登録販売者 2025年 中国・四国 問61
問題文
かぜ薬の主な配合成分等に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a エテンザミドは、15歳未満の小児で水痘(水疱瘡)にかかっているときは使用を避ける必要がある鎮咳成分である。
b クロルフェニラミンマレイン酸塩は、抗ヒスタミン作用によって鼻汁分泌やくしゃみを抑えることを目的として配合されることがある。
c コデインリン酸塩水和物は、12歳未満の小児には使用禁忌な鎮咳成分である。
d カミツレは、発汗、抗炎症等の作用を目的として配合されていることがある。
選択肢
1:a:正、b:正、c:誤、d:正
2:a:正、b:誤、c:正、d:誤
3:a:誤、b:正、c:正、d:正(正解)
4:a:誤、b:誤、c:正、d:誤
5:a:誤、b:正、c:誤、d:誤
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かぜ薬の配合成分【登録販売者解説】
正解の理由
エテンザミドは解熱鎮痛成分、クロルフェニラミンマレイン酸塩は抗ヒスタミン成分、コデインリン酸塩水和物は鎮咳成分、カミツレは生薬成分です。
3の組合せは、aが誤り、b・c・dが正しいという各記述の判定と一致します。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第3章「主な医薬品とその作用」の、かぜ薬の配合成分に関する項目です。
解法ステップ
- aは「エテンザミド」の使用上の注意だけでなく、「鎮咳成分」という分類が正しいか確認します。
- bは「クロルフェニラミンマレイン酸塩」が抗ヒスタミン成分か、鼻汁やくしゃみを抑える目的と合うかを見ます。
- cは「コデインリン酸塩水和物」と「12歳未満」という組合せに注目します。
- dは「カミツレ」と「発汗・抗炎症」という生薬の作用の組合せを確認します。
選択肢別の誤答解説
a
×「鎮咳成分」→ ○「解熱鎮痛成分」
エテンザミドは、15歳未満の小児が水痘(すいとう)またはインフルエンザにかかっているときは、使用を避ける必要がある成分です。ただし、これは鎮咳成分ではなく、解熱鎮痛成分です。使用上の注意は合っていますが、成分の分類が誤っているため、記述全体として誤りです。
b
クロルフェニラミンマレイン酸塩は抗ヒスタミン成分です。抗ヒスタミン成分は、ヒスタミンの働きを抑え、くしゃみや鼻汁などを抑える目的でかぜ薬に配合されることがあります。そのため、この記述は正しいです。
c
コデインリン酸塩水和物は、咳を抑える鎮咳成分です。12歳未満の小児には使用禁忌とされているため、この記述は正しいです。また、コデインリン酸塩水和物には依存性があることにも注意が必要です。
d
カミツレは生薬成分で、発汗や抗炎症などの作用を目的として、かぜ薬に配合されることがあります。この記述は正しいです。
よくある誤解
- 使用上の注意が正しければ、記述全体も正しいと思う:aは、水痘のときに使用を避けるという点は合っていますが、成分の分類が誤りです。
- 「鎮咳成分」と「解熱鎮痛成分」を混同する:咳を抑える成分か、熱や痛みに用いる成分かを、成分名とセットで確認しましょう。
- 「12歳未満」と「15歳未満」を取り違える:この問題では、エテンザミドの注意とコデインリン酸塩水和物の使用禁忌で、年齢の条件が異なります。
補足コラム
コデインリン酸塩水和物とジヒドロコデインリン酸塩は、鎮咳成分のうち依存性がある成分です。一方、ノスカピンやデキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物などは、手引きで非麻薬性鎮咳成分として挙げられています。成分名と分類をまとめて覚えると、成分の取り違えを防ぎやすくなります。
FAQ
鎮咳成分と去痰成分は、どのように区別しますか?
鎮咳成分は咳を抑える成分です。去痰成分は、痰(たん)を出しやすくする成分です。どちらも咳に関係しますが、目的が異なります。
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