登録販売者 2025年 中国・四国 問03
問題文
いわゆる「健康食品」に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 「特定保健用食品」は、身体の生理機能などに影響を与える保健機能成分を含むもので、個別に(一部は規格基準に従って)特定の保健機能を示す有効性や安全性などに関する国の審査を受け、許可されたものである。
b 健康増進や維持の助けになることが期待される健康食品は、あくまで食品であり、医薬品とは法律上区別される。
c 健康食品は、医薬品との相互作用で薬物治療の妨げになることはない。
d 一般用医薬品の販売時に健康食品の摂取の有無について確認することは重要で、購入者等の健康に関する意識を尊重しつつも、必要があればそれらの摂取についての指導も行うべきである。
選択肢
1:a:正、b:正、c:正、d:誤
2:a:正、b:正、c:誤、d:正(正解)
3:a:正、b:誤、c:誤、d:正
4:a:誤、b:誤、c:正、d:誤
5:a:誤、b:誤、c:誤、d:誤
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健康食品と医薬品の相互作用【登録販売者解説】
正解の理由
健康食品は食品として医薬品と区別されますが、医薬品との相互作用は起こり得ます。
組合せは2で、aは正、bは正、cは誤、dは正です。根拠は「試験問題の作成に関する手引き」第1章「健康食品」「他の医薬品や食品との相互作用」です。
解法ステップ
- aの「個別に国の審査を受け、許可」を確認します。特定保健用食品の説明に合っています。
- bの「健康食品はあくまで食品」「医薬品とは法律上区別」を確認します。
- cの「相互作用で治療の妨げになることはない」という断定に注目します。健康食品との相互作用が起こることがあるため、この記述は誤りです。
- dの「摂取の有無を確認」「必要があれば指導」が適切か確認し、a〜dの正誤が一致する組合せを選びます。
選択肢別の誤答解説
-
a 正しい
特定保健用食品は、保健機能成分を含み、特定の保健機能について有効性や安全性などの国の審査を受けて許可された食品です。「健康によさそうな食品ならすべて許可制」という意味ではなく、ここでは特定保健用食品の特徴が述べられています。aを誤りとするのは、選択肢4・5です。 -
b 正しい
健康増進や維持に役立つことが期待される健康食品も、法律上は食品です。医薬品とは区別されます。bを誤りとするのは、選択肢3・4・5です。 -
c 誤り
×「相互作用で薬物治療の妨げになることはない」→ ○健康食品との相互作用により、医薬品の作用が強まったり弱まったりすることがあります。作用が強まりすぎれば副作用が起こりやすくなり、弱まれば十分な効果が得られないことがあります。cを正しいとするのは、選択肢1・4です。 -
d 正しい
一般用医薬品の販売時には、健康食品を摂取しているか確認することが重要です。購入者の健康に関する意識を尊重し、必要があれば摂取について指導します。dを誤りとするのは、選択肢1・4・5です。
よくある誤解
- 「食品だから、医薬品と一緒にとっても相互作用はない」と考えがちです。食品と医薬品が法律上区別されることと、相互作用の有無は別の話です。
- 「特定保健用食品の説明」と「健康食品全体の説明」を混同しないようにしましょう。国の審査を受けて許可されるという説明は、ここでは特定保健用食品についてです。
- cの「ことはない」は、相互作用を全面的に否定する言い方です。手引きでは、健康食品などの食品によって医薬品の作用が増強・減弱する場合があるとされています。
補足コラム
保健機能食品には、特定保健用食品、栄養機能食品、機能性表示食品があります。特定保健用食品は国の審査を受けて許可される一方、機能性表示食品は事業者の責任で機能性を表示し、国の個別の許可を受けるものではありません。名称だけでなく、「国の個別の許可」があるかどうかも見分けるポイントです。
FAQ
健康食品は、法律で定義された正式な分類名ですか?
「健康食品」は法令で定義された用語ではなく、一般に用いられている言葉です。サプリメントや栄養補助食品などと呼ばれることもあります。
「健康食品」は法令で定義された用語ではなく、一般に用いられている言葉です。サプリメントや栄養補助食品などと呼ばれることもあります。
関連キーワード: 健康食品、特定保健用食品、相互作用、保健機能食品、栄養機能食品、機能性表示食品

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