登録販売者 2026年 北海道・東北 問43
問題文
婦人薬に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a 妊婦又は妊娠していると思われる女性は、エチニルエストラジオールやエストラジオールといった女性ホルモン成分を摂取することが望ましい。
b 鎮静、鎮痛のほか、女性の滞っている月経を促す作用を期待して、コウブシが配合されている場合がある。
c 血行を促進する作用を目的として、ビタミンB6が配合されている場合がある。
d 疲労時に消耗しがちなビタミンの補給を目的として、ビタミンB1が配合されている場合がある。
選択肢
1:(a、b)
2:(a、c)
3:(b、d)(正解)
4:(c、d)
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婦人薬の配合成分【登録販売者解説】
正解の理由
コウブシは月経を促す目的にも使われ、血行促進はビタミンE、疲労時のビタミン補給はビタミンB1です。
「試験問題の作成に関する手引き(令和8年4月一部改訂)」第3章「主な医薬品とその作用」の婦人薬の配合成分に関する記載が根拠です。aは誤り、bは正しく、cは誤り、dは正しいため、正しい記述の組合せは 3(b、d)です。
解法ステップ
- 「妊婦」と「女性ホルモン成分」が同時に出たら、妊娠中の摂取に関する注意を確認します。
- 「血行を促進する作用」は、ビタミンB群ではなくビタミンEと結び付けます。
- 「疲労時に消耗しがちなビタミンの補給」はビタミンB1などの役割です。bとdを含む組合せを選びます。
選択肢別の誤答解説
-
a 誤り
×「妊婦又は妊娠していると思われる女性は、女性ホルモン成分を摂取することが望ましい」→ ○「妊娠中の女性ホルモン成分の摂取によって、胎児の先天性異常(生まれつきの異常)の発生が報告されている」
手引きでは、エチニルエストラジオールなどの女性ホルモン成分について、妊娠中の摂取による影響が示されています。「望ましい」と反対の内容に書き換えられています。 -
b 正しい
コウブシは生薬の一つです。鎮静・鎮痛のほか、滞っている月経を促す作用を期待して、婦人薬に配合される場合があります。 -
c 誤り
×「血行を促進する作用を目的として、ビタミンB6」→ ○「血行を促進する作用を目的として、ビタミンE」
ビタミンB6などは、疲労時に消耗しがちなビタミンの補給を目的として配合される場合があります。血行促進と結び付ける成分はビタミンEです。 -
d 正しい
ビタミンB1は、疲労時に消耗しがちなビタミンの補給を目的として配合される場合があります。
選択肢の組合せも照合します。
- 1(a、b):正しいbを含みますが、誤りのaを含み、正しいdを含みません。
- 2(a、c):誤りのa・cを含み、正しいb・dを含みません。
- 4(c、d):正しいdを含みますが、誤りのcを含み、正しいbを含みません。
- 3(b、d):正しいb・dの組合せです。
よくある誤解
- 「ビタミンB群はどれも疲労に関係するから、血行促進もB群」とまとめてしまう誤りです。血行促進はビタミンEと結び付けて覚えます。
- 女性ホルモン成分について、「婦人薬に配合される成分だから妊娠中にも望ましい」と考えるのは誤りです。妊娠中の摂取による胎児への影響が報告されています。
- ビタミンB1とB6の役割を入れ替えたり、血行促進のビタミンEと取り違えたりする書き換えに注意しましょう。
補足コラム
婦人薬のビタミン成分は、目的と成分をセットで整理すると見分けやすくなります。
- 疲労時に消耗しがちなビタミンの補給:ビタミンB1、B2、B6、B12、Cなど
- 血行を促進する作用:ビタミンE
「B群などは補給、Eは血行促進」という区別が、選択肢の入れ替えを見抜く手がかりです。
FAQ
Q. コウブシはビタミン成分ですか?
A. いいえ。コウブシは生薬です。ビタミンB1やビタミンEのようなビタミン成分とは分けて整理します。
A. いいえ。コウブシは生薬です。ビタミンB1やビタミンEのようなビタミン成分とは分けて整理します。
Q. ビタミン成分は多く摂るほど、症状の改善が早まりますか?
A. いいえ。手引きでは、多く摂取しても適用となっている症状の改善が早まるものではないとされています。脂溶性ビタミンでは、過剰摂取による過剰症にも注意が必要です。
A. いいえ。手引きでは、多く摂取しても適用となっている症状の改善が早まるものではないとされています。脂溶性ビタミンでは、過剰摂取による過剰症にも注意が必要です。
関連キーワード: 婦人薬、コウブシ、女性ホルモン成分、ビタミンB1、ビタミンB6、ビタミンE、血行促進、妊娠中の摂取

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