登録販売者 2026年 奈良・関西広域連合・福井 問46
問題文
鼻炎用内服薬の配合成分に関する記述の正誤について、正しい組合せを選べ。
a パーキンソン病の治療のため医療機関でセレギリン塩酸塩等のモノアミン酸化酵素阻害剤が処方されて治療を受けている人が、プソイドエフェドリン塩酸塩が配合された鼻炎用内服薬を使用した場合、副作用が現れやすくなるおそれが高く、使用を避ける必要がある。
b ベラドンナ総アルカロイドは、ヒスタミンの働きを抑える作用を目的として配合されている抗ヒスタミン成分である。
c フェキソフェナジン塩酸塩は、鼻粘膜の血管を収縮させることによって鼻粘膜の充血や腫れを和らげるアドレナリン作動成分である。
d グリチルリチン酸は、鼻粘膜の炎症を和らげることを目的として配合されている場合がある。
選択肢
1:a:正、b:正、c:誤、d:誤
2:a:正、b:誤、c:正、d:誤
3:a:誤、b:正、c:正、d:正
4:a:正、b:誤、c:誤、d:正(正解)
5:a:誤、b:正、c:誤、d:正
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鼻炎用内服薬の配合成分【登録販売者解説】
正解の理由
プソイドエフェドリン塩酸塩は併用薬に注意、ベラドンナ総アルカロイドは抗コリン成分、フェキソフェナジン塩酸塩は抗ヒスタミン成分、グリチルリチン酸は抗炎症成分です。
正しい組合せは4です。aは正、bは誤、cは誤、dは正です。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和8年4月一部改訂)」第3章「主な医薬品とその作用」の鼻炎用内服薬に関する項目です。
解法ステップ
- aの「モノアミン酸化酵素阻害剤」と「プソイドエフェドリン塩酸塩」の併用注意を確認します。
- bの「ヒスタミンの働きを抑える」という分類が、ベラドンナ総アルカロイドに当てはまるかを見ます。
- cの「フェキソフェナジン塩酸塩」と「血管を収縮させる作用」の組合せに注目します。
- dは「グリチルリチン酸」と「鼻粘膜の炎症を和らげる」の組合せを確認し、正しい記述の組を選びます。
選択肢別の誤答解説
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a 正しいパーキンソン病の治療などでモノアミン酸化酵素阻害剤を使用している人が、プソイドエフェドリン塩酸塩を含む鼻炎用内服薬を使うと、プソイドエフェドリンの代謝が妨げられ、副作用が現れやすくなるおそれがあります。そのため、使用を避ける必要があるとされています。
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b 誤り×(ベラドンナ総アルカロイドは抗ヒスタミン成分)→ ○(抗コリン成分)抗ヒスタミン成分は、ヒスタミンの働きを抑える成分です。一方、ベラドンナ総アルカロイドは抗コリン成分で、鼻腔内の粘液分泌を抑える目的で配合されます。どちらも鼻炎用内服薬に関係する成分ですが、分類と作用が異なります。
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c 誤り×(フェキソフェナジン塩酸塩はアドレナリン作動成分)→ ○(抗ヒスタミン成分)フェキソフェナジン塩酸塩は、ヒスタミンの働きを抑える抗ヒスタミン成分です。鼻粘膜の血管を収縮させ、充血や腫れを和らげるアドレナリン作動成分とは異なります。手引きに挙げられているアドレナリン作動成分には、プソイドエフェドリン塩酸塩、フェニレフリン塩酸塩、メチルエフェドリン塩酸塩などがあります。
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d 正しいグリチルリチン酸二カリウムは、鼻粘膜の炎症を和らげる目的で配合されることがあります。設問の「グリチルリチン酸」は、この抗炎症成分に関する記述です。
よくある誤解
- 鼻炎に使われる成分なら、どれも抗ヒスタミン成分だと思い込むことがあります。鼻炎用内服薬には、抗ヒスタミン成分のほか、抗コリン成分やアドレナリン作動成分なども配合されます。
- 「鼻粘膜の充血や腫れを和らげる作用」と「ヒスタミンの働きを抑える作用」を混同しやすいです。前者はアドレナリン作動成分、後者は抗ヒスタミン成分の説明です。
- 成分名を見ずに、記述中の「鼻炎用内服薬」という言葉だけで正誤を判断しないようにしましょう。成分ごとの分類と作用を照らし合わせるのがポイントです。
補足コラム
鼻炎用内服薬の成分は、作用で整理すると見分けやすくなります。
- 抗ヒスタミン成分:ヒスタミンの働きを抑えます。例:フェキソフェナジン塩酸塩
- 抗コリン成分:鼻腔内の粘液分泌を抑えます。例:ベラドンナ総アルカロイド
- アドレナリン作動成分:鼻粘膜の血管を収縮させ、充血や腫れを和らげます。例:プソイドエフェドリン塩酸塩
- 抗炎症成分:鼻粘膜の炎症を和らげます。例:グリチルリチン酸二カリウム
FAQ
抗ヒスタミン成分と抗コリン成分は、どちらも鼻水に関係しますか?
鼻炎用内服薬には、鼻汁分泌を抑える成分として抗コリン成分が配合される場合があります。抗ヒスタミン成分とは、働きの分類が異なります。
鼻炎用内服薬には、鼻汁分泌を抑える成分として抗コリン成分が配合される場合があります。抗ヒスタミン成分とは、働きの分類が異なります。
フェキソフェナジン塩酸塩は、鼻炎用内服薬以外にも使われますか?
手引きでは、フェキソフェナジン塩酸塩を抗ヒスタミン成分の例として挙げています。成分の分類は、製品の用途名だけでなく成分名から確認しましょう。
手引きでは、フェキソフェナジン塩酸塩を抗ヒスタミン成分の例として挙げています。成分の分類は、製品の用途名だけでなく成分名から確認しましょう。
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