登録販売者 2026年 北海道・東北 問30
問題文
第1欄の記述は制酸薬に関するものである。( )の中に入れるべき字句は第2欄のどれか。なお、( )内はすべて同じ字句が入る。
第1欄
制酸成分のうち( )を含む成分については、透析療法を受けている人が長期間服用した場合に( )脳症及び( )骨症を引き起こしたとの報告があり、透析療法を受けている人では使用を避ける必要がある。また、透析治療を受けていない人でも、長期連用は避ける必要がある。
第2欄
選択肢
1:ナトリウム
2:カルシウム
3:アルミニウム(正解)
4:マグネシウム
5:亜鉛
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アルミニウム含有制酸成分【登録販売者解説】
正解の理由
アルミニウムを含む制酸成分は、透析を受けている人では使用を避け、透析を受けていない人でも長期連用を避けます。
同じ字句が入るのは「アルミニウム」です。したがって、選択肢の中では3が正解です。記述は、透析療法を受けている人の長期服用でアルミニウム脳症(のうしょう)やアルミニウム骨症(こつしょう)が報告されていることを述べています。
根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」(令和8年4月一部改訂)の第3章「主な医薬品とその作用」です。
解法ステップ
- 「透析療法を受けている人」「長期間服用」に注目します。
- 続く「脳症」「骨症」の前に入る字句を見ます。手引きに記載されている組み合わせは「アルミニウム脳症」「アルミニウム骨症」です。
- 選択肢から「アルミニウム」を選びます。
選択肢別の誤答解説
-
1:ナトリウム
制酸成分には、炭酸水素ナトリウムのように胃酸を中和する成分があります。しかし、設問にある「脳症・骨症」の原因成分として示されているのはナトリウムではありません。 -
2:カルシウム
炭酸カルシウムなどは制酸成分として用いられます。ただし、この設問が問うている透析療法中の長期服用による脳症・骨症とは結び付きません。 -
3:アルミニウム
透析療法を受けている人が長期間服用した場合に、アルミニウム脳症やアルミニウム骨症を引き起こしたとの報告があります。設問の内容に合います。 -
4:マグネシウム
酸化マグネシウムなどは制酸成分として用いられますが、設問の「アルミニウム脳症・アルミニウム骨症」に当たる成分ではありません。 -
5:亜鉛
設問が示す脳症・骨症の原因成分ではありません。選択肢の元素名だけでなく、症状名と組み合わされた成分名にも注目しましょう。
よくある誤解
- 「透析を受けている人だけが注意すればよい」と考えがちです。手引きでは、透析を受けていない人もアルミニウムを含む成分の長期連用を避けるとされています。
- 「制酸成分なら、どの無機塩類でも同じ注意」とまとめてしまうのは誤りです。この問題では、アルミニウムに特有の脳症・骨症の報告が手掛かりです。
補足コラム
アルミニウムを含む成分には、水酸化アルミニウムゲル、ケイ酸アルミン酸マグネシウム、合成ヒドロタルサイトなどがあります。成分名に「アルミニウム」が入っているか、複数の成分を含む名称の一部として含まれているかを確認しましょう。
また、腎臓病の診断を受けた人では、無機塩類が体内に貯留しやすくなることがあります。使用前に、その適否について治療を行っている医師または処方薬を調剤した薬剤師に相談する必要があります。
FAQ
「透析療法を受けている人」と「腎臓病の診断を受けた人」では、注意点が同じですか?
透析療法を受けている人は、アルミニウム含有成分の使用を避ける必要があります。一方、腎臓病の診断を受けた人は、使用前に医師または薬剤師に相談する必要があります。
透析療法を受けている人は、アルミニウム含有成分の使用を避ける必要があります。一方、腎臓病の診断を受けた人は、使用前に医師または薬剤師に相談する必要があります。
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