登録販売者 2026年 北海道・東北 問119
問題文
一般用医薬品の添付文書における使用上の注意に関する以下の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。
メチルエフェドリン塩酸塩は、( a )、( b )、( c )を起こしやすいため、「相談すること」の項目に「高齢者」と記載することとされている。
選択肢
1:徐脈 血圧上昇 糖代謝促進
2:徐脈 血圧低下 糖代謝抑制
3:心悸亢進 血圧上昇 糖代謝抑制
4:心悸亢進 血圧低下 糖代謝抑制
5:心悸亢進 血圧上昇 糖代謝促進(正解)
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メチルエフェドリン塩酸塩と高齢者の注意【登録販売者解説】
正解の理由
メチルエフェドリン塩酸塩は、心臓・血圧・糖代謝に影響しやすい成分です。
5が正しい組み合わせです。空欄は、a「心悸亢進(しんきこうしん)」、b「血圧上昇」、c「糖代謝促進」です。厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第5章「医薬品の適正使用・安全対策」では、高齢者はこれらの影響に注意が必要なため、「相談すること」の対象として扱われています。
解法ステップ
- 「高齢者」と「相談すること」の組み合わせに注目します。
- メチルエフェドリン塩酸塩で起こしやすい影響として、心臓への影響、血圧への影響、糖代謝への影響を確認します。
- 「心悸亢進・血圧上昇・糖代謝促進」がそろう組み合わせを選びます。
選択肢別の誤答解説
空欄ごとのポイントは次のとおりです。
- a:心悸亢進
心臓の拍動が強く感じられる状態です。メチルエフェドリン塩酸塩は交感神経系を刺激するため、心臓にも影響します。 - b:血圧上昇
血圧を低下させるのではなく、上昇させる方向の影響に注意します。 - c:糖代謝促進
糖代謝を促進し、血糖値の上昇につながることがあります。
各組み合わせで異なる箇所は次のとおりです。
- 1は「徐脈・血圧上昇・糖代謝促進」です。血圧上昇と糖代謝促進は合っていますが、「徐脈」ではなく「心悸亢進」です。
- 2は「徐脈・血圧低下・糖代謝抑制」です。3つとも誤りで、正しくは「心悸亢進・血圧上昇・糖代謝促進」です。
- 3は「心悸亢進・血圧上昇・糖代謝抑制」です。aとbは合っていますが、cは「糖代謝促進」です。
- 4は「心悸亢進・血圧低下・糖代謝抑制」です。aは合っていますが、bは「血圧上昇」、cは「糖代謝促進」です。
よくある誤解
- 「心臓への影響」を見て、拍動が遅くなる「徐脈」と取り違えないようにします。ここで問われているのは、心拍が速くなったり強く感じられたりする「心悸亢進」です。
- 「糖代謝促進」を「糖代謝抑制」と逆に覚えないようにします。促進は、血糖値の上昇につながる方向の影響です。
- 高齢者が「相談すること」に記載されることを、ただちに「使用してはいけない」と読み替えないようにします。
補足コラム
メチルエフェドリン塩酸塩などのアドレナリン作動成分は、交感神経系を刺激します。交感神経系は、心臓や血管などの働きにも関わるため、気管支を広げる作用だけでなく、心臓・血圧・エネルギー代謝への影響にも注意が必要です。
FAQ
Q. なぜ高齢者は「相談すること」の対象になるのですか?
A. 高齢者では、心臓病・高血圧・糖尿病などの基礎疾患がある場合が多く、成分の影響を受ける可能性があるためです。
A. 高齢者では、心臓病・高血圧・糖尿病などの基礎疾患がある場合が多く、成分の影響を受ける可能性があるためです。
Q. 「相談すること」と「してはいけないこと」は同じですか?
A. 同じではありません。「相談すること」は、使用前に専門家へ相談し、使用の適否を確認するよう注意を促す項目です。
A. 同じではありません。「相談すること」は、使用前に専門家へ相談し、使用の適否を確認するよう注意を促す項目です。
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