登録販売者 2025年 北海道・東北 問62
問題文
肝臓に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a 横隔膜の直下に位置する。
b 必須アミノ酸を生合成することができる。
c 水溶性ビタミンを貯蔵することはできない。
d 小腸で吸収されたブドウ糖は、血液によって肝臓に運ばれてグリコーゲンとして蓄えられる。
選択肢
1:(a、b)
2:(a、d)(正解)
3:(b、c)
4:(c、d)
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肝臓の位置と働き【登録販売者解説】
正解の理由
ひと言まとめ:肝臓は横隔膜の直下にあり、ブドウ糖をグリコーゲンとして蓄えます。
正しい組み合わせは、2の(a、d)です。a・dは正しく、b・cは誤りです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和7年4月一部改訂)」第2章「人体の働きと医薬品」の、肝臓の位置・栄養分の代謝と貯蔵・生体物質の産生に関する記述です。
解法ステップ
- aの「横隔膜の直下」は、肝臓の位置を示す記述と照らします。
- bは「必須アミノ酸を生合成」という部分に注目します。肝臓が生合成するアミノ酸の範囲が判断のポイントです。
- cは「水溶性ビタミンを貯蔵することはできない」という断定に注目します。
- dは「血液によって肝臓に運ばれ、グリコーゲンとして蓄えられる」という流れが、肝臓の働きと一致するか確認します。
選択肢別の誤答解説
- a:正しいです。 肝臓は大きな臓器で、横隔膜の直下に位置します。
- b:誤りです。
× 必須アミノ酸を生合成する → ○ 必須アミノ酸以外のアミノ酸を生合成する
肝臓が生合成できるのは、必須アミノ酸以外のアミノ酸です。「必須アミノ酸」まで生合成できるとした点が誤りです。 - c:誤りです。
× 水溶性ビタミンを貯蔵することはできない → ○ ビタミンB6やB12等の水溶性ビタミンも貯蔵する
肝臓は脂溶性ビタミンだけでなく、水溶性ビタミンの一部も貯蔵します。 - d:正しいです。 小腸で吸収されたブドウ糖は血液によって肝臓に運ばれ、グリコーゲンとして蓄えられます。グリコーゲンは、ブドウ糖が集まってできた物質です。
組み合わせでは、**1(a、b)**は誤りのbを含み、正しいdを含みません。**3(b、c)**は誤りのb・cを含み、正しいa・dを含みません。**4(c、d)**は誤りのcを含み、正しいaを含みません。
よくある誤解
- 「肝臓はアミノ酸をつくる」という知識だけで、必須アミノ酸もつくれると考えないようにしましょう。問題では「必須」の有無がひっかけになります。
- 「水溶性ビタミンは貯蔵されない」と一括りにするのは誤りです。手引きでは、ビタミンB6やB12等が肝臓に貯蔵されるとされています。
補足コラム
グリコーゲンは肝臓だけでなく、骨格筋にも蓄えられます。肝臓ではブドウ糖をグリコーゲンとして蓄える働きがあり、骨格筋でもグリコーゲンが収縮のエネルギー源として蓄えられています。
FAQ
必須アミノ酸とは何ですか?
体内で十分につくることができず、食物から摂取する必要があるアミノ酸です。この問題では「必須アミノ酸以外なら肝臓で生合成できる」と押さえましょう。
体内で十分につくることができず、食物から摂取する必要があるアミノ酸です。この問題では「必須アミノ酸以外なら肝臓で生合成できる」と押さえましょう。
水溶性ビタミンはすべて肝臓に貯蔵されますか?
すべてと決めつけず、手引きに例として挙げられているビタミンB6やB12等の貯蔵を覚えましょう。
すべてと決めつけず、手引きに例として挙げられているビタミンB6やB12等の貯蔵を覚えましょう。
関連キーワード: 肝臓、横隔膜、必須アミノ酸、グリコーゲン、水溶性ビタミン

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