登録販売者 2026年 奈良・関西広域連合・福井 問47
問題文
一般用医薬品の鼻炎用点鼻薬に関する記述の正誤について、正しい組合せを選べ。
a 鼻炎用点鼻薬は、鼻炎等の原因そのものを取り除くことにより、症状の緩和を図るものである。
b 副鼻腔炎のうち慢性のものである蓄膿症は、一般用医薬品の鼻炎用点鼻薬で対処することが推奨される。
c 鼻粘膜が腫れてポリープ(鼻茸)となっている場合にも、一般用医薬品の点鼻薬の使用が適切である。
d アドレナリン作動成分が配合された鼻炎用点鼻薬は、鼻以外の器官や臓器に影響を及ぼすおそれがあり、長期連用を避けることとされている。
選択肢
1:a:正、b:正、c:正、d:正
2:a:誤、b:誤、c:正、d:正
3:a:誤、b:誤、c:誤、d:正(正解)
4:a:正、b:正、c:誤、d:誤
5:a:正、b:誤、c:正、d:誤
🔒 解説は解答すると表示されます
鼻炎用点鼻薬の対応範囲【登録販売者解説】
正解の理由
鼻炎用点鼻薬は原因を取り除く薬ではなく、症状を緩和する薬です。慢性の蓄膿症(ちくのうしょう)や鼻茸(はなたけ)は、一般用医薬品での対処に適しません。
正しい組合せは3です。記述は、a 誤・b 誤・c 誤・d 正となります。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和8年4月一部改訂)」第3章「主な医薬品とその作用」の「鼻に用いる薬」です。
解法ステップ
- aの「原因そのものを取り除く」に注目します。点鼻薬の役割は、原因を取り除くことなのか、症状を和らげることなのかを確認します。
- bの「慢性」とcの「ポリープ」は、一般用医薬品で対処できる範囲かどうかを見ます。
- dの「鼻以外にも影響」「長期連用を避ける」は、アドレナリン作動成分の注意点と照らします。
- a〜dの正誤を組み合わせると、3に絞れます。
選択肢別の誤答解説
-
記述 a
×「原因そのものを取り除く」→ ○「症状を緩和する」
鼻炎用点鼻薬には鼻づまりや鼻水などを和らげる働きがありますが、鼻炎等の原因自体を取り除くものではありません。 -
記述 b
×「慢性の蓄膿症は対象」→ ○「慢性のものは対象外」
副鼻腔炎(ふくびくうえん)のうち、慢性のものは一般に蓄膿症と呼ばれます。一般用医薬品の鼻炎用点鼻薬で対処する対象にはなっていません。 -
記述 c
×「ポリープの場合にも一般用医薬品の点鼻薬が適切」→ ○「一般用医薬品で対処することは適当でない」
鼻粘膜が腫れてポリープ(鼻茸)となっている場合は、一般用医薬品で対処するのではなく、医療機関での治療が必要とされています。 -
記述 d
正しい記述です。アドレナリン作動成分は鼻粘膜の血管を収縮させ、充血や腫れを和らげます。一方、成分が血液中に入り、鼻以外の器官や臓器に影響するおそれもあるため、長期連用を避けます。
組合せの確認
- 選択肢1はa・b・cを正としており、いずれも実際の正誤と異なります。
- 選択肢2はcを正としており、cの正誤が異なります。
- 選択肢4はa・bを正、dを誤としており、a・b・dの正誤が異なります。
- 選択肢5はa・cを正、dを誤としており、a・c・dの正誤が異なります。
よくある誤解
- 「点鼻薬は鼻に使うから、原因そのものを治す」と考える誤りです。手引きでは、原因の除去ではなく症状の緩和とされています。
- 「副鼻腔炎なら慢性でも点鼻薬の対象」と範囲を広げる誤りです。慢性の蓄膿症は対象外です。
- 「局所に使う薬なら全身には影響しない」と決めつける誤りです。成分が血液中に入り、鼻以外に影響することがあります。
補足コラム
アドレナリン作動成分は、鼻粘膜の血管を収縮させて腫れを和らげます。しかし、過度に使用すると血管が反応しにくくなり、逆に血管が拡張して二次充血を起こし、鼻づまりが悪化しやすくなります。作用と注意をセットで覚えましょう。
FAQ
鼻炎用点鼻薬が緩和を目的とする症状には、どのようなものがありますか?
鼻づまり、鼻水、くしゃみ、頭重(頭が重い感じ)などです。
鼻づまり、鼻水、くしゃみ、頭重(頭が重い感じ)などです。
点鼻薬の容器は、ほかの人と共有してもよいですか?
共有は避けます。容器の汚染を防ぐため、使用後は鼻に接した部分を清潔にし、キャップを閉めて保管します。
共有は避けます。容器の汚染を防ぐため、使用後は鼻に接した部分を清潔にし、キャップを閉めて保管します。
関連キーワード: 鼻炎用点鼻薬、アドレナリン作動成分、蓄膿症、鼻茸、長期連用

\ せっかくなら /
登録販売者を
クイズ形式で学習しませんか?
クイズ画面へ遷移する→
すぐに利用可能!
