登録販売者 2025年 奈良・関西広域連合・福井 問58
問題文
感染症及び食中毒に関する記述の正誤について、正しい組合せを選べ。
a 感染症は、病原性のある細菌、寄生虫やウイルスなどが体に侵入することによって起こる望ましくない反応である。
b 日常生活で問題となる感染症は、飛沫感染するものや経口感染するものが多い。
c 一般に、夏はウイルスによる食中毒が、冬は細菌による食中毒が発生することが多いと言われている。
d 食中毒の集団感染を防止するためには、器具等の消毒に適切な化学薬剤(消毒薬)を用いた処置を行うことが重要である。
選択肢
1:a:正、b:正、c:正、d:誤
2:a:正、b:正、c:誤、d:正(正解)
3:a:正、b:正、c:誤、d:誤
4:a:誤、b:誤、c:正、d:誤
5:a:誤、b:正、c:誤、d:正
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感染症と食中毒の基礎【登録販売者解説】
正解の理由
感染症は病原体の侵入で起こり、食中毒は夏に細菌、冬にウイルスが多い傾向です。
正しい組合せは2です。a・b・dは正しく、cは誤りです。根拠は、試験問題の作成に関する手引き(令和7年4月一部改訂)第3章「主な医薬品とその作用」の「感染症の防止と消毒薬」です。
解法ステップ
- aは、感染症の原因に「病原性のある細菌、寄生虫やウイルスなど」が挙げられているかを確認します。
- bは、日常生活で問題となる感染症の感染経路として「飛沫感染・経口感染」が示されているかに注目します。
- cは、夏と冬の食中毒原因が逆になっていないかを見ます。
- dは、食中毒の集団感染防止に、器具などへの消毒薬の使用が有効とされている点を確認します。
選択肢別の誤答解説
記述 a〜d
- a:正しいです。 感染症は、病原性のある細菌、寄生虫、ウイルスなどが体内に侵入して起こります。
- b:正しいです。 日常生活で問題となる感染症には、飛沫感染するものや経口感染するものが多くあります。
- c:誤りです。
× 夏はウイルス、冬は細菌 → ○ 夏は細菌、冬はウイルス
食中毒の発生時期と主な原因が、問題文では逆になっています。 - d:正しいです。 食中毒の流行時期や、身近に感染者がいる場合などには、集団感染防止のため、器具などに消毒薬を用いた処置が有効とされています。
組合せの選択肢
- 選択肢1は、cを正、dを誤としています。実際はcが誤、dが正なので、2か所が違います。
- 選択肢3は、a・b・cは合っていますが、dを誤としています。dは正しいため、ここが違います。
- 選択肢4は、a・b・c・dをすべて誤としています。実際はa・b・dが正で、cのみ誤です。
- 選択肢5は、b・c・dは合っていますが、aを誤としています。aは正しいため、ここが違います。
よくある誤解
- 夏と冬の原因菌を逆に覚えるひっかけです。夏は細菌、冬はウイルスと整理します。
- dは「食中毒対策では、いつでも消毒薬を使う」と読まないようにしましょう。通常は手洗いや器具の煮沸消毒なども有効で、流行時期や感染者が身近にいる場合などには、消毒薬を用いた処置が有効とされています。
- aの「望ましくない反応」は感染症の説明に含まれる表現です。「病原体が体に侵入すること」が判断の手がかりです。
補足コラム
手引きでは、殺菌・消毒は生存する微生物の数を減らす処置、滅菌は物質中のすべての微生物を殺滅または除去することと区別しています。消毒薬は、対象となる微生物や使う器具などに応じて適切に使用することが大切です。
FAQ
Q. 食中毒は、感染症とは別のものですか?
A. 手引きでは、細菌、寄生虫、ウイルスなどが食品や調理器具などを通じて経口的に体内へ入り、増殖することで食中毒が生じると説明しています。感染症の一つとして考えられます。
A. 手引きでは、細菌、寄生虫、ウイルスなどが食品や調理器具などを通じて経口的に体内へ入り、増殖することで食中毒が生じると説明しています。感染症の一つとして考えられます。
Q. 消毒薬は、どの微生物にも同じように効きますか?
A. いいえ。消毒薬の効果は、成分の種類や濃度、温度、使用時間、対象となる微生物などによって異なります。
A. いいえ。消毒薬の効果は、成分の種類や濃度、温度、使用時間、対象となる微生物などによって異なります。
関連キーワード: 感染症、食中毒、飛沫感染、経口感染、消毒薬、殺菌・消毒、滅菌

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