登録販売者 2024年 奈良・関西広域連合・福井 問22
問題文
かぜ薬(総合感冒薬)の配合成分とその配合目的との関係について、正しいものの組合せを選べ。
配合成分 配合目的
a メチルエフェドリン塩酸塩 鼻粘膜の充血を和らげ、気管・気管支を拡げる。
b メキタジン 熱を下げる。
c ブロムヘキシン塩酸塩 痰の切れを良くする。
d ノスカピン 炎症による腫れを和らげる。
選択肢
1:(a、b)
2:(a、c)(正解)
3:(b、c)
4:(b、d)
5:(c、d)
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かぜ薬の配合成分と目的【登録販売者解説】
正解の理由
メチルエフェドリン塩酸塩=鼻粘膜の充血を和らげ、気管支を拡げる成分、ブロムヘキシン塩酸塩=痰の切れを良くする成分です。
2は、正しい記述であるaとcの組合せです。a・cは正しく、b・dは誤りです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第3章「主な医薬品とその作用」の「かぜ薬」です。
解法ステップ
- 「鼻粘膜の充血を和らげ、気管・気管支を拡げる」という目的から、アドレナリン作動成分に関する記述を探します。
- 「痰の切れを良くする」は去痰(きょたん)成分の目的です。ブロムヘキシン塩酸塩がこれに当たるか確認します。
- 「熱を下げる」「炎症による腫れを和らげる」は、それぞれの成分の分類と照らし、正しい組合せから外します。
- 成分と目的の両方が合うa・cを含む組合せを選びます。
選択肢別の誤答解説
-
a メチルエフェドリン塩酸塩:正しいアドレナリン作動成分で、鼻粘膜の充血を和らげ、気管・気管支を拡げる作用があります。鼻の通りや呼吸を楽にする目的で配合されます。
-
b メキタジン:誤り× 熱を下げる → ○ 抗ヒスタミン成分メキタジンは、ヒスタミンの働きを抑える抗ヒスタミン成分です。「熱を下げる」という配合目的ではありません。
-
c ブロムヘキシン塩酸塩:正しい去痰成分です。痰(たん)の切れを良くする目的で配合されます。
-
d ノスカピン:誤り× 炎症による腫れを和らげる → ○ 咳を抑える成分(鎮咳(ちんがい)成分)ノスカピンは咳を抑える成分です。鼻粘膜や喉の炎症による腫れを和らげる成分ではありません。
組合せの確認
- 1はa・bの組合せです。aは正しいですが、bを含み、cを含まないため誤りです。
- 3はb・cの組合せです。cは正しいですが、bを含み、aを含まないため誤りです。
- 4はb・dの組合せです。b・dを含み、a・cを含まないため誤りです。
- 5はc・dの組合せです。cは正しいですが、dを含み、aを含まないため誤りです。
よくある誤解
- 成分名から「熱を下げる」と判断する
メキタジンは抗ヒスタミン成分です。配合成分と目的は、名前の印象ではなく分類で確認します。 - 咳や痰に関わる成分を同じ働きだと考える
咳を抑える成分と、痰の切れを良くする成分は別の目的です。ノスカピンは前者、ブロムヘキシン塩酸塩は後者です。 - 目的の一部だけを見て組合せを選ぶ
a・cのように、組合せに含まれる記述がすべて正しいかを確認します。
補足コラム
メチルエフェドリン塩酸塩は、かぜ薬では鼻粘膜の充血を和らげる目的のほか、気管支を拡げる目的でも使われます。ひとつの成分が複数の作用を持つ場合があるため、問題文に示された目的ごとに確認しましょう。
FAQ
Q. 「痰の切れを良くする成分」と「咳を抑える成分」は、どう区別すればよいですか?
A. 痰を出しやすくする目的なら去痰成分、咳を鎮める目的なら鎮咳成分です。成分名と目的をセットで覚えると、取り違えを防ぎやすくなります。
A. 痰を出しやすくする目的なら去痰成分、咳を鎮める目的なら鎮咳成分です。成分名と目的をセットで覚えると、取り違えを防ぎやすくなります。
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