登録販売者 2025年 中国・四国 問06
問題文
医薬品の不適正な使用と副作用に関する記述のうち、正しいものはどれか。
選択肢
1:医薬品は多く飲めば早く効くため、定められた用量を超える量を服用しても構わない。
2:医薬品をみだりに他の医薬品や酒類等と一緒に摂取するといった乱用の繰り返しによって、慢性的な臓器障害等を生じるおそれもある。(正解)
3:一般用医薬品には、習慣性・依存性がある成分を含んでいるものはない。
4:すべての青少年は、薬物乱用の危険性に関して十分認識や理解をしており、薬物を興味本位で乱用することはない。
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不適正使用と薬物乱用【登録販売者解説】
正解の理由
乱用を繰り返すと慢性的な臓器障害のおそれがあり、一般用医薬品にも習慣性・依存性のある成分が含まれることがあります。
正しいのは2です。記述1・3・4は誤りです。厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」(令和7年4月一部改訂)の第1章「医薬品に共通する特性と基本的な知識」の「不適正な使用と副作用」が根拠です。
解法ステップ
- 「多く飲めば早く効く」という記述は、定められた用量を超える使用を勧めているため、誤りと判断します。
- 「一般用医薬品には、習慣性・依存性のある成分はない」という断定に注目します。手引きには、一般用医薬品にもそのような成分が含まれるとあります。
- 「すべての青少年は十分理解している」という言い切りも、手引きの記述と合いません。こうして誤りの選択肢を除くと、乱用の反復による臓器障害のおそれを述べた2が残ります。
選択肢別の誤答解説
- 選択肢1:誤りです。 多く飲めば早く効くとは限りません。定められた用量を超えると、副作用につながる危険性が高まります。
- 選択肢2:正しい記述です。 他の医薬品や酒類等と一緒に摂取する乱用では、過量摂取による急性中毒等の危険性が高くなります。また、乱用を繰り返すと、慢性的な臓器障害等を生じるおそれがあります。
- 選択肢3:誤りです。 一般用医薬品にも、習慣性・依存性のある成分を含むものがあります。「一般用医薬品だから依存性はない」とは言えません。
- 選択肢4:誤りです。 青少年は薬物乱用の危険性について、認識や理解が必ずしも十分とは限りません。好奇心から、身近に入手できる薬物を興味本位で乱用することがあります。
よくある誤解
- 「多く飲めば早く効く」という考えは誤りです。用量を増やすと、副作用の危険性も高まります。
- 「一般用医薬品には依存性がない」と決めつけないようにしましょう。手引きは、一般用医薬品にも習慣性・依存性のある成分が含まれる場合があるとしています。
- 「すべての青少年は理解している」のような全員をひとまとめにする断定は、手引きの「必ずしも十分でない」という記述と逆です。
補足コラム
乱用による影響は、急性のものと、繰り返した場合に生じるものを分けて覚えましょう。
- 急性中毒等:過量摂取によって生じる危険性があります。
- 慢性的な臓器障害等:乱用を繰り返すことで生じるおそれがあります。
「急性」は短い時間で起こる影響、「慢性的」は長く続いたり、繰り返されたりすることで生じる影響です。
FAQ
習慣性と依存性は同じ意味ですか?
同じ意味ではありません。手引きでは、習慣性は習慣的な使用につながりやすい性質、依存性は依存を形成する性質とされています。
関連キーワード: 不適正な使用、薬物乱用、習慣性、依存性、急性中毒、慢性的な臓器障害

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