登録販売者 2026年 北海道・東北 問37
問題文
駆虫薬に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a 一度の服用量を増やすことで駆虫効果が高まる。
b 回虫の場合、虫卵や腸管内以外に潜伏した幼虫にも十分な駆虫作用がある。
c 再度駆虫を必要とする場合には、1ヶ月以上間隔を置いてから使用することとされている。
d 一般用医薬品の駆虫薬が対象とする寄生虫は、回虫と蟯虫である。
選択肢
1:(a、b)
2:(a、c)
3:(b、d)
4:(c、d)(正解)
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駆虫薬の作用と再使用間隔【登録販売者解説】
正解の理由
駆虫薬は「一度に多く飲んでも効果は高まらない」「対象は回虫と蟯虫」です。
4の「c、d」が正しい組み合わせです。a、bは誤りです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和8年4月一部改訂)」第3章「主な医薬品とその作用」の「駆虫薬」です。
解法ステップ
- 「一度の服用量を増やす」と効果が高まるのかを確認します。
- 駆虫薬が作用する場所を、「腸管内」と「腸管内以外」に分けて考えます。
- 「1ヶ月以上」と対象寄生虫の「回虫・蟯虫」を確認し、cとdの組み合わせを探します。
選択肢別の誤答解説
記述a
×「一度の服用量を増やすことで駆虫効果が高まる」→ ○「一度に多く服用しても駆虫効果は高まらず、副作用が現れやすくなる」
服用量を増やしても効果は上がりません。決められた服用回数や期間を守ることが大切です。
記述b
×「虫卵や腸管内以外に潜伏した幼虫にも十分な駆虫作用がある」→ ○「腸管内に生息する虫体にのみ作用し、虫卵や腸管内以外に潜伏した幼虫には駆虫作用が及ばない」
回虫(かいちゅう)は、幼虫が腸管の外に移動して体内を巡ることがあります。そのため、駆虫薬が作用する場所と、幼虫が潜伏する場所を混同しないようにしましょう。
記述c
正しい記述です。再度駆虫する場合は、1ヶ月以上の間隔を置いてから使用します。虫卵や腸管内以外に潜伏した幼虫には駆虫作用が及ばないため、間隔を置いて再度使用する必要があるためです。
記述d
正しい記述です。一般用医薬品の駆虫薬が対象とする寄生虫は、回虫と蟯虫(ぎょうちゅう)です。
誤答の組み合わせ
- 選択肢1(a、b):aとbはいずれも誤りです。正しいcとdを含んでいません。
- 選択肢2(a、c):cは正しいものの、誤りのaを含み、正しいdを含んでいません。
- 選択肢3(b、d):dは正しいものの、誤りのbを含み、正しいcを含んでいません。
よくある誤解
- 「量を増やせば効き目も強くなる」と考えがちですが、駆虫薬では効果が高まらず、副作用が現れやすくなります。
- 回虫の幼虫が体内を移動することと、駆虫薬が幼虫にも作用することは別です。薬が作用するのは腸管内の虫体です。
- 「対象の寄生虫」と「薬の作用が及ぶ対象」を混同しないようにしましょう。対象が回虫でも、虫卵や腸管外に潜伏した幼虫には作用が及びません。
補足コラム
駆虫薬は、駆虫成分が腸管内で働く「局所作用」を目的とする薬です。食事をして腸管内に内容物があると、駆虫成分の吸収が高まるため、空腹時に使用するものが多くあります。
駆除した虫体の排出を促すために瀉下薬(しゃげやく)が併用されることがありますが、ヒマシ油は駆虫成分の吸収を高めるため、併用を避ける必要があります。
FAQ
Q. 回虫や蟯虫は、どのように感染しますか?
A. 手引きでは、どちらも手指や食物に付着した虫卵が口から入ることで感染するとされています。
A. 手引きでは、どちらも手指や食物に付着した虫卵が口から入ることで感染するとされています。
関連キーワード: 駆虫薬、回虫、蟯虫、虫卵、服用間隔、局所作用、ヒマシ油

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