登録販売者 2026年 北海道・東北 問40
問題文
貧血用薬に配合される成分に関する以下の記述について、( )中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。
貧血用薬に配合される成分のうち、( a )は、ヘモグロビンの産生過程で鉄の代謝や輸送に重要な役割を持つ。( b )は、ビタミンB12の構成成分であり、骨髄での造血機能を高める目的で配合される。また、( c )は、エネルギー合成を促進する目的で配合されている場合がある。
選択肢
1:コバルト 銅 マンガン
2:銅 亜鉛 マグネシウム
3:銅 コバルト マンガン(正解)
4:マンガン 亜鉛 銅
5:マンガン コバルト マグネシウム
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貧血用薬の金属成分【登録販売者解説】
正解の理由
銅=鉄の代謝・輸送、コバルト=ビタミンB12の構成成分、マンガン=エネルギー合成の促進です。
したがって、aは銅、bはコバルト、cはマンガンとなるため、組合せは3です。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和8年4月一部改訂)」第3章「主な医薬品とその作用」の「貧血用薬」にある、鉄以外の金属成分の説明です。
解法ステップ
- 「ビタミンB12の構成成分」という手がかりから、bはコバルトと判断します。
- 「鉄の代謝や輸送に重要」という説明に当てはまるのは銅なので、aは銅です。
- 残る「エネルギー合成を促進する目的」がマンガンに当てはまるか確認します。
選択肢別の誤答解説
-
1:コバルト・銅・マンガン
cのマンガンは合っています。しかし、aの「鉄の代謝や輸送」は銅の働きであり、bの「ビタミンB12の構成成分」はコバルトの働きです。aとbが入れ替わっています。 -
2:銅・亜鉛・マグネシウム
aの銅は合っています。一方、bはコバルトであり、亜鉛ではありません。また、cの「エネルギー合成を促進する目的」に当てはまるのはマンガンです。 -
3:銅・コバルト・マンガン
aは銅、bはコバルト、cはマンガンで、3つの説明と成分が一致しています。 -
4:マンガン・亜鉛・銅
aは銅、bはコバルト、cはマンガンです。この組合せでは、a・b・cのすべてが説明と一致しません。 -
5:マンガン・コバルト・マグネシウム
bのコバルトは合っています。しかし、aの「鉄の代謝や輸送」は銅の働きで、cの「エネルギー合成を促進する目的」はマンガンの働きです。
よくある誤解
- 「ビタミンB12の構成成分」とあるため、bにはビタミンB12そのものを入れる、と考えないようにします。問われているのは金属成分のコバルトです。
- aとbは、どちらも造血に関係しますが、役割は異なります。鉄の代謝・輸送は銅、ビタミンB12の構成成分はコバルトです。
- cの「エネルギー合成」を見て、エネルギー源となる糖質などを思い浮かべるのではなく、成分としてのマンガンを選びます。
補足コラム
貧血用薬の鉄製剤は、鉄欠乏性貧血に対して鉄分を補い、造血機能の回復を図るものです。鉄以外の金属成分では、銅・コバルト・マンガンの役割をセットで覚えると、穴埋め問題を解きやすくなります。また、ビタミンCは消化管内で鉄が吸収されやすい状態に保つ目的で用いられる場合があります。
FAQ
コバルトとビタミンB12は、同じものですか?
同じものではありません。コバルトは、ビタミンB12を構成する金属成分です。
同じものではありません。コバルトは、ビタミンB12を構成する金属成分です。
銅は鉄の代わりにヘモグロビンをつくるのですか?
いいえ。銅は、鉄の代謝や輸送に関わり、補充された鉄を利用したヘモグロビンの産生を助けます。
いいえ。銅は、鉄の代謝や輸送に関わり、補充された鉄を利用したヘモグロビンの産生を助けます。
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