登録販売者 2024年 奈良・関西広域連合・福井 問65
問題文
泌尿器系に関する記述の正誤について、正しい組合せを選べ。
a ネフロンは、腎小体と尿細管で構成される。
b 腎臓は血液中の老廃物の除去のほか、水分及び電解質の排出調節を行っている。
c 腎臓には内分泌腺としての機能があり、骨髄での血小板産生を促進するホルモンを分泌する。
d 食品から摂取あるいは体内で生合成されたビタミンDは、腎臓で活性型ビタミンDに転換されて、骨の形成や維持の作用を発揮する。
選択肢
1:a:正、b:正、c:誤、d:正(正解)
2:a:正、b:正、c:誤、d:誤
3:a:誤、b:正、c:正、d:誤
4:a:誤、b:正、c:誤、d:正
5:a:誤、b:誤、c:正、d:誤
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腎臓の働き【登録販売者解説】
正解の理由
ネフロンは腎小体と尿細管で構成され、腎臓は老廃物や水分・電解質の調節を行います。内分泌機能では赤血球の産生を促進し、ビタミンDを活性型に転換します。
1が正解です。a・b・dは正しく、cは誤りです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第2章「人体の働きと医薬品」の「腎臓」です。
解法ステップ
- aの「腎小体と尿細管」は、ネフロンを構成する2つの部分です。
- bの「老廃物の除去」と「水分及び電解質の排出調節」は、どちらも腎臓の働きです。
- cの「血小板産生」に注目します。手引きにあるのは、腎臓が骨髄での赤血球産生を促進するホルモンを分泌する、という内容です。
- dの活性型ビタミンDへの転換も腎臓の働きなので、a・b・c・dの組合せが一致する1を選びます。
選択肢別の誤答解説
- a:正しいです。 ネフロンは、腎小体と尿細管からなる腎臓の基本的な機能単位です。腎小体では血液が濾過され、尿細管では必要な水分や電解質などが再吸収されます。
- b:正しいです。 腎臓は血液中の老廃物を取り除くだけでなく、水分や電解質の排出も調節します。特にナトリウムの排出調節は、血液の量や組成を保つうえで重要です。
- c:誤りです。 ×「血小板産生」→ ○「赤血球の産生」
腎臓が分泌するホルモンは、骨髄における赤血球の産生を促進します。血小板ではありません。 - d:正しいです。 食品から摂取したり、体内で生合成されたりしたビタミンDは、腎臓で活性型に転換されます。活性型ビタミンDは、骨の形成や維持に関わります。
よくある誤解
- 「赤血球」と「血小板」の取り違えに注意してください。問題文では、腎臓のホルモンが促進する産生の対象を入れ替えています。
- 腎臓の働きを「尿をつくることだけ」と覚えるのは不十分です。血液中の水分・電解質の調節や、内分泌機能も問われます。
- dでは「ビタミンDが骨に関わる」だけでなく、腎臓で活性型に転換されるという段階も押さえましょう。
補足コラム
腎小体でつくられる原尿には、老廃物だけでなく、血液の維持に必要な水分や電解質なども含まれます。尿細管では、それらのうち必要なものが再吸収されます。つまり、腎臓は「濾過する」だけでなく「必要なものを戻す」ことで、尿の量や成分を調節しています。
FAQ
Q. 電解質とは何ですか?
A. 体液に含まれる、ナトリウムなどの成分です。腎臓は電解質の排出を調節し、血液の量や組成を保っています。
A. 体液に含まれる、ナトリウムなどの成分です。腎臓は電解質の排出を調節し、血液の量や組成を保っています。
Q. ネフロンは腎臓全体の名前ですか?
A. いいえ。ネフロンは、腎臓の中で尿をつくる働きを担う基本的な機能単位です。
A. いいえ。ネフロンは、腎臓の中で尿をつくる働きを担う基本的な機能単位です。
関連キーワード: ネフロン、腎小体、尿細管、電解質、活性型ビタミンD

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