登録販売者 2025年 北海道・東北 問65
問題文
腎臓及び副腎に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a 腎臓に入る動脈は、細かく枝分かれして、毛細血管が小さな球状になった糸球体を形成する。
b 尿細管では、肝臓でアミノ酸が分解されて生成する尿素など、血液中の老廃物が濾過される。
c 腎臓には、内分泌腺としての機能があり、骨髄における赤血球の産生を促進するホルモンを分泌する。
d 副腎皮質では、アドレナリンとノルアドレナリンが産生・分泌される。
選択肢
1:(a、b)
2:(a、c)(正解)
3:(b、d)
4:(c、d)
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腎臓と副腎の働き【登録販売者解説】
正解の理由
腎小体で濾過、尿細管で再吸収。腎臓は赤血球産生を促すホルモンを分泌し、副腎髄質はアドレナリンなどを分泌します。
正しいのは a・c、誤りは b・d なので、組合せが一致するのは 2 です。根拠は『試験問題の作成に関する手引き』第2章「人体の働きと医薬品」の「腎臓・副腎」です。
正しいのは a・c、誤りは b・d なので、組合せが一致するのは 2 です。根拠は『試験問題の作成に関する手引き』第2章「人体の働きと医薬品」の「腎臓・副腎」です。
解法ステップ
- a の「腎臓に入る動脈」「糸球体」が、腎臓の血液の流れに関する説明として合っているかを確認します。
- b は「尿細管で濾過」とする部分に注目します。老廃物の濾過が行われる場所と照らします。
- c は、腎臓が「赤血球の産生を促進するホルモン」を分泌するか確認します。
- d は「副腎皮質」と「アドレナリン・ノルアドレナリン」の組合せに注目します。副腎の皮質と髄質の働きを区別します。
選択肢別の誤答解説
-
a 正しい
腎臓に入る動脈は枝分かれし、毛細血管が球状に集まった糸球体(しきゅうたい)をつくります。糸球体は、血液から老廃物などを濾過(ろか)する腎小体(じんしょうたい)の一部です。 -
b 誤り
×「尿細管では……血液中の老廃物が濾過される」→ ○「腎小体では……血液中の老廃物が濾過される」
尿素などの老廃物が濾過されるのは、尿細管ではなく腎小体です。尿細管(にょうさいかん)では、原尿に含まれる栄養分や、体に必要な水分・電解質が再吸収されます。 -
c 正しい
腎臓には内分泌腺(ホルモンを分泌する器官)としての働きもあります。骨髄(こつずい)で赤血球がつくられるのを促すホルモンを分泌します。 -
d 誤り
×「副腎皮質では、アドレナリンとノルアドレナリンが産生・分泌される」→ ○「副腎髄質では、アドレナリンとノルアドレナリンが産生・分泌される」
アドレナリンとノルアドレナリンを分泌するのは、副腎皮質(ふくじんひしつ)ではなく副腎髄質(ふくじんずいしつ)です。
誤答の組合せも、含まれる記述を照らすと整理できます。
- (a、b)の組合せは、誤りである b を含み、正しい c を含みません。
- (b、d)の組合せは、誤りである b・d を含み、正しい a・c を含みません。
- (c、d)の組合せは、誤りである d を含み、正しい a を含みません。
よくある誤解
- 「腎臓で濾過する」から「尿細管で濾過する」と考える
腎臓全体の働きと、腎臓の中の場所ごとの働きは分けて覚えます。濾過は腎小体、再吸収は尿細管です。 - 副腎皮質と副腎髄質の働きを入れ替える
「皮質」と「髄質」の一語だけを入れ替えるひっかけに注意します。アドレナリンとノルアドレナリンは髄質です。
補足コラム
腎臓では、まず腎小体で血液が濾過されて原尿ができます。その後、尿細管で体に必要なものが再吸収され、残ったものが尿になります。
副腎は左右の腎臓の上部にある器官で、皮質と髄質の二層構造です。「腎臓の一部」ではなく、腎臓に付属する別の器官として整理しましょう。
副腎は左右の腎臓の上部にある器官で、皮質と髄質の二層構造です。「腎臓の一部」ではなく、腎臓に付属する別の器官として整理しましょう。
FAQ
Q. 腎臓は尿をつくる以外にも働きがありますか?
A. はい。血液中の老廃物や水分・電解質の調節に加え、赤血球の産生を促すホルモンの分泌や、ビタミンDを活性型に転換する働きもあります。
A. はい。血液中の老廃物や水分・電解質の調節に加え、赤血球の産生を促すホルモンの分泌や、ビタミンDを活性型に転換する働きもあります。
Q. 副腎は左右どちらか一方だけにありますか?
A. いいえ。左右の腎臓の上部に、それぞれ一つずつあります。
A. いいえ。左右の腎臓の上部に、それぞれ一つずつあります。
関連キーワード: 糸球体、腎小体、尿細管、濾過、再吸収、副腎皮質、副腎髄質

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