戦国登販登録販売者試験 過去問
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登録販売者 2025年 北海道・東北 問79


問題文

循環器系及び泌尿器系に現れる医薬品の副作用に関する以下の記述のうち、誤っているものはどれか。

選択肢

1:うっ血性心不全とは、全身が必要とする量の血液を心臓から送り出すことができなくなり、肺に血液が貯留して、種々の症状を示す疾患である。
2:不整脈とは、心筋の自動性や興奮伝導の異常が原因で心臓の拍動リズムが乱れる病態である。
3:腎障害では、浮腫、倦怠感、尿が濁る・血尿等の症状が現れることがある。
4:医薬品を使用して生じる尿閉は、前立腺肥大の基礎疾患がある人に特有に現れることが知られている。(正解)

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医薬品による尿閉【登録販売者解説】

正解の理由

尿閉は、前立腺肥大などの基礎疾患がない人や女性にも起こることがあります。
誤っているのは4です。1〜3は正しく、4は尿閉が起こる人を「前立腺肥大の基礎疾患がある人に特有」と限定している点が誤りです。手引きの第2章「人体の働きと医薬品」のうち、循環器系・泌尿器系に現れる副作用が根拠です。正式名は『試験問題の作成に関する手引き(令和7年4月一部改訂)』です。

解法ステップ

  1. 1の「心臓から必要な血液を送り出せない」「肺に血液が貯留する」は、うっ血性心不全の説明として確認します。
  2. 2の「心筋の自動性や興奮伝導の異常」は、不整脈の原因を示す語句です。
  3. 3の「浮腫(ふしゅ)」「倦怠感(けんたいかん)」「尿の濁り・血尿」は、腎障害で現れることがある症状です。
  4. 4の「特有に」という限定に注目します。尿閉は、前立腺肥大などの基礎疾患がない人にも起こり、女性にも報告されています。

選択肢別の誤答解説

  • 1:正しい記述です。 うっ血性心不全(うっけつせいしんふぜん)は、心臓が全身に必要な量の血液を送り出せなくなり、肺に血液が貯留する疾患です。
  • 2:正しい記述です。 不整脈(ふせいみゃく)は、心筋の自動性や興奮伝導の異常によって、心臓の拍動リズムが乱れる病態です。
  • 3:正しい記述です。 腎障害(じんしょうがい)では、浮腫、倦怠感、尿の濁りや血尿などが現れることがあります。
  • 4:誤った記述です。 ×「前立腺肥大の基礎疾患がある人に特有」→ ○「前立腺肥大などの基礎疾患がない人にも現れ、女性にも報告されている」
    尿閉(にょうへい)は、尿意があるのに尿が全く出なくなる状態です。膀胱(ぼうこう)の排尿筋の収縮を抑える作用のある成分によって起こることがあり、前立腺肥大のある人だけに限られません。

よくある誤解

  • 「特有」「必ず」などの断定表現を見落とし、対象者を限定しすぎた記述を正しいと思い込むことがあります。
  • 尿閉を前立腺肥大だけに結びつけるのは誤りです。手引きでは、基礎疾患のない人や女性にも起こりうるとされています。
  • 「尿が出にくい」と「尿が全く出ない」を同じ状態と思いがちですが、尿閉は尿が全く出なくなる状態を指します。

補足コラム

泌尿器系の副作用は、症状の組み合わせで区別しましょう。
  • 腎障害:浮腫、倦怠感、尿の濁り・血尿など
  • 排尿困難・尿閉:尿が出にくい、尿が少ししか出ない、残尿感など。進行すると尿が全く出なくなることがあります。
  • 膀胱炎様症状:頻尿、排尿時の痛み、残尿感など

FAQ

尿閉が起こる仕組みは何ですか?
膀胱の排尿筋が収縮しにくくなり、尿を押し出しにくくなるためです。手引きでは、膀胱の排尿筋の収縮を抑える作用がある成分との関係が説明されています。
尿が出にくい段階でも注意が必要ですか?
はい。手引きでは、尿勢の低下など初期の兆候に留意することが重要とされています。医薬品の使用による症状が疑われる場合は、薬剤師や医師に相談してください。

関連キーワード: うっ血性心不全、不整脈、腎障害、排尿困難、尿閉、膀胱炎様症状
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