登録販売者 2026年 奈良・関西広域連合・福井 問39
問題文
血中コレステロール及び高コレステロール改善薬とその配合成分に関する記述の正誤について、正しい組合せを選べ。
a 低密度リポタンパク質(LDL)は、コレステロールを肝臓から末梢組織へと運ぶリポタンパク質である。
b 心臓病や肥満、動脈硬化症等の生活習慣病の危険性は、血液中のLDLが少なく、高密度リポタンパク質(HDL)が多い場合に高くなる。
c 大豆油不けん化物(ソイステロール)は、腸管におけるコレステロールの吸収を抑える。
d 高コレステロール改善薬は、ウエスト周囲径(腹囲)を減少させるなどの痩身効果を目的として使用される。
選択肢
1:a:正、b:誤、c:正、d:誤(正解)
2:a:正、b:誤、c:誤、d:正
3:a:誤、b:誤、c:正、d:誤
4:a:正、b:正、c:誤、d:誤
5:a:誤、b:誤、c:誤、d:正
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血中コレステロールと改善薬【登録販売者解説】
正解の理由
LDLは肝臓から末梢組織へ、HDLは末梢組織から肝臓へコレステロールを運びます。
正しい組合せは1で、aは正、bは誤、cは正、dは誤です。根拠は『試験問題の作成に関する手引き』第3章「主な医薬品とその作用」の「高コレステロール改善薬」です。
正しい組合せは1で、aは正、bは誤、cは正、dは誤です。根拠は『試験問題の作成に関する手引き』第3章「主な医薬品とその作用」の「高コレステロール改善薬」です。
解法ステップ
- aは、LDLの運ぶ向きが「肝臓から末梢組織へ」となっているかを見ます。
- bは、生活習慣病の危険性が高まるLDL・HDLの組合せを確認します。「LDLが多く、HDLが少ない」が手がかりです。
- cは、ソイステロールの働きが「腸管でのコレステロール吸収を抑える」かを確認します。
- dは、高コレステロール改善薬の目的と、痩身目的とを区別します。
選択肢別の誤答解説
-
a 正しいです。
LDLはコレステロールを肝臓から末梢組織へ運びます。反対に、HDLは末梢組織のコレステロールを取り込み、肝臓へ運びます。 -
b 誤りです。
×「LDLが少なく、HDLが多い場合」→ ○「LDLが多く、HDLが少ない場合」
LDLが多くHDLが少ないと、コレステロールの運搬が末梢組織側に偏り、蓄積を招きやすくなります。そのため、心臓病や動脈硬化症などにつながる危険性が高くなります。 -
c 正しいです。
大豆油不けん化物(ソイステロール)には、腸管でコレステロールが吸収されるのを抑える働きがあるとされています。 -
d 誤りです。
×「痩身効果を目的として使用される」→ ○「痩身効果を目的とする医薬品ではない」
高コレステロール改善薬は、血中コレステロール異常の改善などを目的とします。腹囲を減らす目的の薬ではありません。
組合せの選択肢では、2はc・d、3はa、4はb・c、5はa・c・dの正誤が、それぞれ正しい判定と異なります。
よくある誤解
- LDLとHDLの運ぶ向きを逆にする誤りに注意しましょう。LDLは「肝臓から末梢組織へ」、HDLは「末梢組織から肝臓へ」です。
- 「LDLが少なくHDLが多いと危険」と、危険性が高まる条件を逆にした書き換えがよく出ます。
- 高コレステロール改善薬は生活習慣病の予防につながることがありますが、痩身を目的とする薬ではありません。
補足コラム
高コレステロール改善薬による対処は、食事療法や運動療法を補助する位置づけです。糖質や脂質を多く含む食品の過度な摂取を控え、適度な運動を取り入れるなど、生活習慣の改善も重要とされています。
FAQ
LDLは「悪玉」、HDLは「善玉」と覚えてよいですか?
手引きでは、そのように呼ぶことがあるとされています。ただし、試験では呼び名だけでなく、どちら向きにコレステロールを運ぶかも押さえましょう。
手引きでは、そのように呼ぶことがあるとされています。ただし、試験では呼び名だけでなく、どちら向きにコレステロールを運ぶかも押さえましょう。
ソイステロールは、コレステロールを肝臓で作らせない成分ですか?
この問題で押さえる働きは、腸管におけるコレステロールの吸収を抑えることです。
この問題で押さえる働きは、腸管におけるコレステロールの吸収を抑えることです。
関連キーワード: LDL、HDL、大豆油不けん化物、ソイステロール、高コレステロール改善薬、痩身効果

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