戦国登販登録販売者試験 過去問
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登録販売者 2026年 奈良・関西広域連合・福井 問32


問題文

咳止めや痰を出しやすくする目的で用いられる漢方処方製剤のうち、マオウを含むものの組合せを選べ。
a 麦門冬湯 b 甘草湯 c 五虎湯 d 麻杏甘石湯

選択肢

1:(a、b)
2:(a、c)
3:(b、c)
4:(b、d)
5:(c、d)(正解)

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鎮咳去痰薬のマオウ含有処方【登録販売者解説】

正解の理由

五虎湯(ごことう)・麻杏甘石湯(まきょうかんせきとう)は、どちらも構成生薬としてマオウを含みます。
5の組合せは、マオウを含む五虎湯と麻杏甘石湯です。記述ごとの判定は、a 麦門冬湯(ばくもんどうとう)は対象外、b 甘草湯は対象外、c 五虎湯は対象、d 麻杏甘石湯は対象です。
根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」(令和8年4月一部改訂)の第3章「主な医薬品とその作用」です。咳止めや痰(たん)を出しやすくする漢方処方製剤のうち、五虎湯・麻杏甘石湯・神秘湯はマオウを含むとされています。

解法ステップ

  1. 問いのポイントを「咳止めに用いる処方」ではなく、「マオウを含む処方」と確認します。
  2. 手引きに明記されている五虎湯・麻杏甘石湯を拾い、選択肢の組合せと照合します。
  3. 2つとも含む組合せを選びます。五虎湯と麻杏甘石湯の組は5です。

選択肢別の誤答解説

  • a 麦門冬湯
    咳や痰に用いられる処方ですが、この問題で問われている「マオウを含む処方」には該当しません。体力中等度以下で、痰が切れにくい、強く咳き込む、のどに乾燥感があるといった特徴が見分ける手がかりです。水様の痰が多い人には不向きとされています。
    aを含む(a、b)の組合せはa・bを含み、c・dを含まないため誤りです。(a、c)の組合せも、aを含みdを含まないため誤りです。
  • b 甘草湯
    咳止めや痰を出しやすくする目的で用いられる処方ですが、この問題で問われているマオウ含有の組合せには入りません。
    bを含む(a、b)、(b、c)、(b、d)の各組合せは、いずれもbを含むため誤りです。
  • c 五虎湯
    マオウを含む処方です。体力中等度以上で、強い咳がある場合などに用いられる処方として見分けます。正しい組合せにはcが入ります。
  • d 麻杏甘石湯
    こちらもマオウを含む処方です。体力中等度以上で、咳が出て、ときにのどが渇く場合などに用いられる処方として見分けます。正しい組合せにはdが入ります。

よくある誤解

  • 「咳止めに使う処方なら、どれもマオウを含む」と考える
    咳止めや痰を出しやすくする処方であることと、マオウを含むことは別の知識です。
  • 処方名の印象だけで判断する
    「麻」の字があるかどうかだけで決めず、含有する生薬を確認しましょう。
  • 一方だけ正しい組合せを選ぶ
    「組合せ」を問う問題では、選んだ2処方がどちらも条件に合っているかを確認します。

補足コラム

体力と症状の特徴を合わせて覚えると、処方名の混同を防ぎやすくなります。
  • 麦門冬湯:体力中等度以下。痰が切れにくい、強く咳き込む、のどに乾燥感があるなど。
  • 五虎湯:体力中等度以上。強い咳など。
  • 麻杏甘石湯:体力中等度以上。咳が出て、ときにのどが渇くなど。
  • 甘草湯:この問題では、体力や症状ではなくマオウを含むかどうかで判定します。

FAQ

Q. 「咳止めや痰を出しやすくする処方」というだけで、マオウの有無も判断できますか?
A. できません。目的が同じでも構成生薬は異なります。今回のように、生薬名と処方名の組合せを確認して判断します。
Q. 漢方処方は、体力区分や症状の特徴も覚える必要がありますか?
A. はい。成分の組合せを問う問題だけでなく、体力区分や特徴的な症状を問う問題もあります。処方ごとにセットで覚えると役立ちます。

関連キーワード: マオウ、五虎湯、麻杏甘石湯、麦門冬湯、甘草湯、鎮咳去痰薬
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