登録販売者 2024年 奈良・関西広域連合・福井 問63
問題文
呼吸器系に関する記述の正誤について、正しい組合せを選べ。
a 気道は上気道、下気道に分かれ、喉頭は上気道に含まれる。
b 鼻汁は、鼻腔の内壁にある粘液分泌腺から、かぜやアレルギーのときの防御反応としてのみ分泌される。
c 肺は内部で気管支が細かく枝分かれし、末端はブドウの房のような構造となっており、その球状の袋部分を肺胞という。
d 肺胞の壁は非常に薄くできていて、周囲を毛細血管が網のように取り囲んでいる。
選択肢
1:a:正、b:誤、c:正、d:正(正解)
2:a:正、b:正、c:正、d:誤
3:a:正、b:正、c:誤、d:誤
4:a:誤、b:正、c:誤、d:正
5:a:誤、b:誤、c:正、d:正
🔒 解説は解答すると表示されます
呼吸器系の構造と防御機能【登録販売者解説】
正解の理由
気道は喉頭までが上気道、鼻汁は平常時にも分泌され、肺胞では薄い壁を通してガス交換が行われます。
1が正解です。a・c・dは正しく、bは誤りです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」(令和6年4月一部改訂)第2章「人体の働きと医薬品」の呼吸器系に関する項目です。
解法ステップ
- aは「喉頭」が上気道に含まれるかを確認します。手引きでは、咽頭・喉頭までが上気道です。
- bは「のみ」に注目します。鼻汁は、かぜやアレルギーのときだけでなく、普段から少しずつ分泌されています。
- c・dは肺胞の説明です。「ブドウの房のような球状の袋」と「薄い壁・毛細血管に囲まれる」の組み合わせを確認します。
- 正しい記述がa・c・d、誤りがbの組み合わせを選びます。
選択肢別の誤答解説
-
a 正しい
気道は上気道と下気道に分かれます。咽頭(いんとう)・喉頭(こうとう)までが上気道で、気管から気管支、肺までが下気道です。したがって、喉頭は上気道に含まれます。 -
b 誤り
×「かぜやアレルギーのときの防御反応としてのみ分泌」→ ○「鼻汁は常に少しずつ分泌され、かぜやアレルギーのときなどには大量に分泌」
鼻汁は、吸い込んだ空気に湿り気を与えたり、粘膜を保護したりするため、普段から分泌されています。「のみ」と限定している点が誤りです。 -
c 正しい
肺の中では気管支が細かく枝分かれし、その末端はブドウの房のような構造です。その球状の袋部分を肺胞(はいほう)といいます。 -
d 正しい
肺胞の壁は非常に薄く、その周囲を毛細血管(もうさいけっかん)が網のように取り囲んでいます。このつくりによって、肺胞と血液の間で酸素と二酸化炭素のガス交換が行われます。
よくある誤解
- 鼻汁は、かぜやアレルギーのときだけ出ると思いがちです。問題文の「のみ」のような限定表現に注意しましょう。
- 上気道を「鼻や口のあたりだけ」と覚えるのは不十分です。手引きでは、咽頭・喉頭までが上気道です。
- 肺胞を気管支の一部と混同しがちです。気管支が枝分かれした末端にある、球状の袋が肺胞です。
補足コラム
肺胞では、血液から二酸化炭素が肺胞内へ移り、代わりに酸素が血液中の赤血球に取り込まれます。肺胞の薄い壁と毛細血管に囲まれた構造が、ガス交換に適しています。
鼻腔(びくう)の粘膜では粘液(ねんえき)が分泌されます。鼻汁にはリゾチームが含まれ、気道の防御機構の一つとなっています。
FAQ
Q. 咽頭は呼吸器系だけに属する部分ですか?
A. いいえ。咽頭は鼻腔・口腔につながっており、消化管と気道の両方に属します。
A. いいえ。咽頭は鼻腔・口腔につながっており、消化管と気道の両方に属します。
Q. 肺胞の周囲にある毛細血管は、何のためにありますか?
A. 肺胞との間で酸素と二酸化炭素を交換するためです。
A. 肺胞との間で酸素と二酸化炭素を交換するためです。
関連キーワード: 上気道、下気道、鼻汁、肺胞、毛細血管、ガス交換

\ せっかくなら /
登録販売者を
クイズ形式で学習しませんか?
クイズ画面へ遷移する→
すぐに利用可能!
