登録販売者 2025年 奈良・関西広域連合・福井 問69
問題文
外皮系に関する記述の正誤について、正しい組合せを選べ。
a 外皮系とは、皮膚、汗腺等の皮膚腺、爪等の角質の総称である。
b 皮膚のバリア機能を担っている角質層は、セラミドでできた角質細胞と、ケラチンを主成分とする細胞間脂質で構成されている。
c 立毛筋は、気温や感情の変化などの刺激により収縮し、毛穴が隆起する立毛反射(いわゆる「鳥肌」)が生じる。
d メラニン色素は、真皮の最下層にあるメラニン産生細胞で産生され、太陽光に含まれる紫外線から皮膚組織を防護する役割がある。
選択肢
1:a:誤、b:正、c:正、d:誤
2:a:正、b:誤、c:正、d:誤(正解)
3:a:正、b:正、c:誤、d:正
4:a:正、b:誤、c:誤、d:誤
5:a:誤、b:誤、c:誤、d:誤
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外皮系と皮膚の構造【登録販売者解説】
正解の理由
角質層は「ケラチンの角質細胞」と「セラミドが主成分の細胞間脂質」でできています。メラニンは表皮で産生されます。
組合せは2です。aは正、bは誤、cは正、dは誤です。根拠は『試験問題の作成に関する手引き(令和7年4月一部改訂)』第2章「人体の働きと医薬品」の「外皮系」です。
解法ステップ
- aは、外皮系に含まれるものを確認します。皮膚、皮膚腺、爪や毛などの角質が挙げられています。
- bは、角質層の材料の組合せに注目します。角質細胞はケラチン、細胞間脂質はセラミドが主成分です。
- cは、立毛筋が収縮して鳥肌が生じるという説明が手引きと一致するかを見ます。
- dは、メラニンを産生する場所を確認します。「真皮」ではなく「表皮」です。a・cが正、b・dが誤となる組合せを選びます。
選択肢別の誤答解説
- a 正しいです。 外皮系とは、身体を覆う皮膚と、汗腺・皮脂腺・乳腺などの皮膚腺、爪や毛などの角質を総称したものです。
- b 誤りです。
×「セラミドでできた角質細胞」・「ケラチンを主成分とする細胞間脂質」
→ ○「ケラチンでできた角質細胞」・「セラミドを主成分とする細胞間脂質」
角質層は、板状の角質細胞と、そのすき間を埋める細胞間脂質でできています。材料を入れ替えたひっかけです。 - c 正しいです。 立毛筋は気温や感情の変化などで収縮し、毛穴が隆起して立毛反射、いわゆる鳥肌が生じます。
- d 誤りです。
×「真皮の最下層」→ ○「表皮の最下層」
メラニン色素は、表皮の最下層にあるメラニン産生細胞(メラノサイト)で作られます。紫外線から皮膚組織を防護する役割がある点は正しい説明です。
組合せでは、選択肢1はa・b、選択肢3はb・c・d、選択肢4はc、選択肢5はa・cの正誤が、正しい組合せと異なります。
よくある誤解
- 角質細胞と細胞間脂質の材料を逆にする書き換えに注意します。ケラチンは角質細胞、セラミドは細胞間脂質です。
- 表皮と真皮を入れ替えるのも典型的なひっかけです。メラニン産生細胞があるのは、表皮の最下層です。
- dは「紫外線から皮膚を守る」という部分が正しいため、産生場所の誤りを見落としやすい記述です。一文の中に正しい情報と誤った情報が混ざっていないか確認しましょう。
補足コラム
皮膚は、表皮・真皮・皮下組織の3層構造です。外側の表皮には、バリア機能を担う角質層があります。真皮には毛細血管や知覚神経の末端が通っています。メラニン色素は表皮や真皮に沈着し、皮膚の色に関係します。
FAQ
Q. 角質層がバリア機能を担うのはなぜですか?
A. 皮膚の表面を覆い、体内への異物の侵入や、体内の水分が外へ失われることを防ぐ働きがあるためです。
A. 皮膚の表面を覆い、体内への異物の侵入や、体内の水分が外へ失われることを防ぐ働きがあるためです。
Q. 皮脂腺と汗腺は、どちらも外皮系に含まれますか?
A. はい。どちらも皮膚腺の一種で、外皮系に含まれます。
A. はい。どちらも皮膚腺の一種で、外皮系に含まれます。
関連キーワード: 外皮系、角質層、角質細胞、細胞間脂質、ケラチン、セラミド、立毛筋、メラニン色素、表皮、真皮

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