。 - 前立腺の変化を「萎縮」とする
手引きの表現は「加齢とともに前立腺が肥大」です。問題文では、変化の向きを反対に書き換えるひっかけに注意します。 - 「尿は血液から作られるから、微生物も存在する」と考える
手引きでは、健康な状態の尿には細菌等の微生物は存在しないとされています。
補足コラム
腎臓は、赤血球の産生を促進するホルモンの分泌だけでなく、ビタミンDを活性型ビタミンDに転換する働きもあります。腎臓の働きは、尿を作ることだけではありません。
FAQ
Q. 尿に微生物が存在しないのは、尿が血液から作られるためですか?
A. この問題では、「尿は血液が濾過されて作られること」と「健康な状態では細菌等の微生物が存在しないこと」をセットで押さえましょう。
A. この問題では、「尿は血液が濾過されて作られること」と「健康な状態では細菌等の微生物が存在しないこと」をセットで押さえましょう。
Q. 前立腺の肥大は、どのような問題につながりますか?
A. 前立腺が尿道を圧迫し、排尿困難等を生じることがあります。
A. 前立腺が尿道を圧迫し、排尿困難等を生じることがあります。
関連キーワード: 腎臓、副腎髄質、アドレナリン、ノルアドレナリン、尿路、前立腺肥大

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