登録販売者 2025年 北海道・東北 問66
問題文
目に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a 涙液には、角膜に酸素や栄養分を供給する働きはない。
b ビタミンAが不足すると、夜間視力の低下(夜盲症)を生じる。
c 角膜と水晶体の間は、房水で満たされ、眼内に一定の圧を生じさせている。
d 遠近の焦点調節は、主に硝子体の厚みを変化させることによって行われている。
選択肢
1:(a、b)
2:(a、d)
3:(b、c)(正解)
4:(c、d)
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眼球の構造と視機能【登録販売者解説】
正解の理由
ひと言まとめ:涙液は角膜に酸素・栄養分を供給し、遠近の焦点調節は主に水晶体の厚みを変えて行います。
3は、bとcの組み合わせです。bとcが正しく、aとdは誤りです。根拠は『試験問題の作成に関する手引き』第2章「人体の働きと医薬品」の眼の構造・機能に関する項目です。
3は、bとcの組み合わせです。bとcが正しく、aとdは誤りです。根拠は『試験問題の作成に関する手引き』第2章「人体の働きと医薬品」の眼の構造・機能に関する項目です。
解法ステップ
- aの「働きはない」に注目します。涙液の働きには、角膜への酸素や栄養分の供給も含まれます。
- bの「ビタミンA」と「夜間視力」の組み合わせを確認します。ビタミンAは夜間視力の維持に重要です。
- cは「角膜と水晶体の間」「房水」「眼内の圧」という組み合わせが手がかりです。
- dは「硝子体の厚み」が焦点調節に使われるとしている点を確認します。主に厚みを変えるのは水晶体です。正しいb・cを含む組み合わせを選びます。
選択肢別の誤答解説
記述a
×「角膜に酸素や栄養分を供給する働きはない」→ ○「角膜に酸素や栄養分を供給する働きがある」
涙液には、異物を洗い流すほか、角膜(かくまく)に酸素や栄養分を供給する働きがあります。「働きはない」と、記述にある働きを否定しているため誤りです。
記述b
正しい記述です。ビタミンAは夜間視力を維持するために重要な栄養素です。不足すると、夜盲症(やもうしょう)を生じることがあります。
記述c
正しい記述です。角膜と水晶体(すいしょうたい)の間は房水(ぼうすい)で満たされ、眼内に一定の圧、つまり眼圧(がんあつ)を生じさせています。房水は、角膜や水晶体への栄養分・酸素の供給にも関わります。
記述d
×「硝子体の厚みを変化させる」→ ○「水晶体の厚みを変化させる」
遠近の焦点調節は、主に水晶体の厚みを変化させて行われます。硝子体(しょうしたい)は水晶体から網膜(もうまく)までを満たす、透明なゼリー状の組織です。
組み合わせの確認
- 1(a、b):aが誤りで、正しいcを含みません。
- 2(a、d):aとdが誤りで、正しいb・cを含みません。
- 4(c、d):誤りのdを含み、正しいbを含みません。
- 3(b、c):正しいb・cの組み合わせです。
よくある誤解
- 「酸素や栄養分の供給は房水だけ」と考え、涙液の働きを見落とすことがあります。涙液にも、角膜へ酸素や栄養分を供給する働きがあります。
- 「目の中を満たす透明な組織」として、房水と硝子体を混同しがちです。房水は角膜と水晶体の間、硝子体は水晶体から網膜までです。
- 「焦点調節」を硝子体の変化と結びつけるのは、調節する場所の入れ替えです。主に変化するのは水晶体の厚みです。
補足コラム
房水と硝子体は、どちらも眼球内にある透明なものですが、位置と役割を区別して覚えましょう。
- 房水:角膜と水晶体の間にあり、眼内に一定の圧を生じさせます。角膜や水晶体への栄養分・酸素の供給にも関わります。
- 硝子体:水晶体から網膜までを満たす、透明なゼリー状の組織です。
- 水晶体:厚みを変化させ、遠近の焦点調節を行います。
FAQ
水晶体の厚みは、どの部分の働きで変わりますか?
水晶体の周りを囲む毛様体の収縮・弛緩によって変わります。近くを見るときは厚みが増し、遠くを見るときは扁平になります。
水晶体の周りを囲む毛様体の収縮・弛緩によって変わります。近くを見るときは厚みが増し、遠くを見るときは扁平になります。
角膜や水晶体には、血管から直接酸素や栄養分が届きますか?
角膜や水晶体には血管が通っていません。角膜には涙液や房水、水晶体には房水によって酸素や栄養分が供給されます。
角膜や水晶体には血管が通っていません。角膜には涙液や房水、水晶体には房水によって酸素や栄養分が供給されます。
関連キーワード: 涙液、角膜、房水、眼圧、水晶体、硝子体、夜盲症、焦点調節

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