登録販売者 2025年 中国・四国 問07
問題文
他の医薬品や食品との相互作用に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 一般用医薬品は、一つの医薬品の中に作用の異なる複数の成分を組み合わせて含んでいる(配合される)ことが多く、他の医薬品と併用した場合に、同様な作用を持つ成分が重複することがある。
b 相互作用は、医薬品が薬理作用をもたらす部位においてのみ起こる。
c 複数の疾病を有する人では、疾病ごとにそれぞれ医薬品が使用される場合が多く、医薬品同士の相互作用に関して特に注意が必要となる。
d カフェインやビタミンA等のように、食品中に医薬品の成分と同じ物質が存在するために、それらを含む医薬品と食品を一緒に服用すると過剰摂取となるものもある。
選択肢
1:a:正、b:正、c:正、d:誤
2:a:誤、b:正、c:誤、d:正
3:a:正、b:誤、c:誤、d:誤
4:a:正、b:誤、c:正、d:正(正解)
5:a:誤、b:誤、c:誤、d:誤
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医薬品と食品の相互作用【登録販売者解説】
正解の理由
相互作用は、薬の効く場所だけでなく、体内で吸収・分布・代謝・排泄される過程でも起こります。
正しい組合せは4です。aは正、bは誤、cは正、dは正です。根拠は「試験問題の作成に関する手引き」第1章の「他の医薬品との成分の重複・相互作用」「食品との飲み合わせ」です。
解法ステップ
- aの「成分が重複することがある」は、一般用医薬品に複数の成分が配合されることを踏まえて判断します。
- bの「薬理作用をもたらす部位においてのみ」に注目します。「のみ」と限定できるかがポイントです。
- cは、複数の疾病がある人が疾病ごとに薬を使う場合を考えます。
- dは、食品中にも医薬品の成分と同じ物質がある場合、過剰摂取につながることがあるかを確認します。
選択肢別の誤答解説
記述ごとの確認
-
a 正しいです。
一般用医薬品には、作用の異なる複数の成分が配合されていることが多く、別の医薬品を併用すると、同じ作用を持つ成分が重なる場合があります。その結果、作用が強く出過ぎたり、副作用が起こりやすくなったりすることがあります。 -
b 誤りです。
×「薬理作用をもたらす部位においてのみ」→ ○「吸収・分布・代謝・排泄の過程でも起こる」
代謝とは、体内で医薬品が化学的に変化することです。相互作用は、薬が作用する部位だけでなく、体内を移動したり変化したりして体外へ出るまでの過程でも起こります。 -
c 正しいです。
複数の疾病がある人は、疾病ごとに医薬品を使用する場合があります。薬同士の成分や作用が重なったり、相互に影響したりする可能性があるため、特に注意が必要です。 -
d 正しいです。
カフェインやビタミンAのように、食品中にも医薬品の成分と同じ物質が含まれる場合があります。その食品と該当成分を含む医薬品を一緒に摂ると、過剰摂取になることがあります。
組合せの確認
- 選択肢1は、a・cを正、bを正、dを誤としています。b・dが正しい判定と異なるため、誤りです。
- 選択肢2は、aを誤、bを正、cを誤、dを正としています。a・b・cが正しい判定と異なるため、誤りです。
- 選択肢3は、aを正、bを誤、cを誤、dを誤としています。c・dが正しい判定と異なるため、誤りです。
- 選択肢5は、a・b・c・dをすべて誤としています。a・c・dが正しい判定と異なるため、誤りです。
よくある誤解
- 相互作用は、薬が直接作用する場所でしか起こらないと思いがちです。「のみ」という限定に注意し、吸収・分布・代謝・排泄の過程も含めて覚えましょう。
- 「食品は医薬品ではないので、飲み合わせの問題はない」と考えるのは誤りです。食品にも医薬品の成分と同じ物質が含まれる場合があります。
- 「一つの薬に一つの成分」と思い込むと、別の薬との成分重複を見落としやすくなります。一般用医薬品には複数の成分が配合されていることがあります。
補足コラム
薬同士の相互作用では、成分が重複するだけでなく、作用が強く出過ぎたり、反対に十分な効果が得られなくなったりすることもあります。複数の薬を使用している場合は、医師や薬剤師に確認するよう案内することが大切です。
FAQ
Q. 食品との相互作用は、食べ物だけでなく飲み物でも起こりますか?
A. 起こることがあります。手引きでは、食品と医薬品の相互作用の例として、酒類やコーヒーが挙げられています。
A. 起こることがあります。手引きでは、食品と医薬品の相互作用の例として、酒類やコーヒーが挙げられています。
Q. 相互作用は、飲み薬同士でしか起こりませんか?
A. いいえ。内服薬と外用薬でも、同じ成分や同種の作用を持つ成分が重なる場合があります。
A. いいえ。内服薬と外用薬でも、同じ成分や同種の作用を持つ成分が重なる場合があります。
関連キーワード: 相互作用、成分の重複、吸収、分布、代謝、排泄、食品との飲み合わせ

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