登録販売者 2025年 中国・四国 問12
問題文
プラセボ効果(偽薬効果)に関する以下の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。
プラセボ効果は、医薬品を使用したこと自体による( a )や、条件付けによる生体反応、時間経過による( b )等が関与して生じると考えられている。
プラセボ効果によってもたらされる反応や変化は不確実であり、それを目的として医薬品が( c )。
選択肢
1:楽観的な結果への期待、自然発生的な変化、使用されるべきではない(正解)
2:意図しない作用、代謝産物の増加、使用されるべきである
3:意図しない作用、自然発生的な変化、使用されるべきではない
4:意図しない作用、代謝産物の増加、使用されるべきではない
5:楽観的な結果への期待、代謝産物の増加、使用されるべきである
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プラセボ効果【登録販売者解説】
正解の理由
ひと言まとめ:プラセボ効果には「楽観的な結果への期待」と「自然発生的な変化」が関わり、不確実なのでそれを目的に医薬品を使用してはいけません。
1が正しい組み合わせです。(a)は「楽観的な結果への期待」、(b)は「自然発生的な変化」、(c)は「使用されるべきではない」です。厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第1章「医薬品に共通する特性と基本的な知識」の「プラセボ効果」に基づきます。
解法ステップ
- (a)は「医薬品を使用したこと自体による」と続くため、薬の成分の作用ではなく、使用する人の期待に関する語句を探します。
- (b)は「時間経過による」とあるため、「代謝産物の増加」ではなく、時間とともに自然に起こる変化を選びます。
- (c)は「反応や変化は不確実」という説明とつながるかを確認します。不確実な効果を目的として医薬品を使う内容は選べません。
選択肢別の誤答解説
- (a)○「楽観的な結果への期待」です。医薬品を使ったことで、よい結果が得られるだろうと期待することが関わります。「意図しない作用」は、薬理作用などと混同した語句です。
- (b)○「自然発生的な変化」です。時間の経過とともに自然に起こる変化も、プラセボ効果に関わります。「代謝産物の増加」は、時間経過による自然な変化を表す語句ではありません。
- (c)○「使用されるべきではない」です。反応や変化が不確実であるため、プラセボ効果を目的に医薬品を使用するものではありません。
誤答の組み合わせも、空欄ごとに確認しましょう。
- 2は(a)に「意図しない作用」、(b)に「代謝産物の増加」、(c)に「使用されるべきである」を入れています。3つとも正しい語句と異なります。
- 3は(a)だけが「意図しない作用」となっています。(b)の「自然発生的な変化」と(c)の「使用されるべきではない」は合っています。
- 4は(a)が「意図しない作用」、(b)が「代謝産物の増加」となっています。(c)の「使用されるべきではない」は合っています。
- 5は(a)の「楽観的な結果への期待」は合っていますが、(b)が「代謝産物の増加」、(c)が「使用されるべきである」となっているため誤りです。
よくある誤解
- 「意図しない作用」という言葉を、プラセボ効果に関わる要因だと思い込むことがあります。ここで問われているのは、使用したこと自体による「楽観的な結果への期待」です。
- 「代謝産物の増加」は、体内で薬の成分が変化する話です。「時間経過による自然発生的な変化」とは別の内容です。
- 「不確実な効果」を「使用してよい理由」と取り違えないようにしましょう。問題文では、効果が不確実であることから、プラセボ効果を目的とした使用は避けるべきだと判断します。
補足コラム
プラセボ効果による変化には、望ましいものだけでなく、不都合なものもあります。また、本人の感じ方に限らず、客観的に測定できる変化として現れることもあります。
FAQ
プラセボ効果は、偽薬を使ったときだけに起こるのですか?
いいえ。医薬品を使用したときにも、薬理作用による反応だけでなく、プラセボ効果による反応が含まれることがあります。
いいえ。医薬品を使用したときにも、薬理作用による反応だけでなく、プラセボ効果による反応が含まれることがあります。
関連キーワード: プラセボ効果、偽薬効果、暗示効果、自然発生的な変化、薬理作用

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