登録販売者 2025年 奈良・関西広域連合・福井 問80
問題文
皮膚に現れる医薬品の副作用に関する記述の正誤について、正しい組合せを選べ。
a アレルギー性皮膚炎は、医薬品が接触した皮膚の部位にのみ生じる。
b 光線過敏症は、医薬品が触れた部分だけでなく、全身へ広がって重篤化する場合がある。
c 医薬品を使用した後に発疹・発赤等が現れた場合は、薬疹の可能性を考慮し、原因と考えられる医薬品の使用を直ちに中止する。
d 接触性皮膚炎は、外用薬の副作用で生じることはない。
選択肢
1:a:正、b:誤、c:正、d:誤
2:a:誤、b:正、c:正、d:誤(正解)
3:a:誤、b:誤、c:正、d:正
4:a:正、b:正、c:誤、d:誤
5:a:正、b:誤、c:誤、d:正
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皮膚に現れる副作用【登録販売者解説】
正解の理由
接触皮膚炎は接触部位に限られ、アレルギー性皮膚炎や光線過敏症は接触部位を越えて広がることがあります。
正しい組合せは 2 です。記述は、aが誤、bが正、cが正、dが誤です。根拠は『試験問題の作成に関する手引き(令和7年4月一部改訂)』第2章「人体の働きと医薬品」の「皮膚に現れる副作用」です。
解法ステップ
- aの「接触した皮膚の部位にのみ」に注目します。「のみ」は接触皮膚炎の特徴であり、アレルギー性皮膚炎には当てはまりません。
- bの「全身へ広がって重篤化」と、手引きにある光線過敏症の説明を照らし合わせます。
- cの「直ちに中止」と、dの「外用薬では生じない」を確認します。皮膚症状が出た場合の対応と、外用薬でも起こる副作用を押さえると、正しい組合せに絞れます。
選択肢別の誤答解説
-
a
×「アレルギー性皮膚炎は接触部位にのみ生じる」→ ○「アレルギー性皮膚炎の発症部位は接触部位に限定されない」
「接触部位にのみ生じる」のは接触皮膚炎の特徴です。アレルギー性皮膚炎は、医薬品が触れた場所だけに限られません。 -
b
光線過敏症は、太陽光線(紫外線)にさらされて初めて起こることがあります。医薬品が触れた部分だけでなく、全身に広がり、重篤化する場合があるため、この記述は正しいです。 -
c
医薬品の使用後に発疹・発赤などが現れた場合は、薬疹の可能性を考えます。重篤な病態への進行を防ぐため、原因と考えられる医薬品の使用を直ちに中止するという記述は正しいです。 -
d
×「外用薬の副作用で生じることはない」→ ○「外用薬の副作用で生じることもある」
接触皮膚炎は、外用薬など皮膚に接触する物質によって起こることがあります。
組合せの確認:
- 選択肢1はaを正、bを誤としており、a・bが正しい判定と異なります。
- 選択肢3はbを誤、dを正としており、b・dが正しい判定と異なります。
- 選択肢4はaを正、cを誤としており、a・cが正しい判定と異なります。
- 選択肢5はaを正、bを誤、cを誤、dを正としており、a〜dのすべてが正しい判定と異なります。
よくある誤解
- 「医薬品が触れたところだけ」と一律に考える
接触皮膚炎は接触部位に限られますが、アレルギー性皮膚炎は接触部位に限定されません。 - 「外用薬は皮膚に塗る薬だから、皮膚の副作用は起こさない」と考える
外用薬でも、接触皮膚炎などの副作用が起こることがあります。 - 発疹・発赤を、使用目的の症状だけだと思い込む
医薬品の使用後に現れた皮膚症状は、薬疹の可能性も考える必要があります。
補足コラム
光線過敏症が現れた場合は、原因と考えられる医薬品の使用を中止し、皮膚に医薬品が残らないよう十分に洗浄して、紫外線を避けることが手引きに示されています。速やかに医師の診療を受ける必要がある点も、あわせて覚えておきましょう。
FAQ
薬疹は、医薬品を使った直後に必ず現れますか?
いいえ。薬疹は医薬品の使用後1〜2週間で起きることが多い一方、長期使用後に現れることもあります。
いいえ。薬疹は医薬品の使用後1〜2週間で起きることが多い一方、長期使用後に現れることもあります。
薬疹は必ず強いかゆみを伴いますか?
いいえ。蕁麻疹(じんましん)では強いかゆみを伴いますが、それ以外の薬疹では、かゆみがないか、あってもわずかなことが多いです。
いいえ。蕁麻疹(じんましん)では強いかゆみを伴いますが、それ以外の薬疹では、かゆみがないか、あってもわずかなことが多いです。
関連キーワード: 接触皮膚炎、アレルギー性皮膚炎、光線過敏症、薬疹、発疹・発赤

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