登録販売者 2025年 北海道・東北 問26
問題文
眠気防止薬及びその配合成分に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 眠気防止薬におけるカフェインの1回摂取量はカフェインとして200mg、1日摂取量はカフェインとして500mgが上限とされている。
b カフェインには、依存を形成するという性質があるため、「短期間の服用にとどめ、連用しないこと」という注意喚起がなされている。
c 眠気防止薬は、小児に使用することができる。
d カフェインは、腎臓におけるナトリウムイオンの再吸収抑制作用があり、尿量の増加をもたらす。
選択肢
1:a:正、b:正、c:誤、d:正(正解)
2:a:正、b:誤、c:正、d:正
3:a:誤、b:誤、c:正、d:誤
4:a:正、b:正、c:誤、d:誤
5:a:誤、b:誤、c:誤、d:正
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眠気防止薬とカフェイン【登録販売者解説】
正解の理由
カフェインの摂取上限・依存性・利尿作用を押さえ、小児に使用できるとする記述を見抜きます。
正しい組み合わせは1です。aは正、bは正、cは誤、dは正です。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和7年4月一部改訂)」の第3章「主な医薬品とその作用」、眠気を防ぐ薬の項目です。
解法ステップ
- aの「1回200mg・1日500mg」は、カフェインの摂取上限として示されている数値かを確認します。
- bは「依存を形成する」という性質と、「短期間の服用にとどめ、連用しないこと」という注意喚起が結び付いているかを見ます。
- cの「小児に使用することができる」は、使用対象を広げる表現です。小児にも使用できるとする記述は誤りです。
- dは、腎臓でのナトリウムイオンの再吸収抑制と尿量の増加がつながっているかを確認します。
選択肢別の誤答解説
- a 正しいです。 眠気防止薬におけるカフェインの摂取上限は、1回200mg、1日500mgです。
- b 正しいです。 カフェインは作用が弱いながらも、反復して摂取すると依存を形成する性質があります。そのため、短期間の服用にとどめ、連用しないよう注意喚起されています。
- c 誤りです。 「小児に使用することができる」とはされていません。小児にも使用できると一般化した表現に注意します。
- d 正しいです。 カフェインは腎臓でナトリウムイオンと水分の再吸収を抑え、尿量を増やします。この尿量を増やす働きを利尿(りにょう)作用といいます。
選択肢の組み合わせを照合すると、2はb・c、3はa・b・c・d、4はd、5はa・bの正誤が、正しい組み合わせと異なります。
よくある誤解
- カフェインの依存形成は「作用が弱い」とされますが、依存を形成しないわけではありません。連用しないという注意につながります。
- 尿量が増える働きを、眠気を防ぐ働きと混同しないようにします。カフェインには眠気を抑える働きもありますが、利尿作用はそれとは別の作用です。
- 「小児にも使える」のように対象を広げる表現は、根拠を確認せずに正しいと判断しないようにします。
補足コラム
カフェインは、眠気防止薬だけでなく、お茶やコーヒーなどの食品、ほかの医薬品にも含まれることがあります。重ねて摂取すると、カフェインが過量となり、中枢神経系や循環器系への作用が強く現れるおそれがあります。
FAQ
Q. 眠気防止薬は、睡眠不足を補うために使う薬ですか?
A. いいえ。一時的に集中が必要なときの眠気や倦怠感(けんたいかん)を抑える目的の薬で、疲労を解消したり、睡眠を不要にしたりするものではありません。
A. いいえ。一時的に集中が必要なときの眠気や倦怠感(けんたいかん)を抑える目的の薬で、疲労を解消したり、睡眠を不要にしたりするものではありません。
関連キーワード: 眠気防止薬、カフェイン、依存、摂取上限、利尿作用

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