登録販売者 2026年 奈良・関西広域連合・福井 問08
問題文
一般用医薬品の使用等に関する記述について、正しいものの組合せを選べ。
a 本来の目的以外の意図で、定められた用量を超えて服用しても短期間であれば問題ない。
b みだりに他の医薬品や酒類等と一緒に摂取するといった乱用がなされると、過量摂取による急性中毒等を生じる危険性が高くなる。
c 一般用医薬品にも、習慣性・依存性がある成分を含むものがある。
d 医薬品の乱用によって薬物依存が形成されても、使用を中止すれば、すぐに離脱できる。
選択肢
1:(a、b)
2:(a、c)
3:(b、c)(正解)
4:(b、d)
5:(c、d)
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医薬品の乱用と依存【登録販売者解説】
正解の理由
ひと言まとめ:用量を超えた乱用には急性中毒等の危険があり、一般用医薬品にも習慣性・依存性のある成分が含まれることがあります。
正しい組合せは3(b、c)です。a・dは誤り、b・cは正しい記述です。根拠は「試験問題の作成に関する手引き(令和8年4月一部改訂)」第1章「医薬品に共通する特性と基本的な知識」の「不適正な使用と副作用」です。
解法ステップ
- aの「短期間であれば問題ない」に注目します。用量を意図的に超えても安全だとする内容は、手引きの説明と合いません。
- bの「過量摂取による急性中毒等を生じる危険性が高くなる」は、乱用の危険性として示されている内容です。
- cの「一般用医薬品にも、習慣性・依存性がある成分を含むものがある」も、手引きと一致します。
- dの「すぐに離脱できる」は、依存が形成された後の説明と反対です。正しい記述の組合せはb・cに絞れます。
選択肢別の誤答解説
-
a
×「短期間であれば問題ない」→ ○「定められた用量を意図的に超えると、過量摂取による急性中毒等の危険性が高くなる」
短期間かどうかで安全とはいえません。用量や使い方は、副作用の危険性を抑えるために定められています。 -
b
他の医薬品や酒類などとみだりに一緒に摂取する乱用は、過量摂取による急性中毒等の危険性を高めます。また、乱用を繰り返すと慢性的な臓器障害などにつながるおそれもあります。 -
c
一般用医薬品にも、習慣性・依存性のある成分を含むものがあります。「一般用医薬品だから依存性はない」とは限りません。 -
d
×「使用を中止すれば、すぐに離脱できる」→ ○「一度、薬物依存が形成されると、そこから離脱することは容易ではない」
依存が形成されると、自分の努力だけで離脱することが難しい場合があり、医療機関での診療が必要となることがあります。
よくある誤解
- 「短期間なら問題ない」という期間の限定を、安全の根拠だと思い込むことがあります。用量を超える乱用そのものに危険があります。
- 「一般用医薬品なら依存性はない」と考えがちですが、一般用医薬品にも習慣性・依存性のある成分を含むものがあります。
- 「使うのをやめればすぐ離脱できる」という書き換えに注意してください。手引きでは、依存からの離脱は容易ではないとされています。
補足コラム
手引きでは、要指導医薬品または一般用医薬品のうち、エフェドリン、コデイン、ジヒドロコデイン、ジフェンヒドラミン、デキストロメトルファン、ブロモバレリル尿素、プソイドエフェドリン、メチルエフェドリンの水和物及びその塩類を有効成分として含有する製剤が、指定濫用防止医薬品として示されています。
FAQ
習慣性と依存性は同じ意味ですか?
同じではありません。習慣性は、習慣的な使用につながりやすい性質です。依存性は、薬物を連続的または周期的に摂取したいという強い欲求を伴う状態につながる性質です。
同じではありません。習慣性は、習慣的な使用につながりやすい性質です。依存性は、薬物を連続的または周期的に摂取したいという強い欲求を伴う状態につながる性質です。
関連キーワード: 医薬品の乱用、薬物依存、習慣性、急性中毒、指定濫用防止医薬品

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