登録販売者 2026年 北海道・東北 問120
問題文
一般用医薬品の添付文書の「相談すること」の項目中の、「次の診断を受けた人」と記載される基礎疾患等と主な使用上の注意に関する成分との関係について、正しいものの組み合わせはどれか。
基礎疾患等 主な使用上の注意に関する成分
a 甲状腺機能障害 ― アスピリン
b 糖尿病 ― グリチルリチン酸二カリウム
c 肝臓病 ― アセトアミノフェン
d 胃・十二指腸潰瘍 ― サリチルアミド
選択肢
1:(a、b)
2:(a、c)
3:(b、d)
4:(c、d)(正解)
🔒 解説は解答すると表示されます
基礎疾患と相談対象成分【登録販売者解説】
正解の理由
ひと言まとめ:添付文書の「相談すること」では、基礎疾患と注意が必要な成分の組合せを確認します。
正しい組合せは4の(c、d)です。a・bは誤り、c・dは正しい記述です。根拠は、『試験問題の作成に関する手引き(令和8年4月一部改訂)』第5章「医薬品の適正使用・安全対策」の、相談することに関する記載です。
解法ステップ
- 「甲状腺機能障害―アスピリン」のように、まず基礎疾患と成分の組合せをひとまとまりで見ます。
- 「肝臓病―アセトアミノフェン」は、肝臓での代謝と関係する組合せだと確認します。
- 「胃・十二指腸潰瘍―サリチルアミド」も手引きにある組合せです。
- c・dを含む選択肢を選びます。a・bを含む選択肢は除きます。
選択肢別の誤答解説
-
a 甲状腺機能障害―アスピリン:誤り
×(甲状腺機能障害―アスピリン)→ ○(甲状腺機能障害―アドレナリン作動成分等)
甲状腺機能障害では、交感神経系を興奮させる成分などが症状を悪化させるおそれから、相談対象として挙げられています。アスピリンとの組合せではありません。 -
b 糖尿病―グリチルリチン酸二カリウム:誤り
この組合せは、手引きに示される基礎疾患と成分の対応ではありません。グリチルリチン酸二カリウムについては、大量摂取などによる偽アルドステロン症(体内にナトリウムがたまり、むくみなどが起きる状態)への注意が大切です。 -
c 肝臓病―アセトアミノフェン:正しい
肝臓病のある人では、肝臓での代謝が円滑に行われず、成分が体内に蓄積して副作用が現れやすくなるおそれがあります。そのため、アセトアミノフェンは相談対象となる成分です。 -
d 胃・十二指腸潰瘍―サリチルアミド:正しい
サリチルアミドは、胃・十二指腸潰瘍のある人が使用する際に注意が必要な成分として挙げられています。基礎疾患と成分の対応が合っています。
よくある誤解
- 成分名だけを見て判断する
同じ成分でも、どの基礎疾患との組合せとして問われているかが大切です。アスピリンに注意点があることだけで、aを正しいとは判断できません。 - 「相談すること」を「使用してはいけない」と読み替える
相談対象であることは、一律に使用禁止という意味ではありません。添付文書の指示に従い、使用前に相談する項目です。 - 成分の作用と注意対象の病気を取り違える
グリチルリチン酸二カリウムの注意点を、糖尿病との組合せだと混同しないようにしましょう。
補足コラム
「相談すること」は、基礎疾患などがある人について、使用前に医師や薬剤師へ相談するよう促す項目です。一方、「してはいけないこと」は、使用を避けるよう示す項目です。添付文書では、項目名も含めて確認しましょう。
FAQ
Q. 甲状腺機能障害とアスピリンは、まったく関係がないのですか?
A. この問題で問われているのは、添付文書の「相談すること」における成分との対応です。アスピリンに別の注意事項があることと、甲状腺機能障害との組合せが正しいかどうかは分けて考えます。
A. この問題で問われているのは、添付文書の「相談すること」における成分との対応です。アスピリンに別の注意事項があることと、甲状腺機能障害との組合せが正しいかどうかは分けて考えます。
関連キーワード: 相談すること、基礎疾患、アセトアミノフェン、サリチルアミド、グリチルリチン酸二カリウム

\ せっかくなら /
登録販売者を
クイズ形式で学習しませんか?
クイズ画面へ遷移する→
すぐに利用可能!
