登録販売者 2025年 中国・四国 問26
問題文
泌尿器系に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a アルドステロンの分泌が過剰になると、高血圧、むくみ(浮腫)、カリウム喪失などを生じる(アルドステロン症)。
b 腎臓では水分及び電解質(特にナトリウム)の排出調節が行われており、血液の量と組成を維持して、血圧を一定範囲内に保つ上でも重要な役割を担っている。
c 腎臓は背骨の左右両側に位置する一対の空豆状の臓器で、内側中央部のくびれた部分に尿管、動脈、静脈、リンパ管等がつながっている。
d 副腎皮質では、自律神経系に作用するアドレナリン(エピネフリン)とノルアドレナリン(ノルエピネフリン)が産生・分泌される。
選択肢
1:a:正、b:正、c:正、d:誤(正解)
2:a:誤、b:誤、c:正、d:正
3:a:誤、b:正、c:誤、d:正
4:a:正、b:誤、c:誤、d:誤
5:a:正、b:正、c:正、d:正
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泌尿器系と副腎【登録販売者解説】
正解の理由
アルドステロンは塩分と水を体内に保ち、カリウムの排泄を促します。アドレナリンとノルアドレナリンは副腎髄質で作られます。
組み合わせは1で、a・b・cは正しく、dは誤りです。根拠は、厚生労働省『試験問題の作成に関する手引き(令和7年4月一部改訂)』第2章「人体の働きと医薬品」の「泌尿器系・副腎」です。
組み合わせは1で、a・b・cは正しく、dは誤りです。根拠は、厚生労働省『試験問題の作成に関する手引き(令和7年4月一部改訂)』第2章「人体の働きと医薬品」の「泌尿器系・副腎」です。
解法ステップ
- dの「副腎皮質」と、アドレナリン・ノルアドレナリンが作られる場所を照らします。場所の違いが判定のポイントです。
- bは「水分及び電解質(特にナトリウム)の排出調節」と「血圧を一定範囲内に保つ」という腎臓の働きを確認します。
- cは腎臓の位置・形と、内側中央部に尿管などがつながるという説明を確認します。
- aはアルドステロンが過剰になった場合の変化を確認し、a・b・cが正、dが誤となる組み合わせを選びます。
選択肢別の誤答解説
記述 a
正しいです。 アルドステロンは塩分と水を体内に保ち、カリウムの排泄を促します。その分泌が過剰になると、高血圧、むくみ(浮腫(ふしゅ))、カリウム喪失などが起こります。
記述 b
正しいです。 腎臓(じんぞう)は水分や電解質(でんかいしつ。体液中にある、ナトリウムなどの成分)の排出を調節します。血液の量と組成を保つことが、血圧を一定範囲内に保つことにもつながります。
記述 c
正しいです。 腎臓は背骨の左右に一つずつある、空豆状の臓器です。内側中央部のくびれた部分には、尿管、動脈、静脈、リンパ管などがつながっています。
記述 d
× 副腎皮質 → ○ 副腎髄質
誤りです。 副腎皮質(ふくじんひしつ)では副腎皮質ホルモンが作られます。アドレナリンとノルアドレナリンは、副腎髄質(ふくじんずいしつ)で産生・分泌されます。
組み合わせの確認
- 選択肢2は、a・b・dの正誤が正しい組合せと異なります。
- 選択肢3は、a・c・dの正誤が正しい組合せと異なります。
- 選択肢4は、b・cの正誤が正しい組合せと異なります。
- 選択肢5は、dの正誤が正しい組合せと異なります。
- a・b・cが正しく、dが誤りなのは1です。
よくある誤解
- 副腎皮質と副腎髄質の取り違えに注意します。アドレナリンとノルアドレナリンは「髄質」です。
- 腎臓の働きを尿の生成だけと考えがちですが、水分や電解質の調節を通して血液の量や血圧の維持にも関わります。
- アルドステロンが過剰になると、カリウムが体内に増えるのではなく、排泄が促されて失われます。
補足コラム
副腎皮質で作られるアルドステロンには、塩分と水を体内に保ち、カリウムの排泄を促す働きがあります。一方、手引きには、アルドステロンの分泌が増えていないのに塩分と水が体内にたまり、カリウムが失われる状態を「偽アルドステロン症」とする説明もあります。名称が似ていますが、原因の違いに注目しましょう。
FAQ
腎臓には、尿を作る以外の働きもありますか?
あります。手引きでは、腎臓は赤血球の産生を促すホルモンを分泌するほか、ビタミンDを活性型に転換する働きも示されています。
あります。手引きでは、腎臓は赤血球の産生を促すホルモンを分泌するほか、ビタミンDを活性型に転換する働きも示されています。
関連キーワード: アルドステロン、副腎皮質、副腎髄質、腎臓、電解質、偽アルドステロン症

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