登録販売者 2026年 北海道・東北 問61
問題文
呼吸器系に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 鼻腔から気管支までの呼気及び吸気の通り道を気道という。
b 扁桃はリンパ組織が集まってできていて、気道に侵入してくる細菌、ウイルスに対する免疫反応が行われる。
c 肺自体には肺を動かす筋組織があり、拡張・収縮して呼吸運動が行われている。
d 肺胞の壁を介して、心臓から送られてくる血液から二酸化炭素が肺胞気中に拡散し、代わりに酸素が血液中の赤血球に取り込まれるガス交換が行われる。
選択肢
1:a:誤、b:正、c:誤、d:誤
2:a:正、b:誤、c:正、d:正
3:a:誤、b:正、c:正、d:誤
4:a:正、b:正、c:誤、d:正(正解)
5:a:誤、b:誤、c:正、d:正
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呼吸器系の構造とガス交換【登録販売者解説】
正解の理由
ひと言まとめ:気道は空気の通り道、扁桃は免疫に関与し、肺は横隔膜や肋間筋で動きます。
正しい組み合わせは4です。a・b・dは正しく、cは誤りです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第2章「人体の働きと医薬品」の呼吸器系の項目です。
解法ステップ
- 「鼻腔から気管支までの呼気及び吸気の通り道」が気道の説明として適切かを確認します。
- 扁桃については、「リンパ組織」と「免疫反応」の組み合わせに注目します。
- 「肺自体には肺を動かす筋組織があり」という部分を確認します。肺を動かすのは肺そのものの筋組織ではありません。
- 肺胞の壁を介した二酸化炭素と酸素の移動が、手引きのガス交換の説明と合うかを見ます。
選択肢別の誤答解説
記述a:正しい
気道は、呼気と吸気が通る道です。鼻腔から気管支までの通り道という説明は正しいです。
気道は、呼気と吸気が通る道です。鼻腔から気管支までの通り道という説明は正しいです。
記述b:正しい
扁桃(へんとう)はリンパ組織が集まってできており、気道に侵入する細菌やウイルスなどに対する免疫反応(異物を排除しようとする反応)が行われます。
扁桃(へんとう)はリンパ組織が集まってできており、気道に侵入する細菌やウイルスなどに対する免疫反応(異物を排除しようとする反応)が行われます。
記述c:誤り
×(肺自体には肺を動かす筋組織があり)→ ○(肺自体には肺を動かす筋組織がない)
肺は自力で膨らんだり縮んだりするのではありません。横隔膜(おうかくまく)や肋間筋(ろっかんきん)の働きによって、肺が拡張・収縮し、呼吸運動が行われます。
×(肺自体には肺を動かす筋組織があり)→ ○(肺自体には肺を動かす筋組織がない)
肺は自力で膨らんだり縮んだりするのではありません。横隔膜(おうかくまく)や肋間筋(ろっかんきん)の働きによって、肺が拡張・収縮し、呼吸運動が行われます。
記述d:正しい
肺胞(はいほう)の壁を介して、血液中の二酸化炭素が肺胞気(肺胞の中の空気)へ移動し、酸素は血液中の赤血球に取り込まれます。このガス交換の説明は正しいです。
肺胞(はいほう)の壁を介して、血液中の二酸化炭素が肺胞気(肺胞の中の空気)へ移動し、酸素は血液中の赤血球に取り込まれます。このガス交換の説明は正しいです。
各選択肢の組み合わせを正しい正誤と照らすと、次のとおりです。
よくある誤解
- 「肺が拡張・収縮する」という事実から、「肺自体に筋組織がある」と考えてしまいがちです。動かすのは肺ではなく、横隔膜や肋間筋です。
- aとdをどちらも誤りにする組み合わせがあります。どちらも手引きの説明に合っているため、気道の範囲とガス交換の流れをそれぞれ確認しましょう。
補足コラム
呼吸器系には、異物の侵入を防ぐ仕組みもあります。気道では、粘液が異物をからめ取り、線毛(せんもう)の動きが粘液を咽頭(いんとう)へ運びます。一方、肺胞では、肺胞マクロファージ(異物を取り込む細胞)が防御に関わります。
FAQ
酸素は血液中のどこに取り込まれますか?
赤血球に含まれるヘモグロビンに結びつき、血液によって全身へ運ばれます。
赤血球に含まれるヘモグロビンに結びつき、血液によって全身へ運ばれます。
関連キーワード: 気道、扁桃、肺胞、ガス交換、横隔膜、肋間筋

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