登録販売者 2026年 奈良・関西広域連合・福井 問53
問題文
歯痛・歯槽膿漏薬の配合成分とその配合目的との関係について、正しいものの組合せを選べ。
配合成分 配合目的
a カルバゾクロム 炎症を起こした歯周組織からの出血を抑える。
b ジブカイン塩酸塩 齲蝕により露出した歯髄を通っている知覚神経の伝達を遮断して痛みを鎮める。
c カミツレ 歯周組織の血行を促す。
d オイゲノール 冷感刺激を与えて知覚神経を麻痺させることによる鎮痛・鎮痒の効果を示す。
選択肢
1:(a、b)(正解)
2:(a、c)
3:(b、c)
4:(b、d)
5:(c、d)
🔒 解説は解答すると表示されます
歯痛・歯槽膿漏薬の配合成分【登録販売者解説】
正解の理由
カルバゾクロム=止血、ジブカイン塩酸塩=局所麻酔、カミツレ=抗炎症・抗菌、オイゲノール=殺菌消毒です。
正しい組合せは1です。記述a・bは正しく、記述c・dは誤りです。根拠は、試験問題の作成に関する手引きの第3章「歯や口中に用いる薬」です。
解法ステップ
- 「カルバゾクロム」と「出血を抑える」の組合せを確認します。歯周組織からの出血を抑える止血成分です。
- 「ジブカイン塩酸塩」と「知覚神経の伝達を遮断」の組合せを確認します。局所麻酔成分の説明です。
- 「カミツレ」の作用と、「オイゲノール」の分類を確認します。カミツレは抗炎症・抗菌作用、オイゲノールは殺菌消毒成分です。
- 正しいa・bの組合せを選びます。a・bを含むのは1です。
選択肢別の誤答解説
記述a
正しいです。 カルバゾクロムは止血成分です。炎症を起こした歯周組織(歯を支える組織)からの出血を抑える目的で配合されます。
記述b
正しいです。 ジブカイン塩酸塩は局所麻酔成分です。齲蝕(うしょく、むし歯)で露出した歯髄(しずい、歯の内部にある組織)を通る知覚神経の伝達を遮断し、痛みを鎮めます。
記述c
× カミツレ—歯周組織の血行を促す
○ ビタミンE—歯周組織の血行を促す
○ ビタミンE—歯周組織の血行を促す
カミツレは生薬成分で、手引きでは抗炎症・抗菌などの作用が示されています。歯周組織の血行を促す成分として挙げられているのは、ビタミンEです。
記述d
× オイゲノール—冷感刺激による鎮痛・鎮痒
○ オイゲノール—殺菌消毒
○ オイゲノール—殺菌消毒
オイゲノールは殺菌消毒成分です。冷感刺激による鎮痛・鎮痒作用を期待して配合される成分には、メントール、カンフル、ハッカ油などがあります。
組合せの確認
- 1(a、b):正しいa・bの組合せです。
- 2(a、c):cを含み、bを含まないため誤りです。
- 3(b、c):cを含み、aを含まないため誤りです。
- 4(b、d):dを含み、aを含まないため誤りです。
- 5(c、d):c・dを含み、a・bを含まないため誤りです。
よくある誤解
- 成分の分類と作用を入れ替える誤りに注意します。オイゲノールは冷感刺激成分ではなく、殺菌消毒成分です。
- 歯周組織の血行促進を、カミツレの作用と混同する誤りにも注意します。血行促進はビタミンEと結びつけて覚えましょう。
- 「歯周組織からの出血を抑える」という目的から、カルバゾクロムを止血成分と判断できます。
補足コラム
歯痛薬の局所麻酔成分には、ジブカイン塩酸塩のほか、アミノ安息香酸エチルやテーカインがあります。一方、オイゲノールは歯痛薬にも用いられますが、分類は殺菌消毒成分です。配合される薬の種類だけでなく、成分の分類も確認するのがポイントです。
FAQ
歯痛薬で、むし歯そのものを治せますか?
歯痛薬は痛みを応急的に鎮めるもので、むし歯を修復するものではありません。手引きでは、歯痛に対して歯科診療を受けることが基本とされています。
歯痛薬は痛みを応急的に鎮めるもので、むし歯を修復するものではありません。手引きでは、歯痛に対して歯科診療を受けることが基本とされています。
関連キーワード: 止血成分、局所麻酔成分、カミツレ、オイゲノール、冷感刺激成分

\ せっかくなら /
登録販売者を
クイズ形式で学習しませんか?
クイズ画面へ遷移する→
すぐに利用可能!
