戦国登販登録販売者試験 過去問
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登録販売者 2025年 中国・四国 問05


問題文

医薬品の副作用に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 世界保健機関(WHO)の定義によれば、医薬品の副作用とは、「疾病の予防、診断、治療のため、又は身体の機能を正常化するために、人に通常用いられる量で発現する医薬品の有害かつ意図しない反応」とされている。 b アレルギーを起こしやすい体質の人や、近い親族にアレルギー体質の人がいる場合でも、医薬品の副作用について注意は不要である。 c 医薬品の副作用は、容易に異変を自覚できるものばかりではなく、明確な自覚症状として現れないこともある。 d アレルギー症状のひとつである血管性浮腫は、全身で起こり得るが、特に目や口の周り、手足などで起こる場合が多い。

選択肢

1:a:誤、b:誤、c:誤、d:誤
2:a:正、b:誤、c:正、d:正(正解)
3:a:正、b:誤、c:誤、d:正
4:a:誤、b:正、c:正、d:誤
5:a:正、b:正、c:正、d:誤

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副作用の定義とアレルギー【登録販売者解説】

正解の理由

副作用=通常用いられる量で起こる、有害かつ意図しない反応です。
正しい組合せは2です。記述ごとの判定は、a:正、b:誤、c:正、d:正です。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第1章「医薬品の効き目や安全性に影響を与える要因」のうち、「副作用」「アレルギー(過敏反応)」です。

解法ステップ

  1. aは、WHOの副作用の定義に「通常用いられる量」「有害かつ意図しない反応」が含まれているかを確認します。
  2. bは「注意は不要」という部分に注目します。アレルギーを起こしやすい体質や、近い親族のアレルギー体質について、手引きはどう述べているでしょうか。
  3. cは、副作用がいつも本人のはっきりした自覚症状として現れるのかを確認します。
  4. dは、血管性浮腫(けっかんせいふしゅ)が起こりやすい部位として「目や口の周り、手足」が挙げられているかを見ます。

選択肢別の誤答解説

  • a:正しい記述です。
    WHOの定義では、疾病の予防・診断・治療や身体機能の正常化のために、人に通常用いられる量で発現する「有害かつ意図しない反応」を副作用としています。「通常用いられる量」が含まれている点も確認しましょう。
  • b:誤った記述です。
    ×「注意は不要」→ ○「注意が必要」
    アレルギーを起こしやすい体質の人や、近い親族にアレルギー体質の人がいる場合は、アレルギー性の副作用に注意が必要です。
  • c:正しい記述です。
    副作用には、本人が異変を感じ取りやすいものだけでなく、血液や内臓機能への影響のように、明確な自覚症状として現れないものもあります。「副作用なら必ず自覚できる」とは限りません。
  • d:正しい記述です。
    血管性浮腫は、皮膚の下の毛細血管(もうさいけっかん)が拡張し、その部分に腫れが生じるものです。全身で起こり得ますが、特に目や口の周り、手足などで起こる場合が多いとされています。蕁麻疹(じんましん)と異なり、かゆみは少ないとされます。
誤答の組合せの確認
  • 1はa・c・dを誤としている点が違います。これら3つの記述は正しいため、正しい組合せではありません。
  • 3はcを誤としている点が違います。副作用が明確な自覚症状として現れない場合もある、という記述は正しいです。
  • 4はaを誤、bを正、dを誤としている点が違います。aとdは正しく、bは誤りです。
  • 5はbを正、dを誤としている点が違います。bは誤りで、dは正しい記述です。

よくある誤解

  • 「副作用は、通常より多い量を使ったときに起こるもの」と考えること
    WHOの定義では「人に通常用いられる量」で発現する反応も副作用に含まれます。
  • 「アレルギーの自覚症状がないなら、副作用もない」と考えること
    血液や内臓機能への影響など、明確な自覚症状が現れない副作用もあります。
  • 「アレルギー体質は本人だけ確認すればよい」と考えること
    近い親族にアレルギー体質の人がいる場合も、注意が必要とされています。

補足コラム

アレルギーの原因は、有効成分に限りません。薬理作用のない添加物もアレルゲン(アレルギーの原因となる物質)となることがあります。また、アレルギーは内服薬だけでなく、外用薬などでも起こり得ます。

FAQ

血管性浮腫は、かゆみが強い腫れですか?
手引きでは、蕁麻疹と異なり、かゆみを生じることは少ないとされています。
これまで薬でアレルギーを起こしたことがなければ、今後も起こりませんか?
過去に医薬品でアレルギーを起こしたことがない人でも、アレルギーが生じることがあります。

関連キーワード: 副作用、WHOの定義、アレルギー、血管性浮腫、蕁麻疹、添加物
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