登録販売者 2026年 北海道・東北 問31
問題文
瀉下成分に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a マルツエキスは、瀉下薬としては比較的作用が穏やかなため、主に乳幼児の便秘に用いられる。
b ヒマシ油は、大腸のうち特に結腸や直腸の粘膜を刺激して、排便を促すと考えられている。
c センノシドは、大腸に生息する腸内細菌によって分解され、分解生成物が大腸を刺激して瀉下作用をもたらすと考えられている。
d ビサコジルは、小腸でリパーゼの働きによって生じる分解物が、小腸を刺激することで瀉下作用をもたらすと考えられている。
選択肢
1:(a、b)
2:(a、c)(正解)
3:(b、d)
4:(c、d)
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瀉下成分の作用部位【登録販売者解説】
正解の理由
マルツエキスは乳幼児に用いられる穏やかな瀉下薬、センノシドは腸内細菌によって分解されて大腸を刺激します。
2の組み合わせ(a、c)が正しいです。a・cは正しく、b・dは誤りです。根拠は、第3章「主な医薬品とその作用」の瀉下成分に関する項目です。『試験問題の作成に関する手引き(令和8年4月一部改訂)』では、成分ごとに作用する場所や仕組みが区別されています。
2の組み合わせ(a、c)が正しいです。a・cは正しく、b・dは誤りです。根拠は、第3章「主な医薬品とその作用」の瀉下成分に関する項目です。『試験問題の作成に関する手引き(令和8年4月一部改訂)』では、成分ごとに作用する場所や仕組みが区別されています。
解法ステップ
- aの「マルツエキス」と「乳幼児」「作用が穏やか」を確認します。これは手引きの説明と一致します。
- bとdは、どちらも「刺激する場所」と「成分名」の組み合わせを確認します。ヒマシ油は小腸、ビサコジルは大腸です。
- cの「腸内細菌による分解」と「大腸への刺激」は、センノシドの作用の説明と一致します。
- 正しい記述がa・cと分かるため、その組み合わせである2を選びます。
選択肢別の誤答解説
-
a 正しい
マルツエキスは、主成分の麦芽糖が腸内細菌によって分解(発酵)され、そのときに生じるガスによって便通を促すとされています。瀉下薬としての作用は比較的穏やかで、主に乳幼児の便秘に用いられます。 -
b 誤り
×「ヒマシ油が結腸や直腸を刺激」→ ○「ヒマシ油は、小腸でリパーゼの働きによって生じる分解物が、小腸を刺激」
リパーゼは脂肪を分解する酵素です。問題文はヒマシ油ではなく、ビサコジルの作用部位と取り違えています。 -
c 正しい
センナに含まれるセンノシドは、胃や小腸では消化されず、大腸の腸内細菌によって分解されます。その分解生成物が大腸を刺激し、瀉下作用をもたらすと考えられています。 -
d 誤り
×「ビサコジルが小腸でリパーゼにより生じた分解物で小腸を刺激」→ ○「ビサコジルは、特に結腸や直腸の粘膜を刺激」
「小腸でリパーゼによって生じた分解物が小腸を刺激する」のは、ヒマシ油の説明です。
組み合わせの確認
- 1(a、b):aは正しいですが、bを含み、正しいcを含まないため誤りです。
- 3(b、d):b・dの両方が誤りで、正しいa・cを含まないため誤りです。
- 4(c、d):cは正しいですが、dを含み、正しいaを含まないため誤りです。
よくある誤解
- 「結腸・直腸」と「小腸」の入れ替えに注意します。ビサコジルは大腸、ヒマシ油は小腸です。
- **「リパーゼによる分解」と「腸内細菌による分解」**は別の仕組みです。前者はヒマシ油、後者はセンノシドです。
- 作用部位だけが合っていても、成分名と組み合わさっていなければ正しい記述とは限りません。
補足コラム
瀉下成分は、作用の仕組みで整理すると覚えやすくなります。
- ヒマシ油:小腸でリパーゼによる分解物が生じ、小腸を刺激します。
- センノシド:大腸の腸内細菌による分解生成物が、大腸を刺激します。
- ビサコジル:大腸のうち、特に結腸や直腸の粘膜を刺激します。
- マルツエキス:麦芽糖の発酵で生じるガスによって便通を促します。
FAQ
Q. センノシドは、飲んだ成分そのものが大腸を刺激するのですか?
A. 手引きでは、センノシドが大腸の腸内細菌によって分解され、その分解生成物が大腸を刺激すると説明されています。
A. 手引きでは、センノシドが大腸の腸内細菌によって分解され、その分解生成物が大腸を刺激すると説明されています。
Q. 「大腸を刺激する成分」と覚えれば、ビサコジルとセンノシドは同じ作用ですか?
A. どちらも大腸に関係しますが、仕組みが異なります。ビサコジルは結腸・直腸の粘膜を刺激し、センノシドは腸内細菌による分解生成物が大腸を刺激します。
A. どちらも大腸に関係しますが、仕組みが異なります。ビサコジルは結腸・直腸の粘膜を刺激し、センノシドは腸内細菌による分解生成物が大腸を刺激します。
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