登録販売者 2026年 奈良・関西広域連合・福井 問54
問題文
口内炎及び口内炎用薬の配合成分に関する記述の正誤について、正しい組合せを選べ。
a 口内炎は、栄養摂取の偏り、ストレスや睡眠不足、唾液分泌の低下、口腔内の不衛生などが要因となって生じることが多いとされる。
b 口内炎は、口腔の粘膜上皮に水疱や潰瘍ができて痛み、ときに口臭を伴う。
c 口腔粘膜の組織修復を促す作用を期待して、アズレンスルホン酸ナトリウム(水溶性アズレン)が配合されている場合がある。
d 口内炎用薬であれば、ステロイド性抗炎症成分が配合されていても、長期の連用は問題ない。
選択肢
1:a:正、b:正、c:正、d:誤(正解)
2:a:正、b:正、c:誤、d:正
3:a:正、b:正、c:誤、d:誤
4:a:誤、b:誤、c:正、d:誤
5:a:誤、b:正、c:誤、d:正
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口内炎と口内炎用薬の成分【登録販売者解説】
正解の理由
口内炎用薬では、組織修復を促す成分と、ステロイド性抗炎症成分の長期連用に関する注意を区別します。
正しい組合せは1です。a・b・cは正しく、dは誤りです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第3章「主な医薬品とその作用」の「口内炎用薬」です。
解法ステップ
- aの「栄養摂取の偏り」「ストレスや睡眠不足」などは、口内炎の要因として手引きに挙げられています。
- bは「水疱(すいほう)や潰瘍(かいよう)」「痛み」「口臭」の説明が合っているかを見ます。
- cの「アズレンスルホン酸ナトリウム」は、口腔粘膜の組織修復を促す成分として確認します。
- dの「長期の連用は問題ない」は、手引きの長期使用に関する注意と反対です。
選択肢別の誤答解説
-
a:正しいです。
口内炎は、栄養摂取の偏り、ストレスや睡眠不足、唾液(だえき)分泌の低下、口腔内の不衛生などが要因となって生じることが多いとされています。 -
b:正しいです。
口内炎では、口腔の粘膜上皮に水疱や潰瘍ができて痛み、ときに口臭を伴います。 -
c:正しいです。
アズレンスルホン酸ナトリウム(水溶性アズレン)は、口腔粘膜の組織修復を促す作用を期待して配合される場合があります。 -
d:誤りです。
× 長期の連用は問題ない → ○ 長期連用を避ける必要がある
口腔内に適用する薬では、ステロイド性抗炎症成分が配合されている場合、その含有量によらず長期連用を避けます。
選択肢ごとの組合せも確認しましょう。
- 2は「a正・b正・c誤・d正」です。cは正しく、dは誤りなので、c・dが異なります。
- 3は「a正・b正・c誤・d誤」です。cは正しいため、cが異なります。
- 4は「a誤・b誤・c正・d誤」です。a・bは正しいため、a・bが異なります。
- 5は「a誤・b正・c誤・d正」です。a・cは正しく、dは誤りなので、a・c・dが異なります。
よくある誤解
- 「口内炎用薬なら、口の中に使う薬なので長く使っても問題ない」と考えがちです。ステロイド性抗炎症成分を含む場合は、含有量によらず長期連用を避けます。
- アズレンスルホン酸ナトリウムを、炎症を抑える成分とだけ覚えてしまうことがあります。この問題では、口腔粘膜の組織修復を促す作用が問われています。
- 「長期連用を避ける」を「含有量が多い場合だけ避ける」と読み替えないようにしましょう。「その含有量によらず」がポイントです。
補足コラム
口内炎用薬の成分は、目的で整理すると見分けやすくなります。
- 抗炎症成分:グリチルリチン酸二カリウム、グリチルレチン酸など。口腔粘膜の炎症を和らげます。
- 組織修復成分:アズレンスルホン酸ナトリウム。口腔粘膜の組織修復を促す作用が期待されます。
- 殺菌消毒成分:セチルピリジニウム塩化物、クロルヘキシジン塩酸塩など。患部からの細菌感染を防ぐ目的で配合されます。
FAQ
口内炎は、いつも同じ原因で起こるのですか?
いいえ。発生の仕組みは必ずしも解明されておらず、挙げられている要因のほか、疱疹ウイルスの口腔内感染や医薬品の副作用による場合もあります。
いいえ。発生の仕組みは必ずしも解明されておらず、挙げられている要因のほか、疱疹ウイルスの口腔内感染や医薬品の副作用による場合もあります。
アズレンスルホン酸ナトリウムは、目薬にも使われる成分ですか?
手引きでは、目の薬にも組織修復を促す成分として挙げられています。ただし、この問題で問われているのは、口腔粘膜の組織修復を期待して口内炎用薬に配合される場合です。
手引きでは、目の薬にも組織修復を促す成分として挙げられています。ただし、この問題で問われているのは、口腔粘膜の組織修復を期待して口内炎用薬に配合される場合です。
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