登録販売者 2025年 中国・四国 問62
問題文
次の成分を含むかぜ薬に関する記述のうち、誤っているものはどれか。
9錠中(成人1日量)
アセトアミノフェン 900mg
クロルフェニラミンマレイン酸塩 7.5mg
チペピジンヒベンズ酸塩 75mg
dl-メチルエフェドリン塩酸塩 60mg
グアヤコールスルホン酸カリウム 240mg
カフェイン水和物 75mg
チアミンジスルフィド 24mg
リボフラビン 12mg
ヘスペリジン 60mg
選択肢
1:吸収された成分の一部が乳汁中に移行することが知られている気管支拡張成分が含まれている。
2:まれに重篤な副作用として、肝機能障害を生じることがある解熱鎮痛成分が含まれている。
3:かぜの時に消耗しやすいビタミン又はビタミン様物質を補給することを目的として配合されている成分は2種類である。(正解)
4:気道粘膜からの粘液の分泌を促進する作用を示す去痰成分が含まれている。
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かぜ薬の配合成分【登録販売者解説】
正解の理由
ひと言まとめ:チアミンジスルフィド、リボフラビン、ヘスペリジンの3成分が、ビタミンまたはビタミン様物質の補給目的で配合されています。
誤っているのは3です。記述1・2・4は正しく、記述3は「2種類」としている点が誤りです。手引き(厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」)第3章「主な医薬品とその作用」のかぜ薬の配合成分に関する内容です。
解法ステップ
- 成分欄から、チアミンジスルフィド、リボフラビン、ヘスペリジンを見つけます。
- チアミンジスルフィドはビタミンB1、リボフラビンはビタミンB2、ヘスペリジンはビタミン様物質です。
- 配合目的に当てはまる成分は合計3種類なので、「2種類」とする記述3が誤りです。
選択肢別の誤答解説
- 1:正しいです。 dl-メチルエフェドリン塩酸塩は気管支を広げる成分です。手引きでは、かぜ薬に含まれるメチルエフェドリン塩酸塩について、乳汁中に移行する可能性がある成分として挙げています。
- 2:正しいです。 アセトアミノフェンは解熱鎮痛成分です。まれに重篤な副作用として肝機能障害(肝臓の働きに異常が起きた状態)を生じることがあります。
- 3:誤りです。
×「2種類」→ ○「3種類」
チアミンジスルフィドはビタミンB1、リボフラビンはビタミンB2、ヘスペリジンはビタミン様物質です。かぜのときに消耗しやすいビタミンまたはビタミン様物質の補給を目的とする成分は、合わせて3種類です。 - 4:正しいです。 グアヤコールスルホン酸カリウムは去痰(きょたん)成分です。気道粘膜(空気の通り道をおおう膜)からの粘液の分泌を促す作用があります。
よくある誤解
- ビタミンB1・B2の2種類だけを数え、ヘスペリジンを見落としがちです。問題文は「ビタミン又はビタミン様物質」としているため、両方を数えます。
- 含有量の数字に気を取られ、成分の種類を数え間違えることがあります。ここでは量ではなく、該当する成分が何種類あるかを確認します。
- 気管支を広げる成分と、痰を出しやすくする成分は別です。dl-メチルエフェドリン塩酸塩は前者、グアヤコールスルホン酸カリウムは後者です。
補足コラム
かぜ薬には、熱や痛みを抑える成分、鼻水を抑える成分、せきを鎮める成分、痰を出しやすくする成分など、異なる目的の成分が配合されます。成分名を見たら、まず「何の働きをする成分か」を分類すると、選択肢を照らし合わせやすくなります。
FAQ
Q. カフェイン水和物は、ビタミン様物質として数えますか?
A. この問題で数えるビタミン・ビタミン様物質には含めません。カフェインは別の目的で配合される成分です。
A. この問題で数えるビタミン・ビタミン様物質には含めません。カフェインは別の目的で配合される成分です。
Q. ヘスペリジンはビタミンですか?
A. 手引きでは、ビタミンそのものではなく「ビタミン様物質」として扱われています。この区別が、種類を数えるときのポイントです。
A. 手引きでは、ビタミンそのものではなく「ビタミン様物質」として扱われています。この区別が、種類を数えるときのポイントです。
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