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登録販売者 2025年 中国・四国 問24


問題文

呼吸器系に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

選択肢

1:鼻腔の内壁には粘液分泌腺が多く分布し、鼻汁を分泌する。鼻汁にはリゾチームが含まれ、気道の防御機構の一つとなっている。
2:咽頭は、鼻腔と口腔につながっており、消化管と気道の両方に属する。
3:喉頭から肺へ向かう気道が左右の肺へ分岐するまでの部分を気管支という。(正解)
4:肺では、肺胞マクロファージ(貪食細胞)が肺胞まで侵入してきた異物や細菌を探しあてて取り込み、消化する防御機構が備わっている。

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気管と気管支の区別【登録販売者解説】

正解の理由

分岐する前は気管、左右の肺に分かれた後は気管支です。
誤っているのは3です。1・2・4は正しく、3は誤りです。根拠は『試験問題の作成に関する手引き(令和7年4月一部改訂)』第2章「人体の働きと医薬品」の呼吸器系です。

解法ステップ

  1. 「左右の肺へ分岐するまで」という、分岐の前後を示す表現に注目します。
  2. 「気管」と「気管支」のどちらが分岐前で、どちらが分岐後かを確認します。
  3. ほかの記述は、鼻汁・咽頭・肺胞の防御機構についての説明として照らし合わせます。

選択肢別の誤答解説

  • 1:正しい
    鼻腔の内壁には粘液分泌腺が多く、鼻汁が分泌されます。鼻汁に含まれるリゾチームも、気道を守る仕組みの一つです。
  • 2:正しい
    咽頭(いんとう)は鼻腔と口腔につながっています。食物が通る消化管と、空気が通る気道の両方に属します。
  • 3:誤り
    ×「左右の肺へ分岐するまでの部分を気管支」→ ○「左右の肺へ分岐するまでの部分を気管」
    気管支は、気管から続き、肺の中で複数に枝分かれする部分です。問題文は、気管と気管支の位置を入れ替えています。
  • 4:正しい
    肺胞(はいほう)まで異物や細菌が入り込んだ場合、肺胞マクロファージ(異物を取り込む貪食細胞)がそれらを取り込み、消化します。肺胞には、この防御機構が備わっています。

よくある誤解

  • 「肺へ向かう気道はすべて気管支」と考える
    気管と気管支は、分岐の前か後かで区別します。
  • 「左右の肺へ分岐するまで」という部分を読み飛ばす
    この言葉が、気管と気管支を見分ける決め手です。
  • 肺胞の防御機構を、気管の線毛による防御と混同する
    気管などでは粘液や線毛運動が異物の排出に関わり、肺胞では肺胞マクロファージが異物を取り込みます。

補足コラム

空気の通り道は、喉頭(こうとう)→気管→気管支→肺胞の順に続きます。
気管から気管支へ分かれ、気管支が肺の中で細かく枝分かれして、末端に肺胞があります。肺胞では、酸素と二酸化炭素のガス交換が行われます。

FAQ

Q. 気管と気管支を問題文で見分けるには、どの語句に注目すればよいですか?
A. 「左右の肺へ分岐するまで」なら気管、「肺の中で枝分かれする部分」なら気管支です。

関連キーワード: 気管、気管支、咽頭、肺胞、肺胞マクロファージ、気道の防御機構
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