登録販売者 2026年 奈良・関西広域連合・福井 問48
問題文
30歳女性が、花粉による目の充血と痒みがあるため、次の成分の一般用医薬品のアレルギー用点眼薬を購入する目的で店舗を訪れた。この点眼薬に関する記述の正誤について、正しい組合せを選べ。
1mL中:
成分 分量
クロモグリク酸ナトリウム 10 mg
クロルフェニラミンマレイン酸塩 0.15 mg
プラノプロフェン 0.5 mg
(添加物として、ホウ酸、ベンザルコニウム塩化物等を含む)
a クロモグリク酸ナトリウムは、花粉、ハウスダスト(室内塵)等による目のアレルギー症状(結膜充血、痒み、かすみ、流涙、異物感)の緩和を目的として配合されている。
b プラノプロフェンは、ステロイド性抗炎症成分であり、目の炎症を改善する効果を期待して配合されている。
c この医薬品には、防腐剤が配合されているので、ソフトコンタクトレンズを装着したままの点眼は避ける。
d この医薬品を2日間使用しても症状の改善がみられない場合には、アレルギー以外の原因の可能性が考えられる。
選択肢
1:a:正、b:誤、c:正、d:誤
2:a:正、b:誤、c:正、d:正(正解)
3:a:正、b:正、c:誤、d:誤
4:a:誤、b:正、c:正、d:正
5:a:誤、b:正、c:誤、d:正
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アレルギー用点眼薬の成分と注意【登録販売者解説】
正解の理由
クロモグリク酸ナトリウムは抗アレルギー成分、プラノプロフェンは非ステロイド性抗炎症成分、防腐剤を含む点眼薬はソフトコンタクトレンズ装着中の使用を避けるのが基本です。
正しい組合せは2で、aは正、bは誤、cとdは正です。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第3章「主な医薬品とその作用」の眼科用薬に関する項目です。
正しい組合せは2で、aは正、bは誤、cとdは正です。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第3章「主な医薬品とその作用」の眼科用薬に関する項目です。
解法ステップ
- aでは「クロモグリク酸ナトリウム」と「花粉・ハウスダストによる目のアレルギー症状」を結び付けます。
- bでは、プラノプロフェンの分類が「ステロイド性」か「非ステロイド性」かを確認します。
- cでは、添加物の「ベンザルコニウム塩化物」が防腐剤に当たることに注目します。
- dでは、「2日間使用して改善しない場合」という期間と、「アレルギー以外の原因の可能性」という記述を照らし合わせます。
選択肢別の誤答解説
- a:正しいです。 クロモグリク酸ナトリウムは、肥満細胞からのヒスタミン遊離を抑える抗アレルギー成分です。花粉やハウスダストなどによる目のアレルギー症状の緩和を目的として配合されます。
- b:誤りです。
× ステロイド性抗炎症成分 → ○ 非ステロイド性抗炎症成分
プラノプロフェンは、炎症の原因となる物質の生成を抑え、目の炎症を改善する成分です。ステロイド性ではありません。 - c:正しいです。 ベンザルコニウム塩化物は防腐剤として用いられます。防腐剤がソフトコンタクトレンズに吸着し、角膜に障害を起こすおそれがあるため、装着したままの点眼を避ける製品が多くあります。
- d:正しいです。 クロモグリク酸ナトリウムを含む点眼薬を2日間使用しても改善しない場合は、アレルギー以外の原因による可能性が考えられます。
組合せを照合すると、1はdを誤としている点が違います。3はbを正、cとdを誤としている点が違います。4はaを誤、bを正としている点が違います。5はaを誤、bを正、cを誤としている点が違います。
よくある誤解
- 抗炎症成分ならステロイド性だと思い込むこと:プラノプロフェンは抗炎症成分ですが、分類は非ステロイド性です。
- 防腐剤入りの点眼薬は、ソフトコンタクトレンズ装着中でも使えると思うこと:防腐剤がレンズに吸着するおそれがあるため、装着中の点眼を避ける製品が多くあります。
- 改善しない場合の期間を別の点眼薬と混同すること:この問題の2日間は、クロモグリク酸ナトリウムを含むアレルギー用点眼薬についての記述です。
補足コラム
アレルギー用点眼薬には、抗アレルギー成分のほか、ヒスタミンの働きを抑える抗ヒスタミン成分が配合されることがあります。この問題の成分では、クロルフェニラミンマレイン酸塩が抗ヒスタミン成分です。クロモグリク酸ナトリウムはヒスタミンの「遊離を抑える」成分、クロルフェニラミンマレイン酸塩はヒスタミンの「働きを抑える」成分として区別しましょう。
FAQ
防腐剤を含まない点眼薬なら、ソフトコンタクトレンズを装着したまま使えますか?
1回使い切りタイプなど、防腐剤を含まず、装着中にも使用できる製品があります。使用できるかどうかは製品の説明に従います。
1回使い切りタイプなど、防腐剤を含まず、装着中にも使用できる製品があります。使用できるかどうかは製品の説明に従います。
目の症状だけでも、アレルギーによる症状とは限らないのですか?
はい。アレルギー性でない結膜炎など、別の原因による症状もあります。アレルギーによるものか判断しにくい場合は、使用前に専門家へ相談することが大切です。
はい。アレルギー性でない結膜炎など、別の原因による症状もあります。アレルギーによるものか判断しにくい場合は、使用前に専門家へ相談することが大切です。
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