登録販売者 2024年 北海道・東北 問69
問題文
目に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 眼球の外側は、正面前方付近(黒目の部分)のみ透明な角膜が覆い、その他の部分は強膜という乳白色の比較的丈夫な結合組織が覆っている。
b 透明な角膜や水晶体には血管が通っており、血液によって栄養分や酸素が供給される。
c 水晶体は、その周りを囲んでいる毛様体の収縮・弛緩によって、遠くの物を見るときは丸く厚みが増し、近くの物を見るときには扁平になる。
d 眼瞼(まぶた)は、素早くまばたき運動ができるよう、皮下組織が少なく薄くできている。
選択肢
1:a:正、b:正、c:正、d:誤
2:a:誤、b:誤、c:正、d:正
3:a:正、b:正、c:誤、d:正
4:a:正、b:誤、c:誤、d:正(正解)
5:a:誤、b:正、c:誤、d:誤
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眼球と眼瞼の構造【登録販売者解説】
正解の理由
角膜・水晶体は血管がなく房水から栄養を受け、水晶体は近くを見ると厚くなります。
正しい組み合わせは4です。aは正、bは誤、cは誤、dは正です。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第2章「人体の働きと医薬品」の目の構造に関する項目です。
正しい組み合わせは4です。aは正、bは誤、cは誤、dは正です。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第2章「人体の働きと医薬品」の目の構造に関する項目です。
解法ステップ
- aは「黒目の部分のみ角膜」「その他は強膜」という、眼球の外側の覆い分けを確認します。
- bは「血管が通っている」に注目します。角膜と水晶体は血管の有無が判断のポイントです。
- cは「遠く・近く」と「厚み・扁平」の組み合わせを見ます。距離と水晶体の形が逆になっていないか確認します。
- dは、眼瞼(がんけん)がまばたきしやすいよう薄くできているという説明が合っているかを見ます。
選択肢別の誤答解説
- a:正しいです。 眼球の外側は、正面前方付近の黒目の部分を透明な角膜(かくまく)が覆い、それ以外の部分を乳白色で比較的丈夫な強膜(きょうまく)が覆っています。
- b:誤りです。
×「血管が通っており、血液によって栄養分や酸素が供給される」
→ ○「血管が通っておらず、房水(ぼうすい)によって栄養分や酸素が供給される」
角膜と水晶体は透明で、血管は通っていません。 - c:誤りです。
×「遠くの物を見るときは丸く厚みが増し、近くの物を見るときには扁平になる」
→ ○「近くの物を見るときには丸く厚みが増し、遠くの物を見るときには扁平になる」
水晶体(すいしょうたい)の厚みを変えて、遠近の焦点を調節します。毛様体(もうようたい)の収縮・弛緩がこの調節に関わります。 - d:正しいです。 眼瞼は素早くまばたきできるよう、皮下組織が少なく薄くできています。そのため、内出血や裂傷を生じやすい部位でもあります。
よくある誤解
- 「遠くを見るときは厚くなる」と逆に覚えることがあります。手引きでは、近くを見るときに水晶体が丸く厚くなり、遠くを見るときには扁平になります。
- 「透明な組織には血管がある」と考えることがあります。角膜と水晶体には血管がなく、栄養分や酸素は房水から供給されます。
- 眼球の外側はすべて同じ組織で覆われていると思うことがあります。正面前方付近は角膜、それ以外は強膜です。
補足コラム
目に入った光は、角膜、房水、水晶体、硝子体(しょうしたい)を通って屈折し、網膜に焦点を結びます。遠近の焦点調節には、主に水晶体の厚みの変化が関わります。
FAQ
虹彩(こうさい)と水晶体は、どちらもピントを調節しますか?
役割が異なります。虹彩は瞳孔を広げたり縮めたりして、眼球内に入る光の量を調節します。水晶体は厚みを変えて、遠近の焦点を調節します。
役割が異なります。虹彩は瞳孔を広げたり縮めたりして、眼球内に入る光の量を調節します。水晶体は厚みを変えて、遠近の焦点を調節します。
関連キーワード: 角膜、強膜、水晶体、毛様体、房水、眼瞼、虹彩、網膜

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