登録販売者 2026年 奈良・関西広域連合・福井 問113
問題文
アスピリンが配合された一般用医薬品の添付文書等において、「次の人は使用(服用)しないこと」の項目中に記載することとされている対象者について、正しいものの組合せを選べ。
a 緑内障の診断を受けた人
b 出産予定日12週以内の妊婦
c 本剤又は他のかぜ薬、解熱鎮痛薬を使用(服用)して、喘息を起こしたことがある人
d 18歳未満の人
選択肢
1:(a、b)
2:(a、c)
3:(b、c)(正解)
4:(b、d)
5:(c、d)
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アスピリンの使用禁忌対象【登録販売者解説】
正解の理由
アスピリンでは「出産予定日12週以内の妊婦」と「解熱鎮痛薬などで喘息を起こしたことがある人」が使用対象外です。
正しい組合せは3(b、c)です。aは対象外、bとcは対象、dは対象外です。根拠は、手引き第5章「医薬品の適正使用と安全対策」の「次の人は使用(服用)しないこと」に関する記載です。『試験問題の作成に関する手引き(令和8年4月一部改訂)』では、重い副作用を避けるため、使用を避けるべき人を添付文書等に記載するとされています。
解法ステップ
- 「出産予定日12週以内」は、アスピリンの使用を避ける対象として手引きに明記されています。まずbを選びます。
- cの「本剤又は他のかぜ薬、解熱鎮痛薬で喘息を起こしたことがある」は、使用しない人の記載に当たります。
- aの緑内障と、dの「18歳未満」は、アスピリンについて手引きに示された対象の表現と一致するかを確認します。年齢の基準は「15歳未満」です。
選択肢別の誤答解説
-
a 緑内障の診断を受けた人:対象外
アスピリンの「次の人は使用しないこと」の対象として、緑内障の人は示されていません。緑内障が別の医薬品の使用上の注意に関係する場合があっても、薬ごとの対象を混同しないことが大切です。 -
b 出産予定日12週以内の妊婦:対象になる
アスピリンには血液を凝固しにくくする作用があり、胎児や出産時の母体への影響を考慮して、出産予定日12週以内の使用を避けます。 -
c 本剤又は他のかぜ薬、解熱鎮痛薬で喘息を起こしたことがある人:対象になる
こうした人は、再び喘息を起こすおそれがあるため、使用しない人として記載されます。喘息(ぜんそく)は、気道が狭くなって呼吸が苦しくなる発作を起こす状態です。 -
d 18歳未満の人:対象外
アスピリンについて手引きに示されている年齢の基準は「15歳未満の小児」です。「18歳未満」とすると15〜17歳も含むため、対象年齢を正確に表した記述ではありません。
組合せで確認すると、a・bの組は対象外のaを含み、b・cの組は対象となる記述だけです。a・cの組はaを含み、b・dの組とc・dの組は対象外のdを含みます。
よくある誤解
-
「15歳未満」と「18歳未満」を同じ扱いにする
15〜17歳も含むかどうかが異なります。年齢の数字は、手引きの表現どおりに覚えましょう。 -
緑内障への注意を、すべての医薬品に共通する禁忌だと思う
使用できない人は、成分や製品によって異なります。病名だけで対象を判断せず、その医薬品についての記載を確認します。 -
「喘息を起こしたことがある人」の対象を、本剤だけに限る
この記述では、本剤だけでなく、他のかぜ薬や解熱鎮痛薬を使用して喘息を起こした場合も含まれます。
補足コラム
アスピリン(アスピリンアルミニウムを含む。)は、15歳未満の小児には一般用医薬品として使用しません。手引きでは、サザピリンとサリチル酸ナトリウムについても同様に扱われています。サリチル酸系解熱鎮痛成分では、ライ症候群(ライしょうこうぐん)の発生が示唆されていることも、年齢の注意とあわせて押さえましょう。
FAQ
Q. 「出産予定日12週以内」は、妊娠中の人全員を指しますか?
A. いいえ。この記載が示す対象は「出産予定日12週以内の妊婦」です。妊婦に関する注意は、成分ごとの記載を確認してください。
A. いいえ。この記載が示す対象は「出産予定日12週以内の妊婦」です。妊婦に関する注意は、成分ごとの記載を確認してください。
Q. 解熱鎮痛薬で喘息を起こしたことがあれば、どの薬でも同じ注意になりますか?
A. 注意の対象や表現は医薬品によって異なります。個別の使用については、薬剤師や医師に相談してください。
A. 注意の対象や表現は医薬品によって異なります。個別の使用については、薬剤師や医師に相談してください。
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