登録販売者 2026年 奈良・関西広域連合・福井 問55
問題文
禁煙補助剤(咀嚼剤)に関する記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組合せを選べ。なお、同じアルファベットの( )の中には、同じ字句が入る。
口腔内が( a )になるとニコチンの吸収が低下するため、コーヒ-や炭酸飲料など口腔内を( a )にする食品を摂取した後、しばらくは使用を避けることとされている。また、ニコチンは( b )系を興奮させる作用を示し、アドレナリン作動成分が配合された医薬品(鎮咳去痰薬、鼻炎用薬、痔疾用薬等)との併用により、その作用を( c )させるおそれがある。
選択肢
1:酸性 交感神経 増強(正解)
2:酸性 交感神経 減弱
3:酸性 副交感神経 増強
4:アルカリ性 交感神経 減弱
5:アルカリ性 副交感神経 減弱
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禁煙補助剤(咀嚼剤)の相互作用【登録販売者解説】
正解の理由
口腔内が酸性になるとニコチンの吸収が低下し、ニコチンは交感神経系を興奮させます。
したがって、空欄は a=酸性、b=交感神経、c=増強 です。この組合せに当てはまるのは 1 です。
根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和8年4月一部改訂)」第3章「主な医薬品とその作用」の禁煙補助剤に関する項目です。コーヒーや炭酸飲料など、口腔内を酸性にする食品の摂取後は、しばらく使用を避けます。また、ニコチンとアドレナリン作動成分を併用すると、作用が増強するおそれがあります。
解法ステップ
- 「コーヒーや炭酸飲料など」の後に注目します。口腔内を何性にする食品かが、aの手がかりです。
- ニコチンが興奮させるのは「交感神経系」か「副交感神経系」かを確認します。
- 「作用を( c )させる」という部分は、併用によって作用が強まるのか弱まるのかを考えます。
- 3つの語句がすべて一致する組合せを選びます。
選択肢別の誤答解説
a:酸性
口腔内が酸性になると、ニコチンの吸収は低下します。コーヒーや炭酸飲料は、口腔内を酸性にする食品として示されています。
b:交感神経
ニコチンは交感神経系を興奮させます。副交感神経系ではありません。交感神経系は、緊張や活動に対応する働きを担います。
c:増強
ニコチンとアドレナリン作動成分が配合された医薬品を併用すると、作用を増強させるおそれがあります。「減弱」ではありません。
組合せの確認
- 2は「酸性・交感神経・減弱」です。aとbは合っていますが、cが異なります。
- 3は「酸性・副交感神経・増強」です。aとcは合っていますが、bが異なります。
- 4は「アルカリ性・交感神経・減弱」です。bは合っていますが、aとcが異なります。
- 5は「アルカリ性・副交感神経・減弱」です。a・b・cのすべてが異なります。
よくある誤解
- 「口腔内が酸性になると、ニコチンの吸収が増える」と逆に覚えないようにしましょう。手引きでは、酸性になると吸収は低下するとされています。
- ニコチンが興奮させる神経を、副交感神経系と取り違えないようにしましょう。
- 併用時の作用を「弱める」と考えないことが大切です。ここでは、アドレナリン作動成分との併用で作用が増強するおそれがあります。
補足コラム
禁煙補助剤の咀嚼剤は、ニコチンを口腔粘膜から吸収させる薬です。菓子のガムのように噛むと、ニコチンが唾液とともに飲み込まれ、口腔粘膜から十分に吸収されにくくなります。そのため、ゆっくりと断続的に噛むとされています。
FAQ
Q. 口腔内が酸性になる食品を摂取した後、なぜすぐに使わないのでしょうか?
A. 酸性の状態ではニコチンの吸収が低下するためです。食品を摂取した後、しばらく使用を避けることとされています。
A. 酸性の状態ではニコチンの吸収が低下するためです。食品を摂取した後、しばらく使用を避けることとされています。
Q. 禁煙補助剤の使用中に喫煙してもよいですか?
A. 禁煙補助剤は、喫煙を完全に止めたうえで使用するものです。使用中や使用直後に喫煙すると、血中のニコチン濃度が急激に高まるおそれがあります。
A. 禁煙補助剤は、喫煙を完全に止めたうえで使用するものです。使用中や使用直後に喫煙すると、血中のニコチン濃度が急激に高まるおそれがあります。
関連キーワード: 禁煙補助剤、ニコチン、口腔粘膜、交感神経系、アドレナリン作動成分

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