登録販売者 2025年 北海道・東北 問49
問題文
にきびと吹き出物の治療に関する以下の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。なお、2箇所の( a )内はどちらも同じ字句が入る。
にきび、吹き出物は、最も一般的に生じる( a )である。その発生要因の一つとして、老廃物がつまった毛穴の中で( b )であるアクネ菌が繁殖することが挙げられる。( c )は、細菌のDNA合成を阻害することにより抗菌作用を示すことで、( a )の治療に使用される。
選択肢
1:化膿性皮膚疾患 皮膚糸状菌 クロラムフェニコール
2:化膿性皮膚疾患 皮膚常在菌 スルファジアジン(正解)
3:表在性真菌感染症 皮膚糸状菌 スルファジアジン
4:表在性真菌感染症 皮膚常在菌 クロラムフェニコール
5:化膿性皮膚疾患 皮膚糸状菌 スルファジアジン
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にきびの原因と抗菌成分【登録販売者解説】
正解の理由
ひと言まとめ:にきびは化膿性皮膚疾患、アクネ菌は皮膚常在菌、スルファジアジンはDNA合成を阻害します。
正しい組み合わせは2です。空欄は、aが「化膿性皮膚疾患」、bが「皮膚常在菌」、cが「スルファジアジン」です。試験問題の作成に関する手引きの第3章「主な医薬品とその作用」では、にきびの原因と、皮膚に用いる抗菌成分について扱っています。
解法ステップ
- にきびは、細菌が関係する皮膚疾患です。「表在性真菌感染症」ではないため、aは「化膿性皮膚疾患」と判断します。
- アクネ菌は、毛穴の中で繁殖する「皮膚常在菌」です。「皮膚糸状菌」は、みずむし・たむし等の原因となる真菌です。
- cは抗菌成分の作用機序に注目します。スルファジアジンは細菌のDNA合成を阻害します。一方、クロラムフェニコールは細菌のタンパク質合成を阻害します。
選択肢別の誤答解説
-
a「化膿性皮膚疾患」
にきび、吹き出物は、手引きで最も一般的に生じる化膿性皮膚疾患とされています。選択肢3・4の「表在性真菌感染症」は、真菌による感染症を指すため、にきびの分類とは異なります。 -
b「皮膚常在菌」
アクネ菌は皮膚常在菌です。選択肢1・3・5の「皮膚糸状菌」は、みずむし・たむし等の原因となる真菌の名称で、アクネ菌とは別のものです。 -
c「スルファジアジン」
スルファジアジンは、細菌のDNA合成を阻害して抗菌作用を示します。選択肢1・4の「クロラムフェニコール」は抗菌成分ですが、主な作用は細菌のタンパク質合成の阻害です。したがって、DNA合成を阻害する成分を問うこの空欄には入りません。
よくある誤解
- 「菌」とつけば、皮膚糸状菌もアクネ菌も同じ種類だと思う
アクネ菌は細菌、皮膚糸状菌は真菌です。菌の種類の違いが、疾患の分類を見分ける手がかりになります。 - 抗菌成分なら、作用の仕組みも同じだと思う
スルファジアジンはDNA合成、クロラムフェニコールはタンパク質合成を阻害します。「抗菌作用」という共通点だけでなく、何を阻害するかまで確認しましょう。
補足コラム
にきびでは、毛穴にたまった皮脂や古い角質を背景に、皮膚常在菌であるアクネ菌が繁殖します。一方、みずむし・たむし等は、皮膚糸状菌による表在性真菌感染症です。「細菌による皮膚疾患」と「真菌による皮膚感染症」を分けて覚えると、疾患名と成分の取り違えを防げます。
FAQ
皮膚常在菌とは、皮膚にいるすべての菌が病気を起こすという意味ですか?
いいえ。皮膚常在菌は、通常、皮膚に存在する菌を指します。この問題では、毛穴の中でアクネ菌が繁殖することが、にきびの発生要因の一つとして示されています。
いいえ。皮膚常在菌は、通常、皮膚に存在する菌を指します。この問題では、毛穴の中でアクネ菌が繁殖することが、にきびの発生要因の一つとして示されています。
クロラムフェニコールは、どのような作用で抗菌しますか?
細菌のタンパク質合成を阻害して抗菌作用を示します。スルファジアジンのDNA合成阻害と区別して覚えましょう。
細菌のタンパク質合成を阻害して抗菌作用を示します。スルファジアジンのDNA合成阻害と区別して覚えましょう。
関連キーワード: 化膿性皮膚疾患、アクネ菌、皮膚常在菌、皮膚糸状菌、スルファジアジン、クロラムフェニコール

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