登録販売者 2026年 奈良・関西広域連合・福井 問62
問題文
呼吸器系に関する記述の正誤について、正しい組合せを選べ。
a 喉頭は、鼻腔と口腔につながっており、消化管と気道の両方に属する。
b 咽頭は、発声器としての役割もあり、呼気で咽頭上部にある声帯を振動させて声が発せられる。
c 呼吸運動は、肺を構成する筋組織の拡張・収縮により行われる。
d 気管支が細かく枝分れした末端は、ブドウの房のような構造となっており、その球状の袋部分を肺胞という。
選択肢
1:a:正、b:正、c:誤、d:誤
2:a:誤、b:正、c:正、d:誤
3:a:誤、b:誤、c:正、d:正
4:a:誤、b:誤、c:誤、d:正(正解)
5:a:正、b:誤、c:誤、d:誤
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呼吸器系の構造と呼吸運動【登録販売者解説】
正解の理由
咽頭は鼻腔・口腔につながり、喉頭は発声を担います。肺自体に筋組織はなく、横隔膜などで呼吸運動を行います。
4の組合せが正しいです。aは誤、bは誤、cは誤、dは正です。根拠は、試験問題の作成に関する手引き(令和8年4月一部改訂)第2章「人体の働きと医薬品」の「喉頭、気管、気管支」「肺」の記載です。
解法ステップ
- aでは、「鼻腔と口腔につながる」という特徴がどの器官の説明かを確認します。
- bでは、「声帯を振動させる」役割を担う器官に注目します。
- cでは、肺そのものが自力で膨らむのか、それとも周囲の筋肉で動くのかを確かめます。
- dは、気管支の末端にある球状の袋の名称を確認し、記述を組み合わせます。
選択肢別の誤答解説
記述a
×「喉頭は、鼻腔と口腔につながっており、消化管と気道の両方に属する」→ ○「咽頭は、鼻腔と口腔につながっており、消化管と気道の両方に属する」
鼻腔と口腔につながり、食物の通り道と空気の通り道が交わる場所は**咽頭(いんとう)**です。喉頭は咽頭と気管の間にあります。
記述b
×「咽頭は、発声器としての役割もあり、呼気で咽頭上部にある声帯を振動させる」→ ○「喉頭は、発声器としての役割もあり、呼気で喉頭上部にある声帯を振動させる」
発声器として働くのは**喉頭(こうとう)**です。咽頭と喉頭は名前が似ていますが、声帯があるのは喉頭です。
記述c
×「肺を構成する筋組織の拡張・収縮により」→ ○「横隔膜や肋間筋によって」
肺自体には、肺を動かす筋組織がありません。横隔膜や肋間筋が働いて胸部が動き、それに伴って肺が拡張・収縮することで呼吸運動が行われます。
記述d
気管支が細かく枝分かれし、その末端のブドウの房のような構造にある球状の袋部分を肺胞といいます。記述どおりです。
組合せの確認
- 1:a・b・dを正としている点が、正しい判定と異なります。
- 2:b・c・dを正としている点が、正しい判定と異なります。
- 3:cを正としている点が、正しい判定と異なります。
- 5:aを正、dを誤としている点が、正しい判定と異なります。
よくある誤解
- 咽頭と喉頭を取り違えることがあります。「鼻腔・口腔につながる」のは咽頭、「声帯・発声」は喉頭と結びつけて覚えましょう。
- 「肺が呼吸運動をする」という表現から、肺自体に筋肉があると思いがちです。肺を動かすのは横隔膜や肋間筋です。
- dの「肺胞」は、気管支の枝分かれの途中ではなく、末端にある球状の袋部分です。
補足コラム
肺胞では、肺胞の壁を通して血液との間でガス交換が行われます。血液中の二酸化炭素が肺胞気中へ移り、酸素が血液中に取り込まれます。呼吸運動で空気を出し入れすることと、肺胞でガス交換を行うことは、別の段階として整理しましょう。
FAQ
Q. 咽頭と喉頭は、どちらも空気の通り道ですか?
A. どちらも呼吸器系に関わりますが、咽頭は鼻腔・口腔につながる部分で、喉頭は咽頭と気管の間にあります。
A. どちらも呼吸器系に関わりますが、咽頭は鼻腔・口腔につながる部分で、喉頭は咽頭と気管の間にあります。
Q. 肺胞は、息を吸うときに空気が通る管ですか?
A. 肺胞は管ではなく、気管支の末端にある袋状の部分です。血液とのガス交換が行われます。
A. 肺胞は管ではなく、気管支の末端にある袋状の部分です。血液とのガス交換が行われます。
関連キーワード: 咽頭、喉頭、声帯、横隔膜、肋間筋、気管支、肺胞

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